2008年5月12日 (月)

徒然なるままに。

面白ネタが無かったので、幾つかのトピックを徒然なるままに書いてみた。

トピックその1。
先日、ブログ仲間(実は、飲み仲間でもあり、ゴルフ仲間でもある。)のディープコンパクトさんとの議論で、“FXのスプレッドはコストではないと思う。”と断言したが、確かにディープコンパクトさんが指摘したように、話題になったUSドルと香港ドルの裁定取引を行うに当たっては、スプレッドをコストとして認識した方がよさそうである。
理由は、香港ドルがUSドルにペッグしており、このペッグが続くなら、反対取引を行った場合、諸にスプレッドを払わされるからである。
スプレッドとは、Two Way Price.のBid.=(買い値)とOffer.=(売値)の幅のことである。
例えば、ドル・円相場が102.87-91(金曜日のニューヨーク・クロージング)とQuote.=(提示)されれば、我々がドルを売ろうとすると業者のBid.である102.87で売り、ドルを買おうとすると彼らのOffer.である102.91で買うことになる。
スプレッドはこの幅の4銭を指す。
議論をした裁定取引をやってみよう。
ドル・円相場が102.87-91で、香港ドルが13.17-22でQuote.されているとすると、
102.91で1万USドル・円を買い、13.17で7.8万香港ドル・円を売ることとなるが、要するにUSドル・香港ドルを7.8140(102.91÷13.17)で買ったのと同じな訳である。
1年後に反対取引を行うとして、もしペッグが続いていたとして、ドル・円と香港ドル・円が同じだとすると(それはあり得ないが)、102.87で1万USドル・円を売り、13.22で7.8万香港ドル・円を買うことになるが、要するにUSドル・香港ドルを7.7814(102.87÷13.22)で売ったのと同じ訳である。
7.8140で買って、7.7814で売る。
わずか、0.4%とはいえ、確かにコストである。
塾長が“コストとは思わない。”と言った理由は、ぺッグではない通貨ペアー、例えばドル・円を例にとってみよう。
但し、これは議論になった“スワップ・ポイントを狙う投資勘定”での取引を前提としており、“高く売って安く買ったり、安く買って高く売る。”Capital Gain.狙いの取引のことを言っているのではない。(これだけ金利差が縮まれば、ドル・円でやる人はそう多くはなかろうが、あくまでも前提の話。)
ドル・円を単体で102.91で買うとすると、Bid.が102.87であろうが、102.81であろうが、102.90であろうが、全く関係ない。
買った相場である102.91は102.91。
1年後に円高になって、102.91以下で売る羽目になれば、Too bad.=(残念)。
逆に円安になって、102.91以上で売れれば、Jolly good !=(良かったね!)
買った相場が重要であって、スプレッドなんて関係無い。
コストだとは思わない。
ちょっと、無理な議論だったかな?
沢山、反論が来そうですね。

トピックその2。
土曜日に、ニッサンのディーラーから電話が掛かってきた。
T君といい、カトパーと同い年の若いが大変誠実なディーラーである。
2006年の春に、このT君からフェアレディーZ・Type G.という限定車を買った。
中々気に入っていたが、2007年の秋に、レーシング・カーをディチューン(市街地での走行用に、わざと出力を落とす。)した380RSが発売されると聞き、是非それを手に入れたいと思った。
ところがこの380RS、人気抜群で購入するのに抽選があるという。
塾長はこう見えても、元為替ディーラー。
買うか、買わないかは自分で決める。
“買えないかも知れない代物”には興味は無い。
これ以上詳細をここに書くと、カンケイシャにご迷惑が掛かるので省略するが、結果はご存知のように無事に380RSは2007年9月に納車された。
大変気に入っている。
実はこの380RSは、T君からは買わなかった。
彼はその理由を知っており、全然腐りもせず、“またニッサン車をご購入の折は宜しくお願いします。”と非常に礼儀正しかった。
あれからかれこれ一年近く経ったが、全く没交渉だった塾長に突然電話が来たのである。
“酒匂さん、私からお求め頂いたフェアレディーZのオイルとかメインテナンスのクーポンはどうされましたか?”と聞く。
最近は新車を買うと、何年分かの只のオイルとかメインテナンスのクーポンを呉れるのである。
前のZは一年足らず(走行距離8千キロくらい?)しか所有していなかったから、恐らく無料の1千キロの時を除いて、3千キロと5千キロ点検の時にしか使っていないから、確かにクーポンが残っていたかも知れないが、全く気にもしていなかった。
“ああ、あれは車を売却した時にそのまましておいたよ。”と言うと、“では、クーポンを再発行して残額分を現金でお返しします。”と言う。
勿論大した額ではないが、それでも“2~3ワイン”=(3~4万円)くらいの価値があるらしい。
“ああ、そう。では迷惑でなければそうして。”と答えたが、これ凄いと思いません?
-よくぞクーポンを使い切っていないと覚えていた。
-1年間も没交渉の客にわざわざ連絡してきてくれた。
もしかして、こういったサービスが普通のことなのかも知れないが、凄く嬉しかった。
次に何時ニッサン車を買うかは知れないが、もし買うとしたら絶対に彼から買ってやりたいと思う。

トピックその3。
LPGA(女子プロ・ゴルフ)の今年最初のメジャー戦、“ゴルフ・サロンパス杯”で福嶋晃子プロが、プレーオフの末、2006年と2007年の韓国の賞金女王である申ジエプロを制して優勝した。
テレビで観戦していたが、手に汗握る接戦だった。
最後は、福嶋プロがボギー・パットを沈め、楽々入れるだろうと思った約60センチくらいの同じくボギー・パットを申プロが外した。
勝利インタビューで福嶋プロが泣きながら、“今までの勝利で一番嬉しい。恐らく今晩一晩中嬉しくて泣き続けていると思います。”と言って、本当に喜んでいた。
ちょっと、こちらもホロリと来た。
おめでとう!!

トピックその4。
先週、ブログでさらりと触れた、我が国の有力企業が海外の子会社に貯めている10数兆円の利益分のレパトリの話が、海外でも相当話題になっている。
何せ、我が国1年分の貿易黒字額と同じ。
無視は出来ない。
でも、このレパトリが起きるとしても、早くて2年後。
難しいのは、市場はそういった先の話も織り込むように動くことがあること。
BISの円買い。
政府系ファンドの円買い。
日本企業の海外子会社からのレパトリ。
金利差やファンダメンタルズだけでは説明の出来ない円に対する需要もあるのだなあと覚えておきたい。

トピックその5。
昨晩、沢山買い込んだカリフォルニアのFranciscan.を飲んだが、一昨日のシャトー・マルゴーの余韻が強くて、どうしようもない。
味はまあまあだが、香りがさっぱり。
癪だが、やはり高いワインはいい。 たまには高いワインを空けるのもいいことだ。

         寒くて参っている塾長。

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2008年5月 5日 (月)

