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2008年1月28日 (月)

再び、両建て論議。

先週初、塾長も時々出演して為替のコメントをする、テレビ東京の“オープニング・ベル”を見ていて、はたと閃いた。
そうだ、これはFXだって同じだよ!と。

この番組は、“オープニング・ベル”というその名の通り、“株式市場のオープニング”に合わせて午前8時45分から9時半まで放送している、主に株式に投資をしている視聴者向けの生放送の経済番組であるが、下げ続ける株式相場に対してどう対処しようかという問題提起をしていた。
日経平均は年初から下げ続け、一時2年4か月ぶりの安値(1万2573円)まで急落したが、ここからどうなるかはよく分からない。
聞き飽きたサブ・プライム・ローン問題が依然として不透明である限り、楽観的に見るのはまだ早いかも知れない。
番組で披露していたのは、投資家が個別株を幾つか保有しており、“この株価の下げは大変キツイが、長期保有を考えての投資であり、みすみすここで売る気は無い。”という投資家の希望に対して、インデックスである、“日経225ミニ先物”で売って、現物株のロングのヘッジをしよう、という提案である。
塾長は株は全くの素人で、今回披露された細かいヘッジ手段については詳細の説明は省くが、そんなに難しいテクニックではない。
要するに、長期保有で持っているロングのキャッシュ・ポジションを、“もし短期的にまだ下がるのであれば、インデックスを売ってそのヘッジをしよう。”というもので、冒頭にも言った様に、完璧にFXにも当て嵌まるヘッジ手段である。

このヘッジの手段を敢えて“両建て”と呼ばせて頂くが、ご存知のように“両建ての功罪”については、今までにも何回か議論をしたので、今週の“独り言”の中身のかなりの部分が今まで言ってきたことと重複するが、ご容赦頂きたい。

両建てとは、書いて字のごとく“買いと売りの相反するポジションを同時に保有すること。”である。
両建てには功罪共に存在すると思うが、何故片方が罪と呼ばれるかの理由は、往々にして(いや、殆どのケースで)損切りするのが嫌で、取り敢えずやられポジションの逆を張って、様子を見たい、いやあわよくばその嫌々のポジションでも何とかして儲けてやりたい、と思ってやる行為であるからである。
結果は、結局両方やられてしまった。 早く、損切りをしておけば良かった、というケースが多い。 

典型的な例。
120円、118円、116円でナンピン買いをして、ドルのロング・ポジションを作ってしまった。
平均レート118円で、“結構かったるいが、”レバレッジを殆ど利かせていないので、耐えられる。
だから、切りたくない。切ると相当な実現損を計上しなくてはならない。嫌だ。
でもあの人が、“92円まで行くかも知れないと言っている。”
“そんな馬鹿な!”と思うが、ちょいと心配だ。
よし、腐れポジションは持ったまま、俄かショートを作ろう。
108円でドル・ショートに行き、“92円には行かないが、102円には行くだろう。ロングの腐れポジションは冷蔵庫に仕舞っておいて、この108円で売ったポジションを102円で買い戻し、後は寝て待ってドルが再び120円に戻るまで待つ。”と希望的観測を持つ。
もし上手く行くと、最初のポジションで2円儲かり(120-118円)、両建ての俄かポジションでも6円(108円-102円)儲かる筈から、全部で8円も儲かるぜ! 俺は天才だ!

そうは上手く行きませんって!
よくあるパターンは、108円で売ってはみたがドルは一向に下がらず、112円まで戻ってしまい、“ああ、やっぱりドルは上がるんだ。よし、今回は勇気を持って損切りをしよう!”といい子になって、112円で切る。4円の実現損(108-112円)。
ドルが少し上がるが、やはり頭は重い。
117円で上がった後、再び112円まで下落し、“もう嫌だ!暫くは何もしないで様子を見よう。”と決めて、結局こちらも総て切ってしまい、6円の損(112-118円)。
では初めから、114円(4円の損)でも、112円(6円の損)でもいいから、まだ傷が浅いうちに切っておけば良かったではないか!

これは、功罪の後者の罪で、“やってはいけない。”両建てのちょっと極端な悪い例。
こういうやり方を見ると、“基本的には、両建ては止めましょう。”と申し上げざるを得ない。

ちょっと頑張って、両建ての功罪の功の例としてみたいやり方。

120円、118円、116円でナンピン買いをして、ドルのロング・ポジションを作ってしまった。
平均レート118円で、“結構かったるいが、”レバレッジを殆ど利かせていないので、耐えられる。
だから、切りたくない。切ると相当な実現損を計上しなくてはならない。嫌だ。
あの人が、“92円まで行くかも知れないと言っている。”
“そんな馬鹿な!”と思うが、ちょいと心配だ。
よし、腐れポジションは持ったまま、俄かショートを作ろう。

