« “売買比率とドル・円相場” | トップページ | 男の生き様。 »

2007年4月30日 (月)

ゴールデン・ウィーク中の独り言。

これは、塾長の独り言ですからね。


日銀が金曜日に、“展望レポート”=(経済・物価の展望)を公表したが、まあ一口で言うと、“物価は弱いが景気拡大は続く。”であるそうな。
同日、第一四半期の米実質国内総生産(GDP)が発表されたが、伸び率は前期比年率1.3%となり、4年ぶりの低成長に止まった。
同時にGDPデフレーターの上昇率が4.0%と16年ぶりの水準に高まっており、インフレ懸念も拭えない。
こちらを一口で言うと、“物価が高止まりしている中、景気減速が続く。”であろうか。

我が国では利上げ機運が高まり、米国では逆に利下げの可能性についての議論が高まりつつあるが、日銀そしてFRB共に大変難しい金融政策の舵取りを求められそうである。
インフレ懸念を重視するか、それとも景気拡大を重視するか?
先ずその議論をする前に、もう一度日米の政策金利のレベルのおさらいをしておこう。
日本は0.5%で、米国は5.25%。
IMFの予想によると、2007年度の経済成長率の予想は日本が2.3%で、米国が2.2%。
ついに逆転した。
これ、おかしくありません?
景気減速が明らかで、住宅問題などのさらなる爆弾を抱える国の政策金利が5.25%。
かたや戦後最長の景気拡大を続ける国の政策金利が0.5%。
世の中、何だか変である。
我が国の3月のCPI(消費者物価指数)が-0.3%だったということで、日銀による早急なる利上げは無いとの観測が浮上したが、全く理解出来ない。
日々のブログでも何回か議論になったが、利上げの功罪って、一体何だろう?
*利上げの功。
-預金者の利子所得が増える。
-異常な低金利から脱却して、やっとこさ健全な金利水準に戻る。
-円・キャリートレードなどのマネーの偏りが解消し、経済実態に即さない円安相場が是正される。
* 利上げの罪。
-債務者の利子支払い負担が増える。(当然、企業業績にマイナスとなる可能性が大である。)
-円・キャリートレードなどのマネーの偏りの解消が急速に進むと、急激な円高が進み、暫く外需に頼っていた我が国景気回復に水を差す。

功を取るか?  罪を取るか?
塾長は経済学者でもなく、ただの元為替ディーラーであるが、どうスカスカの脳味噌が入った頭を捻っても、我が国の0.5%という異常な低い政策金利は理解出来ない。
えっ?  物価が下がっている中、利上げなんてとんでもない?
確かにここ10年近く、デフレが進んで物価が下がったが(実は、我々消費者には嬉しいことなのである。)、1980年と2000年の20年間を比べると、物価は実に35%も上がったことを忘れましたか?
物価がプラスに転じたから利上げがやり易いとか、マイナスに転じたからもうこれで利上げが遠のいた、などの議論は余り意味が無いと思うと言うと乱暴な議論になるであろうか?
物価が低く安定していることはいいことではありませんか?
まあ、放っておいてもこの円安、商品価格上昇などで物価はいずれ上がりますよ。

福井総裁は、もう利上げ一辺倒モードに突入している。
“物価上昇と消費拡大”を大前提としていた利上げの条件をかなぐり捨てて2月の利上げに踏み切った。
“金利水準の正常化!”と宣言してどんどん利上げをなさるが宜しい。
3回やって、我が国の政策金利は1.25%。  4回やって、やっと1.5%。
FRBが今年2回利下げを行って、米国の政策金利は4.75%。
ECBがあと1回利上げを行って、欧州の政策金利は4.0%。

日本の金利は異常に低い!!
えっ、だから円を売って高金利通貨を買うんだ?
了解致しました。 
Be my guest.=(自己責任で自由にやりましょう。それが民主主義。)

         ゴールデン・ウィークも普段も、余り生活感に変化の無い塾長。

|

コメント

この記事へのコメントは終了しました。