FXとマージャン。

先日、日々の“独り言・ブログ”で、“FXとマージャンの通ずるところ。”について尋ねられ、大喜びでお答えしたが、ほんの触り程度しかお答え出来なかった。
“週刊・独り言”のネタにしたいなあ、とぽろっと本音を吐いたが、やはり実行することにした。
やはり、北海道大学・経済学部・マージャン学科を卒業した塾長には、“血沸き、肉踊る。”テーマなのである。
実は以前にも触れたが、実際“FXとマージャンとの関連”は極めて高いと思う。
昨今の、“日経平均&米国10年債とドル・円相場の相関”ほどではないが、よく似ている部分がある。
お断りしておくが、マージャンが強い人がFXで勝てるかどうかは知らない。
逆に、塾長が知っている優秀なFXディーラーと言われた人達は、例外無くマージャンが強かった。
やっぱり、勝負勘とか場の雰囲気とかを読むのに長けているからだと思う。

では、FXとマージャンのどこがどう似ているのかをご披露しよう。

-両方とも手ごわい相手がいる。
 FXでは、市場という大きな相手がおり、マージャンでは3人の敵がいる。

-勝負事の常であるが、冷静さを失ったら負け。
 人間の性(さが)であるから仕方ないが、勝っている時は有頂天になり、負けている時は気分が悪く、人に当たり散らすヤツがいる。
 挙句の果てに、負けていることを他人のせいにしたがる。
 マージャンでツモラレルのは仕方ないが、自分で打ち込んだくせにカッカする。
 FXで、自分が作ったポジションが逆に行ってしまい、自己責任なのに市場のせいにする。

-マージャンをやる時は、“ポン、チー、ロン。”の三つの言葉さえあればいい。
 “あそこで、あれを切ったからどうだ、ぐだぐだ…………….。”“俺はこんなに高い手をやっているのに、安い手で上がりやがって!”などと喋るヤツがいるが、ウルセー!
 FXも、解説は要らない。勝っても、負けても黙っていれば宜しい。
 大体、勝っている人は静かにしているものである。

-メンタンピン・ドライチでテンパイし、同じ待ち牌であっても、周りの状況は必ず違っ
ている。
   今、トップなのか? それともビリなのか? 黙テンでザンクの手で勝負をする価値はあるのか?
 104.70~80が暫くドル・円の上値であったが、それが切れた。
 輸出筋はドルを売ってくるのか? 個人投資家は円売りを続けるのか? 
 同じ相場でも、市場の雰囲気は全く違う。

-リャンウーパー・ピンの三面チャンであっても、待ち牌が10枚場に切られていたら、待ち牌はあと1枚しか無い。
 逆に、ペンチャン、カンチャンでも1枚も場に牌が切れていなければ、上がれる確率はサンメンチャンより大きいかも知れない。
 2003年から2004年に掛けて、当局が35兆円もの円売り介入を行っても円高は続いた。 
 2005年に個人投資家が“たった”数兆円ほど円を売っただけで、120円までドルは上昇した。 市場の需給をよく見極めたい。

-“ハイ・リスク&ハイ・リターン”がいいか、“ノー・リスク&ノー・リターン”がいいか?
 どちらも駄目。
 マージャンでも、FXでも、リスクを上手く管理しながら、よりよいリターンを得られるようにしなければ、絶対に勝てない。
 マージャンでは、降りてばかりいれば勝てないが、千点の手で親に向かって行くのは無謀というもの。配牌を見て、“あ、これは上がれないな。”と感じたら、最初から降りることを意識しながら打っていく。
 FXでは、“あ、これはいかんな?”と思ったら、損切る。
 突っかかっていくと、傷口を広げるだけ。

-両方とも、完璧なお手本というものが無い。
 卑怯な言い方だが、“感性”というものが必要な時がある。
 一生懸命本で知識を得ても、それがいつも通用するとは限らない。
 ルールを理解するために本を読む必要はあるが、その応用は自分で取得しなければならない。

-ビギナーズ・ラックはそう長くは続かない。
 マージャンは腕が7割で、ツキが3割の勝負事だと思う。
 いくら上手でも、ツキがないと勝てないことがある。
但し、長く続けていると“必ず!”結果的には上手な人が勝つ。
FXには、ツキなどという下衆な要因は無いかも知れないが、買っている時でも、負けている時でも勝負からの引きどころが極めて重要である。
上手な人(プロのディーラー)でも負けるが、負け方が上手い。要するに、利益が大きくて、損失が小さい。
逆に、下手な人(アマチュア・ディーラー)は、負け方が下手で、利益が小さくて、損失が大きい。

-常に明日がある。
 夜の11時になったから、そろそろ終わりにしようとすると、“あと、ハンチャンお願い! 俺、こんなに負けてんだよ。”と泣きを入れるヤツがいる。
 大体、こういうヤツはもっと負けるものだ。
 そもそも、あとたったのハンチャン2回で、一晩の損を取り戻そうなんていう僭越な考えが気にくわない。
 もう今晩の負けのことはすっぱり忘れて、次回に賭ければいい。
 FXも同じ。
 “俺が売ったんだから、相場は下がる筈だ!”と思い込んで、損切りをしないでナンピンで売り上がっていき、傷を深くする。
 一旦ポジションをSquare.にして、頭を冷やせばいいのだ。

-上手な人の技術を盗む。
 マージャンは、4組の組み合わせをなるべく早く、そして高い手を作るゲーム。
“好牌先打”と言って、その4組には関係ない牌は真ん中でも何でも、早く場に捨てる。
傍テンと言って、4を切って、3~6で待つのはヘボな証拠。
何故傍テンになるかというと、最後の最後まで4,4,5と持っていてテンパイしたから余った4を切って3~6待ちになっただけ。
大体不要なのに長く持っていた4で打ち込むケースが多い。
上手な人は、ここら辺の打ち方が大変上手である。
後ろで見ているとよく分かる。
そういった技術を盗みなさい。
FXに関しては、上で言ったように上手な人(プロのディーラー)は損切りが上手い。
アマチュアが唯一真似が出来るのは、“損切りのルールを作って、それを遵守する。”こと。
そう難しくはない筈なのにそれが出来ないのは、直ぐにルールを破ってしまうから。
スポーツでルールを破ると失格になるが、FXは“自分の金”なので、ついつい甘くなってしまうが、それは駄目!

あれれ、3ページにもなってしまった。
ね、相通じる点が多いでしょ?
マージャンを知らない人には、チンプン・カンプンだったでしょうか?

