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2007年4月25日 (水)

今日も持ち合い。

“手前勝手な意見”との謗りを覚悟で言うと、ここ最近見聞きする日米の経済指標は、日本のそれは“いい数値”が多く、米国のそれは反対に、“良くない数値”が多いような気がする。

為替市場は微妙にそれを反映してドルが売られているが、相変わらず対円では大した動きにはなっていない。

昨日もロンドンのディーラーと大議論したが、“ドルがさらに下がる。”ことはお互いに意見が一致するが、ここからユーロ・ドルが上がるMagnitude.=(規模。大きさ。)と、ドル・円が下がるMagnitude.については意見が合わない。

彼は、皆さんの多くと同じように、

-ドルは下がる。=ユーロは上がる。

 但し、円は金利差が大きいので円の上昇余地は限られている。

 結果、ユーロ・円は上がる。

塾長の意見は皆さんよくご存知のように、

-ドルは下がる。=ユーロは上がる。

 昨年はドル安&円安で、ドル・円は結局上がったが、このトレンドはそろそろお終い。

 ユーロの上昇余地より、円のそれの方が大きい。

 結果、ユーロ・円は下がる。

それに何と言っても、欧州勢からのユーロ高・円安についてのComplaint.=(不満)は無視出来ない。

6月のサミットは要注意!

さあて、どうなるか?

ところでこのディーラー(と言ってもある銀行の為替責任者)、儲けに儲けまくっていますから、塾長は彼の意見はよく聞きます。

でも、今回は譲りません!

今日の相場は持ち合い。 動かないと思う。

さあ、決算資料の整理でもしよう。

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コメント

お久しぶりです。
今日は少し寒い一日でした。
金曜日の消費者物価指数と日銀の5月利上げ説をどうお考えですか。最近、私の周りでも大型ショッピングセンターの開店ラッシュで各ゾーンで客の囲い込みを急いでいるように見えます。来客数は増え総売上高は増えているのに客単価が減少傾向なのはどういうわけなのでしょう。物価上昇の要因はいろいろ揃ってきていると思うのですが。
ドル円は最近は避けています。山高からざれば、谷深からず。さほどの円高は無いのかなと考えていますが、触れなば落ちぬの状況に近づいてているようにも思います。
ポジションは方向がはっきりしているように見えるユーロドルと最近はめっきり変動率の低いランド円です。
ご意見を伺えれば幸いです。

投稿: 西 | 2007年4月25日 (水) 21:08

西さん、
5月の利上げの可能性は低いと思いますが、月曜日のレポートに以下のように書きました。
お断りしておきますが、これは全く個人的な意見ですからね。

*一部に5月の利上げ観測が有る。
大勢の見方は、利上げが有るとしたら参院選が終わった後の夏以降に行われるというものであり、5月の利上げ説は少数意見である。
個人的意見であるが、日銀は5月に利上げを“やってしまえばいい!”と思う。
経済成長率が米国と並ぶまで回復し、株価が堅調な中、我が国の0.5%の政策金利は異常に低い。
そもそもゼロ金利の時に、利上げを行う条件として、“物価の上昇”と“消費の拡大”を掲げたのが間違いの元であった。
この両方ともが儘ならない状況では、“公約どおり”利上げは出来ず、12月と1月の政策決定会合では利上げが見送られた。
別に自民党の誰かからの圧力に屈して利上げが出来なかったのではなく、自らが作った公約を守らざるを得なかったからである。
結局2月には0.25%の利上げが行われたが、決して“物価の上昇”と“消費の拡大”が目を見張るほど改善したわけでもなかった。
副総裁の1人が利上げに反対する異例の事態での利上げ決定であったが、その後何が起きたか?
利上げ直後に上海発の“世界同時株安”の煽りを受けて、一時的な株安・円高が進んだが、現在は殆どそのダメージから回復した。
要するに、利上げの悪影響など、何も起きなかったのである。
日本経済新聞社が20日にまとめた“社長100人アンケート”によると、全体の87%が国内景気の現状を“拡大している。”と回答し、戦後最長を更新している景気拡大局面が、さらに“1年以上続く。”と見る社長の比率が、前回調査時(2006年12月)の35%から44%に増加した。個人消費の拡大についても48%が“拡大している。”と認識しており、つい先だってまでの、企業経営者の異常なまでの“日本経済に対する慎重で悲観的な見方”とは大分違ってきている感じがする。
日銀が更なる利上げを行うことに反対する理由は無い。
日銀自らが、自分が自分で首を絞める結果となった、利上げの条件とした“物価の上昇”と“消費の拡大”の足かせを外せばいいのである。
大義名分は簡単で、グローバル・スタンダードに沿った“金利水準の正常化”と宣言すればそれでよいのである。
G7でも話題になったが、我が国の着実な景気回復は誰もが認めるところ。
そうであれば、健全な景気動向に沿った金利水準、そして為替相場に収斂するのは極めて自然なところであろう。
福井総裁はさらなる利上げをしたくて、したくてたまらない!
来年3月に任期が切れるまでに、少なくとも後2-3回の利上げを行いたいところであろう。
どちらにしても2月の利上げで、“ルビコン川”を渡った。
5月にも、またやればいいではないですか!
誰も反対しませんって!*