 ゴールンデン・ウィークだというのに、はなの散歩以外には一歩も外に出ていない塾長。

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2008年4月28日 (月)

セミナー、”応用編”。

先週の木曜日に、“FX入門・基礎編”の第二弾として、“応用編”なるセミナーを開催した。
“基礎編”の“応用編”とは、これはちとややこしいし、両方とも参加される方の人数は少ないであろうから、この“応用編”で何を話そうかとちょいと迷った。
結局は、前回のおさらいをして、その後はブログで募集したご質問にお答えすることにした。
今週の“週刊・独り言”は、この二つのセミナーで何を話したかをまとめてみたいと思う。
中・上級者と、セミナーにご参加なさった方々はご覧になる必要はありません。

*前回の“基礎編”のおさらい。
-如何に、安全かつ効率よくFX投資をするか?
 ・財務省がFX業者に与える免許は、その業者の安全性を保障するものではない。
・ スプレッド、手数料は業者を選定する際の重要な要素であるが、執行がうまくいかないと意味は無い。(いざという時に、約定出来るか?)
・ システム安定の重要性。
-自分の投資目的は何か?
・ 純粋なスワップ・ポイント狙い?
高金利通貨ならどれでもいいのか?
適切なレバレッジはあるのか?
円安時に利喰う必要は無いのか?
円高時に損切る必要は無いのか?
・ 純粋なCapital Gain.狙い?
どの通貨が一番妙味があるのか?
適切なレバレッジはあるのか?
利喰い・損切りのタイミング。
本業との両立。(一日中、値動きを追うことが出来るのか?)
・ その両方?
長期投資で行くか?(スワップ・ポイント狙い?) 円売りだけ。
短期投資で行くか?(Capital Gain.狙い?) 円も買おう。
・ 目標をどう定めるか?
100万円の投資資金を150万円に出来るか?
年率10~12%のリターンでは不服か?
-損切りの重要性。
・ チャンスは一月20回ある。
・ 損切りをすれば、驚くほど相場がよく見える。
・ 評価損と実現損は同じもの。
-利喰いの難しさ。
・ 早過ぎると、大魚を逸する。
・ 遅過ぎると、絵に描いた餅になる。
・ 自分の損益管理をしっかりする。


* ご質問にお答えした“応用編”。
・(トレンドとは何か?)
 トレンドとは、相場の方向性を示すもの。昨年までは、非常に明らかな円安トレンドであったが、大きく転換した。果たして、本物の円高トレンドになったか?
 トレンドがはっきりしない時は、レンジ取り引きとなる。そしてそのレンジは、必ず破られる。
 95円台を付けた後、ドルが急激に戻したが、再び円安トレンドに戻るとは思わない。
何れ、92円を切るであろうとの相場観は変えていない。

・(あれだけ悪い結果が出ているのに、ドルが上昇傾向であるが、現在の市場の見方はどうなっているか?)
  いつも木曜日に会う現役ディーラーの多くが、依然としてさらにドルが下がると思っている。現在は、金融システム安定に市場の目が向いているが、アメリカ実体経済の悪さはこれから露呈すると思われ、ドルの下落傾向は変わらない。
  ただ、今回のG7での声明文には敬意を払うべきで、ユーロの上昇とドルの下落のピッチは穏やかなものになる可能性がある。

・ (ついついレバレッジを掛け過ぎたり、損切りを躊躇してしまうが、短期トレードと中・長期トレードの違いや、損切り、レバレッジの掛け方、資金に見合った取り引きなどを教えて欲しい。)
そもそも短期トレードと中・長期トレードの違いとは何か?
さ・さっと短期にCapital Gain.を狙う積りが、ついつい損失が出て切るに切れなくなって、仕方なく中・長期のトレードになってしまっているのではないか?
基本的には、中・長期のトレードは投資目的の取り引きであるべきで、多少の相場の動きで動揺するようなポジションを持ってはいけない。
多くの人が、レバレッジの掛け方を間違えている。
スワップ・ポイント狙いのポジションに大きなレバレッジを掛けるのは、借金をして預金をするようなものである。
“下がったら売り。”、“上がったら買う。”という、ここぞという時にこそ、大きなレバレッジを掛けるべきである。
資金に見合った取り引きとは、ずばり分相応のポジションしか取らないということ。
相場の上げ下げで、ドキドキ・ハラハラするような無理はしない。
財力と胆力があれば、自己責任で何をやっても良かろうが、中々そうは行かない。

・ (ドル・円をショートにするとスワップがマイナスになってしまうが、それは気にしないのか?)
  勿論、気にしない筈は無いが、要はCapital Gain.=(ドルが下落する事によって得る為替差益)が、支払うスワップ・コストより大きければ、それでいいではないか?
  金利差が年3.65%だとすると、毎日0.01%で、一月約0.3%のスワップ・コストを支払わなければならないが、もし一月で1%もドルが下れば(例えば、110円から108.90まで下れば)その方が利益が多いではないか?
   多くの個人投資家が昨年までの円安相場に慣れてしまって、スワップ・ポイントを得ることだけにしか目が向かなくなっている。

・ (資料などを作る際にはタイトルを“理想のトレード”などに変えれば、初心者の皆   さんが自発的にデモでじっくり試してみようと思うのではないか?)
“理想のトレード・モデル”なんて、有りませんって!
そもそも、モデルどおりに相場は動かない。
閉めてみて、利益が上がれば“いいトレード”。
損失を被れば、“悪いトレード”。

・ (FXで利益を上げながら、家族を養う。=(FXで生計を立てる。)ことを夢見てい  ますが、如何でしょうか?
  お止めなさい。 無理です。
  短期間は上手く行くかも知れないが、家族を養うほどの利益を恒常的に上げ続けるのは至難の業だと思う。
  手元に5億円くらい余裕資金が有って、それを自由に使ってもいいのなら年間2千万円くらいの利益を上げることが出来るかも知れない。

・ (塾長はテクニカル分析をしないそうですが、どうしてですか?)
理由は簡単で、テクニカル分析、特にチャートは過去の相場を見ながら将来の動きを予測するもので、突発的な外的要因に全く無力だからである。
典型的な例は、過去の相場の動きに関係なく行われる為替介入や、9.11などの地政学的リスクが発生した時。
 但し、テクニカル分析を使っている人達が多いのも事実であり、彼らの意見を尊重することは大事だと思う。

まだ幾つかのご質問があったが、今回はこれくらいで終わりと致します。
まあ、普段いつも言っていることばかりなので、“またかよ!”と思われる方々も多かろうが、ご容赦!

世の中、ゴールデン・ウィークで浮き浮きしているが、相場は相変わらず難しい。
余り、無理をしないで、“Happy Golden Week !”

          ゴールデン・ウィーク中に、なーーんも約束が無い塾長。

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2008年4月21日 (月)

痘痕(あばた)も靨(えくぼ)

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”痘痕(あばた)も靨(えくぼ)”

恋する者の目には、相手のあばたでもえくぼのように見える。ひいき目で見れば、どんな欠点でも長所に見えるということのたとえ。
      大辞泉


先週、米主要金融機関の1~3月期の業績発表があり、何れも赤字や減益決算となり、リスク資産の削減や大幅なリストラを迫られることとなりそうである。
これらの発表を受けての株式・為替・債券市場の反応は大変興味があるものであった。
株は買われ、ドルも買い戻され、債券は売られて利回りは上昇した。
その背景は、“元々、決算の数字は悪いと思っていた。これで、悪材料が出尽くした。”と市場が反応したらしい。
へーえ、そんなものかなあ?
悪いものは悪いのではないのか?
人員削減などのリストラは間違いなく将来的な経費の削減となり、その金融機関にとっても、また市場にとっても“いいニュースだろうな。”とは思うが、リスク資産に限らず、バランス・シート改善のための“通常の資産”の削減が進めば、企業に対する貸し出しの減少、個人に対する住宅・自動車・クレジットカードなどへの与信枠の締め付けなどにより、米国実体経済に対する悪影響は計り知れないものになるのではなかろうか?
以前、市場の関心は“マクロから金融”にシフトしており、将来起こるであろう景気減退=(マクロの悪化)よりも、現在の信用不安の減退=(金融安定)を評価しているのであろうか?
まさに、痘痕(あばた)があるのは歴然としている=(今もひどいし、もしかして将来的にもまだ不安であるが)のに、靨(えくぼ)のように見える=(一時心配された、金融機関の連鎖的な倒産とか、吸収・合併の不安が殆ど無くなった。)ということか?
まあ、人間、好きになってしまえば盲目的になるらしいから、仕方ない。
今は、何を言っても駄目!
Leave them alone.=(放っておきなさい。)
でも、反対に一旦嫌いになったら、怖いことになるのではなかろうか?
元々靨(えくぼ)ではなくて、痘痕(あばた)だったんだから、“お前、あっちへ行け!”なんてことになってしまう可能性は大ではなかろうか?

先週、そして今週と矢継ぎ早に上の米主要金融機関や、欧州の有数の大手金融機関の資本増強に手を貸した、Sovereign Wealth Fund.=(政府系ファンド)が来日している。
塾長もそのファンドの一つに今日の午前11時から会うことになっているが、彼らの狙いは何であろうか?
我々の感覚で言えば、“日本の金利は低いし、株価はとんと上がらない。それに、あんなに政治がゴタゴタしている国の通貨なんて買ってどうするの?”という気がするが、彼らが目指す健全なポートフォリオ・マネジメント=(資産運用)とは、そんなに簡単なものではない。
彼らは数年のスパンでの運用を考えているから、短期的な相場の文(あや)には余りバタバタしない。
昨年までのドル安&ユーロ高の要因の一つは、中央銀行や政府系ファンドがドルからユーロへのシフトを行ったことである。
彼らは、依然としてドルは減価すると思っているが、昨年までのようにユーロをドルのAlternative.=(代わりとなるもの)として買い続けるということは無いかも知れない。
断言は出来ないが、人民元を代表とするアジア通貨(勿論、円も含む。)に通貨シフトの戦略を変える可能性はある。
先週もちょっと触れたが、ドル安が続き、ユーロが頭を打って(そんなに生易しいものではなくて、ユーロが結構下がる?)、人民元と円が強くなることもあるかも知れない。

         ドル高・円安になったが、割合達観している塾長。

p.s.
こういう相場が難しい時こそ、“癒し”が必要だと思って、はなの写真を載せました。

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2008年4月14日 (月)

その道の達人。

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毎週火曜日に、月曜日までの約6ヶ月間の日経平均&米国10年債の利回りとドル・円の相関を面白く表したチャートをブログに掲載していたが、どうもピントがずれて、綺麗にならない。
細かい数字や線を写そうと近くで撮ると、ピンボケになってしまうのである。
ブログの読者から、アイディアを頂いた。
“カメラのメニュー・ボタンを押すと、マクロと書いたチューリップ・マークがあるでしょ。それにして撮ると、接写が出来ます。”というものである。
やってみた。
大成功。
先週のブログの写真は、綺麗でしょ!
“へーえ。達人は凄いな!”と感心したが、その他にも皆さん方から色々なアドバイスを頂いた。
ただ、如何せんよく理解出来ない言葉が多いし、自分が使いこなせる訳は無い。
そもそもマニュアルが詳し過ぎて、読んでいて嫌になってしまい、途中で、“まあ、いいか。普通の写真を撮るのに支障は無いわい。”と変に妥協して、怠惰になってしまう。
実は、あの後カメラのマニュアルを見直してみると、マクロにしなくてもシャッターを半分押すと、近かろうが、遠かろうがカメラが焦点を合わせてくれる。
上の写真はそのハーフ・シャッターで撮ったもの。
車はもっとひどい。
塾長は、プリウスとフェアレディーZ・380RSの2台を所有しているが、各々マニュアルが3冊ずつある。
厚さにして2台分で約6センチもある。
これを総て読んで理解して、完璧に使いこなせると思います?
車の“取扱説明書”はちゃんと読まないと、安全に車が運転出来ないから、まあこれは読むが、“ナビゲーション・システム”とか、“マルチ・システム”なんて一回も目を通していない。
で、別に困ったことは無い。
さて、こういった物、或いは車を操作する時に、総てを理解して、完璧につかいこなせる“達人”になる必要はあるのであろうか?
恐らく、付いている折角のFacilities.=(利器)の20%くらいしか使い切っていないと思うが、別にどうってことはない。
“え、こんな使い方もあったのか?”とか、
“え、こんなものも付いていたのか?便利だなあ。”ということはあろうが、別に不自由を感じなければいいではないか?
カメラや車は、総てを理解していなくても何とか操作出来るからいいが、PCや携帯電話、最近手に入れたi PODなどは、これはもう全くお手上げ。
ちょっと操作を間違えたり、やり方を理解していないとうんともすんとも言ってくれない。
これは、もう達人のお教えを請うより他はない。
そして、塾長は素直に“ご免なさい。チンプンカンプンです。2時間あれやこれややりましたが、全く動きません。どうぞ、お助け下さい。”と頭を下げる。
そして、今回の塾長の“接写出来ない問題”のように、達人は数秒で問題を解決してくれる。
総ての問題の解決を達人に委ねる積もりは無いが、センスの無い素人が無駄な時間を費やしてグダグダするよりは、分からない時は達人に任せればいいんだなと思う。