塾長は、ランド・円に関しては余り知識を持ちませんが、今日の野村さんのブログに面白い記事が有りましたよ。

投稿: 塾長 | 2007年4月26日 (木) 09:01

5月1日の三角合併解禁でこんな物を考えました

『史上最高値更新の米株』
『そこそこの円安』
『日本株の外人売り越し多い』

米国資本の陰謀?
高くなった米本社株で値上り鈍い日本株を
円安味方にM&A 老舗有名日本企業を
次々買収。
っで!サミットで一斉に円高に持って行く様、
強烈な脅し?メッセージ

後はやりたい放題の高笑い・・・
ひょっとして、米国資本と言うのは
地球規模で利益を出して居れば良いと考え
米国の不況なんて考えていないのかも

と言う事で、
サミット前までは『成る様になる円安』
後は『強制円高・なるようになるドル安』

これに、ポンド・ユーロが追随したら・・・
日本の市場、一時の賑わいの後、
…競争草刈場に成り果てそうな

投稿: 天鼓 | 2007年4月26日 (木) 15:26

天鼓さん、
恐ろしいシナリオですね。
もう外資にむざむざ銀行やらゴルフ場を喰い散らかされることは無いでしょうが、彼らにとって、日本アセットは円安状況も鑑みて、Cheap.=(安い。)と思っているでしょうね。
例のNHKの土曜日のドラマ(塾長には大変面白いドラマでした。)は終わってしまいましたが、極めて似た状況の会社は一杯あると思います。
* サミット前までは『成る様になる円安』
後は『強制円高・なるようになるドル安』*
については、全く分かりませんが、ご存知のように個人的には、サミット後の政治的なGlobal Imbalance.=(世界的不均衡)の調整(経常・貿易赤字、金利水準、そして為替水準)の議論には気を付けたいと思っています。

投稿: 塾長 | 2007年4月26日 (木) 15:37

5月1日の三角合併では、金融業界に限らず
日本のエネルギー・素材関連企業(輸入依存型企業)や
優秀な技術を持った製造業・広大な資産を持つ小売業
斜陽で苦しんでいる電器産業やメディア産業を
フローキャッシュを使わず買収出来るのは願っても無いチャンス

≪世界の大企業・時価総額ランキング(2006年6月)≫
1、エクソン・モービル    米/石油   3716億$
2、ゼネラル・エレクトリック 米/複合    3625億$
3、マイクロソフト      米/コンピューター 2811億$
4、シティグループ      米/銀行  2389億$
5、BP            英/石油 2332億$
6、バンク・オブ・アメリカ  米/銀行 2117億$
7、ロイヤル・ダッチ・シェル 英/石油 2112億$
8、ウォルマート       米/小売業 1968億$
9、トヨタ自動車       日本/自動車 1967億$
10, ガスプロム         露/石油 1963億$
・・・・
35. サムスン電子       韓国/製造 1072億$
・・・・
59. 三井住友 ファイナンシャルグループ  日本/銀行 818億$
60. グーグル         米/ITサービス 808億$

例えば、E・Mに拠るトヨタの買収と言う事も考えられる訳で
恐ろしい時代になってきたと思います。
日本の「失われた十年」バブル崩壊後に日本企業は不良債権の
手当てに没頭し、米資本は着々とM&A手法の習熟に没頭した訳で
あと、5年の猶予があれば日本企業も追いつくような気がします
今この時期に株式交換による企業合併は後世に禍根を残す
日本政府の判断ミスだと感じました。
福井総裁も5%とは言わないが、せめて2%以上にはしたかったのでは

と言う訳で、G・W明けのニュースとサミットは注目したいです
とは言っても、私自身直接的な影響は感じられませんが・・・(冷汗)

投稿: 天鼓 | 2007年4月26日 (木) 20:09

塾長
ご教示有難うございます。
私も利上げは行うべきだと思います。それは景気は拡大していても生産における単純労働の価値がますます低下してしているため賃金が上昇しないのだと考えるからです。やや社会主義的ですが企業利益を社会の低辺にまで再配分するには利上げが必要だと思います。
野村先生のブログは拝見しました。105/8を底値と想定して、積み上げてゆく戦略をとっています。

投稿: 西 | 2007年4月26日 (木) 20:33

天鼓さん、
* 福井総裁も5%とは言わないが、せめて2%以上にはしたかったのでは*
全く、同感です!
如何せん、デフレの期間が長過ぎた!
如何せん、不景気の期間が長過ぎた!

西さん、
今朝のブログにも書きましたが、学問的というよりは、感覚的にもやはり0.5%という政策金利は低過ぎると思いますよね。

投稿: 塾長 | 2007年4月27日 (金) 13:12

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