さて、為替には中々達人は居ない。
塾長のように、為替取引経験の長いディーラー、或いは元ディーラーはゴマンといようが、達人は少ない。
商品そのもの(為替取引のやり方も含め)は極めて単純で、理解するのは難しくはないが、応用が多過ぎる。
決まったマニュアルが無い。
G7共同声明で、“主要通貨の急激な変動が経済や金融の安定に与える影響を懸念。引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。”とあるが、これをどう理解し、評価するか?
ドル・ブルは、
-“良し、良し。7年7ヶ月ぶりにG7において、為替相場の急激な変動に対しての懸念を表明した。適切に協力ということは、もしかして強調介入でもするのかな?これで、ドルの下落に歯止めが付くだろう。”と思い、
ドル・ベアは、
-“全く、Nothing new.=(何も目新しいものは無い。)
懸念するのは当たり前。
で、何をどうするんだ?
トリシェは、“ドルの金利がさらに下がり、ユーロの金利が下げられないのなら、ドルがユーロに対してさらに下がっても仕方ないだろう。”と思っているし、アメリカは口先では“強いドルはアメリカの国益である。”と言いながら、実はドル安が外需を引っ張って景気浮揚を助けることは重々承知している。と冷ややかに見ている。
そして、このドル・ブル、そしてドル・ベアとも為替の長い経験者であるが、決して達人ではない。
どうしてか?
だって、どちらとも達人として完璧なアドバイスを他人に出来ないではないか?
そもそも、完璧で正しいアドバイスなんて無い。
“いいから、もうここで損切りをしなさい。”とアドバイスをして逆に行ったら恨まれるし、アドバイス通りに切って、“ああ良かった。”と思っていたら、直ぐに相場が反転して元の木阿弥どころか、“何もしなければ良かったのに。”と思うことはしょっちゅう。
そうですよね。
皆さんも、決して為替の達人になろうなどと考えないで、難しいところは人に任せて、“いいとこ取り”だけすれば結構!
そして、分からないことはどんどん“経験者”=(決して達人ではない。)に質問すれば宜しい。
多くの場合、その分からないことはそんなに難しいものではなく、経験者は直ぐに答えてくれる。
但し、それがPerfect solution.=(完璧な答え)かどうかは保証は無い。
そもそも、為替にはPerfect solution.は無い。
ドルをショートにしていれば、ドルが下がればPerfect solution.
ドルをロングにしていれば、ドルが上がればPerfect solution.

結果が総て。


  とは言いながらも、何人かの為替の達人を知っている塾長。

(写真の1枚目はディジタル・カメラのマニュアル。
 2枚目は見難いが、ハーフ・シャッターで接写が出来る、との解説。
3~4枚目はプリウスのマニュアル。
そして、5~6枚目は380RSのマニュアル。実は、その他に、“380RSは暖機運転が必要です。”などの説明書もあった。)

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2008年4月 7日 (月)

優勝、おめでとう!

LPGA=(日本女子プロゴルフ)の、“ヤマハ・レディース・オープン葛城”で、山口裕子プロが優勝した。

http://www.lpga.or.jp/

おめでとう!!  パチ、パチ、パチ !!
日曜日のブログで大声援した甲斐があった。
日曜日の午後は、外為さん主催の、“東京国際フォーラム”で開催された“TOKYO GAITAME SHOW”に出演したので、生のテレビ中継を見ることが出来ず、DVDに録画していたものを帰宅してから見た。
山口プロ、優勝はしたものの、一時は危うかった。
最終日、2位に4打差でスタートし、一時はさらに2打差を広げて、6打差まで広げたらしいが、テレビ中継が始まった14番ホールでは、何とたったの1打差!
インに入って、ボギーとダブル・ボギーを二つずつ叩いて、一気に2位との差が縮まったのだ。
山口プロには悪いが、正直言って最初は“あ、これはやばい展開だぞ。”と思った。
彼女は、プロに転向して以来、最終日の最終組で13回回っている。
言い換えれば、優勝のチャンスが13回あったが、2001年に初優勝して以来、7年間も優勝から遠ざかっていた。
山口プロとは、何回か一緒に食事をしたり、また数回ゴルフのラウンドをご一緒したが、
ボーイッシュな顔立ちからは考えられないほど優しくて、いい子である。
気が弱いかどうかはよく分からないが、勝負どころで優勝争いをすると、相当緊張して自分が持っている実力が発揮出来ないということはあるかも知れない。
所謂、“緊張して上がっちゃう。”という現象であろうか。

自慢ではないが、塾長は“上がらない。”
日曜日も、東京国際フォーラムにおいてのセミナーで、千数百人の前で話をしたが、全然平気である。
テレビ中継も平気である。
一度なんかは、生番組中にコマーシャルが終わって本番が始まったのに気付かずに、携帯でメールを見ていたら、“酒匂さん、本番が始まっていますよ!”とキャスターに注意された。
素人なのに、その図々しさは、“前代未聞”であったそうな。

かくいう塾長もフツーの人の子。
ある出来事が起きるまでは、人前では“上がる。”ことはしょっちゅうであった。
あれは、確か1987年か1988年であったと思うが、東京でACI Congress=(世界中の為替ディーラーの親睦団体の国際会議)が開催された時、セミナーのコーディネーターを仰せつかった。
会場には2千人くらいの世界中からの為替ディーラーが集まり、テレビ・カメラが10台くらい前列に並んでいた。
セミナーでのスピーカーは、元財務官の行天豊雄氏、上智大学のウイリアム・クラーク教授、そしてMr.Walkman.ことソニーの創業者の一人である盛田昭夫氏であった。
お一人が45分間の持ち時間のうち、30分がスピーチ、そして15分間が質疑応答という形式でやる積もりであったが、とんだハプニングが起きた。
控え室から演壇に向かって4人で歩いている最中に、盛田昭夫氏が、“ねえ、酒匂君。悪いけど、僕は質問は受けないよ。その代わりに、ぴったり45分間話をするから大丈夫だよ。そして、直ぐに退場するよ。急用が出来たとか何とか言って、場を取り繕ってよ。”と突然仰った。
“え? どうして質問を受けないのですか?”と聞くと、“僕はスピーチで、君たち為替ディーラーのことをぼろくそに言う積もりだ。必ず頭に来て反論する奴等がいるだろうから、面倒くさいから逃げるんだよ。”とニコニコしながら答えられた。
どうしよう、と思った。
セミナーが始まるまでに後数分しか無いんですよ!
英語でやるんですよ!
段取りはすっかり頭に入れて、何を話すかはもう決めていたんですよ!
頭が真っ白になった。
壇上に上がったが、足が震えてどうしようもない。
テレビ・カメラのライトが一斉に点灯されて、前が一切見えない。
一番目のスピーカーである盛田昭夫氏の紹介は出来たが、スピーチのタイトルを紹介するのを忘れた。
盛田氏がこちらを向いて何か冗談を仰って、会場がどっと沸いているのに、すっかり上がってしまって何も聞こえない。
手もぶるぶる震えている。
数分経って、タイトルの紹介を失念したことに気付いた。
“しまった。 どうしよう。”
10分くらい経って、何とか落ち着いてきた。
会場にいる、顔見知りのディーラーにも気付くようになった。
盛田氏の流暢な(決して発音は綺麗ではなかった。)英語も、総て耳に入りだした。
“うーん、大失敗をやらかしたけど、盛田さんが悪いんだ。あんなことを数分前に言うなんて、お人が悪い! そうだ、俺はプロの司会者ではない。日本・フォレックス・クラブを代表して、ボランティアで引き受けただけだ。 失敗したって別に失うものは無いや。What the hell !!=(どうってことは、ねーや!)
スーッとした。
もうこうなったら、こちらのもの。
盛田氏のスピーチのポイントは、“我々物づくりをする者は、寸暇を惜しんでコスト削減に励み、いい商品をなるべく安く提供しようと努力している。 一年掛けて、5%のコスト削減をすることだって大変なんだ。 ところが、あんたら為替ディーラーはマネー・ゲームをやって、たった5分間で為替の価値を変えて儲けようとしている。 けしからん!”というものだった。
まあ、時はプラザ合意の後、どんどん円高が進んでいる時であったから、面白くなかったのであろう。
案の定、会場がざわめいた。 でも、皆笑っている。 正に、その通りだ、と皆思ったのであろう。
結局、約束どおりぴったり45分間のスピーチを終えられた。
当初のスピーチのタイトルは忘れたが、極めて真面目なものであった。
よし、一発リカバリー・ショットをやってやろうと決め、盛田氏がスピーチを終えられた後、“最初にスピーチのタイトルをご紹介するのを忘れて失礼しました。でも、本当のタイトルは、*FX Dealers ruin Manufactures 1 year effort within 5 minutes.*=(為替ディーラーは、物づくり手の1年の努力を5分でパーにする。)ですね、と言ったら再び会場が沸いた。
そして、盛田氏が直ぐに退場されたが、塾長のところにわざわざいらして、“良かったよ。 俺の言いたかったことを最後に一言でまとめてくれた。”と耳打ちされた。
飛び上がるほど、嬉しかった。
結局、盛田氏が退場された後は3人でセミナーを進めたが、後は楽勝。
冗談まで言えるほどリラックス出来た。
この一件以来、人前で上がるということは全く無くなった。
“どうせ、俺はアマチュアなんだからプロの司会者のようなことが出来る訳が無い。”と開き直ったからである。

恐らく山口プロはこれからも何回も優勝するであろう。
試合後のインタビューで、7年間優勝から遠ざかっていたことなどおくびにも出さずに、“また優勝を狙います!”と言い切った。
何かが吹っ切れたのであろう。
いい笑顔であった。
それともう一つ印象的であったのは、優勝を決めた瞬間、ライバル選手が集まって山口プロに、シャンパンではなくミネラル・ウォーターを頭から掛けていた。
祝福である。
山口プロは、若い女子プロなどからも人望が厚いと聞く。

これからも、益々頑張って欲しい。
            
     山口プロの優勝が、自分ことのように嬉しい塾長。

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2008年3月31日 (月)

日曜日の晩の決まりごと。

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(写真の最後の2枚は、篤姫展のパンフレットと入場券。
お行儀が悪いが、食事をしながら大河ドラマを見ているところ。)

塾長は、ウィーク・デイはウチで夜の食事をしたことは殆ど無いが、日曜日は大体ウチで食べる。
そしてメインのメニューは、決まってパスタ。
珍しい食材があれば、それに合った赤ワインを用意する。
珍しいワインが手に入れば、それに合ったパスタを作って貰う。

最近美味しかったのは、一緒に食事をご一緒した方から頂いた“カラスミ”をふんだんに上に載せた、“ペペロンチーノ”。
本当は、頂いたようなあんなに上等の“カラスミ”は、薄く切ってちょいと焙り、2ミリくらいに切った大根と一緒に頂くのが正当なのであり、パスタの上に掛けて食べるのはちょっと勿体無くて邪道であるのだが、美味しいものは美味しい。
ニンニクと赤唐辛子がたっぷり入った熱々の“ぺペロンチーノ”の上に、贅沢に“カラスミ”を載せると、とろりと溶けてくる。
“魚卵と赤ワインは合わない!”としたり顔で言う輩がいるが、そんなことはない。
この“ぺぺロンチーノ”と、カベルネ・ソービニヨンとかシラーのようなパワフルな赤ワインはよく合う。

ウチのヤツがシャンパンが好きなので、大体日曜日の夜の食事は、シャンパンとサラダ、ハム、ソーセージ、そして赤ワインとパスタと決まっている。
ちなみに昨晩は、ドン・ペリとサラダ(レタスとトマト)、サーモンのホイル蒸し、生ハムと、パスタはナポリタンで赤ワインは先日仕入れた、CHATEAUNEUF-DU PAPE.

昔、ペロがウチにいた頃は彼女がパスタの茹で係りであったが、ストップ・ウオッチ片手に、中々出来のいい“アルデンテ”のパスタを茹でてくれたものであった。

そして、日曜日の夜はもう一つ決まってやることがある。
もうこれは何十年もの習慣なのだが、午後8時から、NHKの大河ドラマを見るのである。
視聴率が大変高いらしく、皆さんの中でも多くの方々がご覧であろうが、現在放映中のドラマは、“篤姫”で、先日ブログでもご紹介したが、塾長にはとりわけ思い入れが大きい。
塾長のご先祖様は13世紀頃まで小田原近辺に住んでおり、今でも“酒匂川”として、地名だけが残っているが、その頃仕えていた島津家にくっついて一族郎党全員が鹿児島に移ったのである。
篤姫は島津本家のお嬢様ではないが、我がご先祖様にとっては、“お姫様”になるお方である。
まだドラマが進行中で詳しいストーリーは知らないが、姫は篤姫と名を変えてその後徳川13代将軍家定に嫁ぎ、“御台所”=(みだいどころ)となるが、家定は若くして急死する。
そしてまだ若い第14代将軍家茂の養母として、家茂の妻和宮とともに江戸城大奥をとりまとめ、やがて訪れた戊辰戦争時には、江戸に攻め入る西郷隆盛ら新政府軍に働きかけて、江戸城の無血開城に大きな役割を果たしたとされる。
彼女の努力が無かったら、現在の皇居も無く、また大くの無益な血が流れたことであろう。

篤姫のよく言った言葉が、“女の道は、前へ進むしかない、引き返すのは恥で御座います。”だったらしいが、当時の女性としては中々勇ましいお言葉で御座いますな。

昨今の軟弱な、入社式にまで“お母様”が付いて来るような女々しい若者には、爪の垢でも煎じて飲ましてやりたい気が致しますなあ。

現在、江戸東京博物館において、財団法人徳川記念財団と尚古集成館の協力のもと、“篤姫展”が催されている。
塾長は先週行って来たが、とても良い催しであった。

ただ、混んでいる!
そして、多くがお年寄りである。

もし、塾長と同じようにNHK大河ドラマ・“篤姫”を見るのを楽しみにされている方は、是非どうぞいらして下さい。
一見の価値あり。
そして、これからこのドラマを見ていくにあたって、また面白さも増して来るでしょう。

さて、今日は3月31日で2007年度の期末日。
多くの企業にとって、決算日に当たる。
明日からは、新しい2008会計年度が始まるが、輸出業者にとっては頭の痛いスタートになりそうである。
2007年度のドル・円の社内レート(決算に使う採算レート。)は、恐らく110~115円くらいであったろうが、この円高で2008年度の社内レートを泣く泣く105~106円に下げた途端に、あっと言う間に100円割れ。
ご同情申し上げるが、相場は相場。
ドル売りのヘッジが遅々として進んでいない模様であるが、4月に入ってからは、彼ら輸出業者の動向に注意して行きたい。

         花粉で喉が痛い塾長。

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2008年3月24日 (月)

下がったら、売れ。上がったら、買え。

先週、昔東京外為市場で名ディーラーとして名を馳せ、今は大手投資銀行の会長をやっている塾長の30年来の友人と食事をする機会があった。
“8割の男”にも、“邦銀のディーラーにしておくのは勿体無い優秀なディーラー(と言うと、邦銀のディーラーに失礼であるが、これは本の中の言葉ですからご容赦。)”として登場するし、このブログにもちょくちょく彼との交友を書かせて頂いている。
彼とは一月に数回、いつもの“情報収集”と称して、食事やらワインやらをご一緒して楽しんでいるのだが、いつも勉強になる。
そうだ、サブ・プライム・ローン問題がここまで深刻になるずっと前から警鐘を発していたのも、彼だった。
随分、助けられた気がする。

彼と先週、アペレィティフ(食前酒)のシャンパンを飲んでいて、最近の円高が話題になり、当然昨今大流行のFXビジネスにおける、我が国個人投資家の投資、或いは取引行動に話題が移った。
彼がふっと言った、“彼らの取引行動のパターンが我々のそれと根本的に違うのは、彼らは下がると買い、上がると売る、ということですよね。”が、非常にStriking.=(印象的)であった。
確かに新聞報道などによると、ドル・円が100円を割れた後から、銀行の外貨預金残高が急増したらしい。
ついこの間まで、115円やら107円でウロウロしていたドル・円が100円を切るほど“下がった。”ので、ドル買いが急増したのである。

ブログでも話題になったが、何故“下がったら買って、上がったら売って”悪いのだ?

実は、相場が落ち付いていてレンジ相場のときは、決して悪くはない。
例えば、105~108円のレンジ相場が続いている時は、105.50まで“下がれば”そこで買い、107.50まで“上がれば”そこで売ればいい。
逆に107.50まで“上がれば”そこで売り、105.50まで“下がれば”そこで買い戻せばいい。
“Buy low, and sell high.”=(安く買って、高く売り。)、“Sell high, and buy low.”=(高く売って、安く買う。)をやっており、素晴らしい!
それが果たして確固としたレンジ相場であったかは、実際にトレーディングをしている時には分からず、後からそのレンジを切って初めて、“そうだったんだ。”と納得する。
105~108円のレンジ相場が105円を下切った場合、明らかにドルは“下げのトレンド”に入った、と理解することは難しくはないが、106.50で取引している瞬間は、そんなことは全く分からない。
105円を切った後は、レンジ相場は取り敢えず終わり、新たなトレンドに突入したのである。
ところが多くの個人投資家は、レンジを切ってさらに“下がったから”、往々にしてドルを買いたがる。
下手をすると、105.50で既に買っているにも拘らず、104.80,104.60で買い増す。
これが、塾長の友人が指摘した“一般投資家の典型的な”取引パターンである。

はい、もうお分かりですよね。
ここでは“買う。”のではなく、“売る。”行動に出なければならないのである。
下がったから、売らなければならないのでありますぞ!
買ってはいけません。
Follow the trend, and never fight against it.=(トレンドに乗れ、決してそれに逆らってはいけない。)

よく、シカゴIMMの円のポジションと、ドル・円相場の相関性に触れるが、これまた見事に相関している。

http://www.gaitame.com/market/imm.html

このチャートをよくご覧頂きたいが、果たして彼らが円を買ったからドル・円が下落したのか、或いは逆にドル・円が下落したから、彼らが円を買ったのか?
まあ、両方であろう。
彼らは、あれだけ長い間ショートにしていた円のポジションをひっくり返して、ロングに転じた。
Chicago IMM has followed the trend of USD decline.=(シカゴ・IMM筋はドルの下落トレンドに乗っかった。)のである。

実は友人との会話の中で、農耕民族と狩猟民族の民族性の違いも話題になった。
我々日本人の祖先は、農耕民族。
春に種を蒔いて、雑草を取り除き、丹念に手入れをして、秋の収穫を待つ。
じっと我慢して、台風が来ないことを祈る。
我慢強くて、温厚。

欧米人の祖先は、狩猟民族。
1年中狩をして、自ら獲物を取りに行く。
獲物が取れなければ、餓死をする。
気が短くて、温厚ではないとは言わないが、やはり我々農耕民族とは違う民族性を持つ。

これは、為替取引にもある程度当て嵌まるのではないか?
自らが、Offensive.=(積極的)に、ポジションを取りに行く。
シカゴIMMのポジションの取り方などは、正にその通りだと思う。

過ぎたことを言っても仕方ないが、“120円を切ったら、118.80で売る。”
“115円を切ったら、114.80で売る。”
“110円を切ったら、108.80で売る。”
“105円を切ったら、104.80で売る。”
とブログでも言ってきた積もりであるが、皆さんご記憶にあるであろうか?

ここからの相場展開を読むのは相当難しいと思う。
100円を割り込んだので、一気に95円を割って92円まで目指すかと思ったら、またひょいと100円を超えた。
あれだけダイナミックに動いた後なので、これは健全な調整。

いつも言うように、1ヶ月のドル・円のオプション・ヴォラティリティーが16%を超えるような相場に手を出すのなら、多少の相場のブレで“ドキドキ・ヒヤヒヤ”するような規模のポジションを持っては駄目!
円をロングにしていても、100円を超えたらドルを売り増せるとか、円をショートにしていても、96円を切ったら更にドルを買い増せるような余裕が無くてはいけません。(ナンピンを勧めているのではありませんよ!)

多くの人が、“わあ、ドル・ショートにしているのに100円を超えた!どうしよう?”とか、逆に“わあ、たっぷりドル・ロングにしているのに96円を切った!どうしよう?”と、そわそわした1週間ではありませんでしたか?

重複になりますが、
Follow the trend, and never fight against it.=(トレンドに乗れ、決してそれに逆らってはいけない。)です。
これは、自分の勝手な相場観に溺れないで、間違ったと思ったら“さっさと損切りをしなさい。”と言っているのと同じですよ。

  注射が効いて、今年は花粉症が割合楽な塾長。

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2008年3月17日 (月)

感無量。

いやあ、今日は朝から相場が荒れており、色々なテレビ局や、ラジオ局、そしてメディア関係から電話での取材が相次いで、落ち着いて“週刊・独り言”を書く時間が無い。

実は、今週は気軽なテーマで行こうと考えていたが、相場が荒れたので、月曜日に書いている有料の顧客向けレポートと少し重複させて、真面目な独り言にしよう。


今“円高、円高”と騒いでいるが、実は対ドル以外では別に円高ではない。
今日は相場が随分動いたが、お昼頃のレートをピック・アップして、直近の円高相場を示現した2005年1月17日の終値と比較してみると、

  ドル  ユーロ 豪ドル NZドル(対円)
’05 101.67 133.35 77.38 71.08
’08 96.50 153.20 89.40 78.00
+5.1% -14.9% -15.5% -9.7%
(’08年と’05年の比較。+は円高、-は円安。)
    
で、ドル・円以外は何と円安になっているのである。
輸出業者から、この円高に対して余り悲鳴らしきものが聞こえてこないのは、そのせいかも知れない。

恐らく、まだこのドル安&円高トレンドが続くと思われるが、ちょっと心配なことがある。
何回かブログで米国10年債とドル・円相場の動きを重ねたチャートをお見せし、この二つの関連性が極めて高いと指摘してきたが、実はもう一つ関連性が高いものがある。
日経平均とドル・円相場である。
よく、“円安になったので、株価が上昇した。”とか、逆に“円高になったので、株が下落した。”というニュースを耳にするが、確かにその連動性は高い。

2007年12月に日経平均は1万6千円を付けたが、円高を理由にしてその後下げに転じ、本日ついに1万2千円を割り込んだ。

そしてその間、ドル・円相場は112円から97円まで15円下落した。

日経平均が4千円下げる中、ドル・円が15円下落したことになる。
日経平均とドル・円相場が、今までと同じような相関関係を続けるかどうかは全く分からないが、塾長が前から言っている92円程度まで(あとたった5円!)ドル・円が下げるとすると4千円×5円÷15円=1,333円で、現在の11,800 円から、約1,300 円下るとすると、何と11,800-1,300=10,500円となってしまうのである。
そして、ドル・円が92円で止まるという根拠は全く無い。

日経平均は、1万円を割るのではないか?
実は、こちらの方が怖いような気がする。

今日のドル・円相場は、高値99.06、安値95.77(今のところ)で、大変Volatile.=(変動が大きい)な動きをした。
明日のFOMC,その後米系証券会社の決算発表を控えて、まだまだVolatile.な動きが続くと思う。

気を付けて、上手にTrading.をして参りましょう。

済みません、今でも取材が相次いで落ち着いて文章を書いている時間が有りません。
少々短いのですが、ご容赦下さい。

今日はディジタル・カメラを持ってくるのを忘れたので、後程日経平均とドル・円のチャートを写して、掲載致します。

             95円台を見て、感無量の塾長。   

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2008年3月10日 (月)

独り言の”独り言”。

最近、嬉しかったこと。
-先日、読売新聞に“新たな秩序を求めて-揺らぐドル・円の行方”というテーマで、3月19日に読売国際会議を開催します。抽選で400名を招待しますので、奮ってご応募下さい。”という記事があった。
パネリストは、元財務官の榊原英資氏、野村総研のリチャード・クー氏、三菱・UFJ証券の水野和夫氏、そして何とモルガン・スタンレーのディノ・コス氏だと言う。
ディノは、前ニューヨーク・FRB(ニューヨーク連銀)のS.V.P.で、長年為替の責任者をやっていた。
彼とは、20年来の友人である。
彼を通して、前代未聞の“ニューヨーク・FRBが直接東京外為市場に介入。”というのもやった。
ディノがFRBのディーリング・ルームに夜中まで居残って、東京市場に直接介入してきたのである。
1年に数回、東京に来ていたが、その度に会って情報交換をしていた。
昨年突然、“そろそろ、民間の金融機関に移ろうとしている。”と打ち明けてくれたが、やっとその行き先が分かった。
Good for him !!    頑張れ、ディノ。
そして、その国際会議に参加出来る抽選に当たった。
まあ、塾長はくじ運が強いので、当たるであろうとは思ったが、嬉しかった。
皆さんの中で、参加なさる方いらっしゃいます?

-先日、早起きして(と言ってもせいぜい7時半くらいだが)メールを見ていたら(しかし、あの山のようなSPAMメールは頭に来ますなあ!)、よく情報をくれるワイン屋が、
* 【w&w MAGAZINE】豪州の超カルトピノ!?ムーンダラ遂に入荷!*
とのメールを送ってくれた。
*(日本には?)2001年以来となる2005年。
今回当店にはサンバサイドの入荷はなく、コンセプションのみの入荷となりますが
輸入元さんのお話しでは恐らく2006年のリリースも無さそうで、また次回入荷が未定と
なってしまいそうですので、このクラスのワインとしては、かなり無理を言って多く
わけてもらえましたので(全量?!)、
お探しの方は是非。
(ごゆっくりお考え頂ける数ですが・・)*
“おっ、Moondara?”か?
はい、わたしがその全量の全量を、All mine. してしまいました。
これは、美味なワインですよ! オーストラリアのカルト・ワインと言っても大袈裟ではありません。
明日来るかな?


最近、びっくりしたこと。
-先週、突然ウイルス性胃腸炎なるものに罹り、ひどい目に会った。
ウチのヤツからうつされたのだが、高熱、嘔吐、下痢、腹痛で1日半、ダウンした。
36時間の間に、22時間も寝た。
普段節制しているので(?)意外に回復が早く、翌々日には東京に出掛けてディーラー連中との勉強会に出席の後、“司”さんで“浦霞”と“尾瀬の雪とけ”の絞りたての飲み比べを再びやり、3日目にはゴルフに出掛け、4日目には横須賀沖まで鯵釣りに出掛けた。
ウチのヤツはまだ調子が悪いらしいが、やはり普段の節制は重要だと痛感した。(これ、冗談ですからね。 節制といっても、ただよく寝ているだけです。)


最近、余りびっくりしなかったこと。
金曜日にドル・円相場が8年ぶりのドル安・円高となる101円台のミドルを付けた。
米国は間違い無く景気後退に陥っており、リセッションの可能性も。
100円割れは時間の問題かも知れず、その100円もさらなるドル安・円高の只の一通過点だけかも知れない。
お気を付け遊ばせ!


最近、腹が立ったこと。
-野党の、与党が提案した日銀総裁の後任人事に対するいちゃもんは何なんだ!
あれはもう、餓鬼の喧嘩ですな。 
“坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い。”
馬鹿馬鹿しくて、話にならない。
毎日、海外の金融関係者と話をする元ディーラーとして、政治家どもが中央銀行の総裁人事に口を出すなんて、恥ずかしくて仕方ない。
色々な国で、議会に中央銀行総裁の任命権があるのは承知しているが、今回のドタバタは、野党の只の嫌がらせ。
だからいつまで経っても日本は、“金融後進国”だと言われるんだよ。

-あの、Sea Shepard.とかいう、捕鯨に対する反対集団は何なんだ!
何で、化学薬品が入った壜を調査捕鯨船に投げ付けるのを放ったらかしにしているのだろう?
負傷者が出たではないか?
何故、報復しない? あんな、子供だましの警告弾なんて、効き目は無い。
機関銃で撃て、とは言わないが強力な放水銃かなんかで、大量の水を浴びせてやればいい。
大分前に、何処かからの不審船が我が国の警備艇にバズーカだか、ミサイルかだかを撃ちち込んできて、その次にこちらから機関砲を撃って不審船を撃沈したら、その後あの様な挑発がぴたっと収まった。 目には目を!!  これ、過激かなあ?
そもそも、何で鯨だけその捕獲をわーわー騒ぐのだ?
お前らだって動物を殺して食べてるだろ!
まあ、偽善以外の何物でもないな。


最近、悲しかったこと。
-全く無し。

     書くテーマが無くて困って、最近の独り言だけを書いた塾長。

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