108円でドル・ショートに行くところまでは、同じ。

ご存知のように、同額のポジションを両建てすれば、相場がどう動こうがP/L=(損益)は全く同じ。
ポジションを各々10とすると、
102円に行こうが、
* (102-118)×10+(108-102)×10=-100(100の損失)
122円に行こうが、
* (122-118)×10+(108-122)×10=-100(100の損失)
となる。
まあ、これでは損益上は108円でスパッと損切りしたのと同じこと((108-118円)×10)=-100。

ここからは、ちょいと虫のいいシュミレーションになってしまうが、功の例だからまたまたご容赦を。

ドルが上がると確信しているのだから、今は腐っているが長期で保有しようと思っている、平均レート118円のポジションは、120円を超えるまでは何もしない。

108円でショートにした、俄かポジションでアルバイトをするのである。
肝心なのは、あくまでもアルバイトなので、なるべく早く“本業に戻る。”=(自分が確信を持っている元のポジションに、早く戻す。)ということである。

兎に角、早く切る!
先週も、105円を一瞬切ったが、こういう時は、迷わず買い戻さなければならない。
上手く、105.40で買い戻せばアルバイトの俄かポジションで、108-105.40=2.60のアルバイト料が稼げた。
言い換えれば、118円の腐れポジションが、118-2.60=115.40まで、平均レートが向上したのである。

こうは上手く行くわけが無い?

108円でエイヤと売ったら、110円まで戻った?
心配召さるな。
上で言ったように、全体のポジションの損益は全然変わっていない。
後は、自分でこれからの相場展開をどう読むかである。
-やっぱり、108円が底でこれからはドルが上がると思えば、さっさとアルバイトを止めれば宜しい。(両建ての売りポジションの手仕舞い。)
-いや、もしかしたらあの人が言うように、ドル・円が下がるかも知れない?
 (損益は相場がどう動いても変わらないのだから、少し辛抱する。)

ご存知のように塾長は、ずーーーっとドル・円をショートにしていますが、途中で何回かこの様なアルバイトをやってきた。

短期的にオーバーシュート(一方向に行き過ぎる。)すると、大きな確率でその反動がある。

自分の確固たる信念のポジション、或いは切る必要が無い(いや、切りたくない?)投資目的のポジションを持っていても、その反動を利用してアルバイト、言い換えれば“いい両建て”を試してもいいのかなと思うのである。
先日も、“92円に行くと言いながら、何故108.48で買ったのか?”とのご質問があったが、先月の115円からの下げが早過ぎたから、その反動があってまた直ぐに110円台に戻るだろうと思ったからである。

言っておきますが、このブログのシュミレーションのように、そう簡単には行かない可能性が高いかも知れない。

本当のError.=(間違い)はしたくないが、Try and error.=(試行錯誤)をやってみる価値はあるかも知れない。

皆さん、どう思いますか?

ご質問、ご意見大歓迎!!

  花粉症が始まり、早く注射を打って貰わなければならない塾長。

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2008年1月21日 (月)

TOKYO GAITAME SHOW 2008.

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先週土曜日の19日に、東京国際フォーラムにおいて、“TOKYO GAITAME SHOW 2008”と銘打ったセミナーが開催された。
第一部では元財務官の榊原英資氏に、国際ジャーナリストで塾長のゴルフ仲間の蟹瀬誠一氏が「2008年の日本経済とマーケット展望」について質問し、熱の入った議論が展開されたが、皆さんの最も大きな関心事である為替のお話をまとめてみると、
-ドル・円相場は夏までに95円程度の円高まで行く可能性が大である。
-円高になっても我が国・金融当局の円売り介入は、実弾はおろか口先介入でさえも出来ない。
-2-3年後には、再び円安に戻る。
-ユーロ・ドルは、高止まりする可能性が高いが、1.50を超えて、どんどん値を上げていくとは思わない。
-サブ・プライム・ローン問題は、第二四半期(4月-6月)までには、ある程度の目処が付くと思う。
-現在政府系ファンドから資本強化を受けている大手米金融機関は倒産はしないが、信用収縮が進み、貸し渋りが起きる。
-“円高になると日本経済が停滞する。”との声が多いが、企業の円高に対する免疫力は高まっており、現在のドル・円相場の95円と昔の125円くらいが同じだと思う。
-2008年のキーワードは“乱”だと思う。
今年は、株・為替相場共に相当荒れる。
株価は下がり、円相場は対ドルのみならず、クロス・ベースでも円高になる。
-荒れるということは、うまくすれば利益を上げるチャンスが増えることでもあり、
個人投資家は、発想を柔軟にして、売りでも買いでも儲けるようにリスクの分析を正しく行いたい。
-円高に行くと言っている所謂円高派は、“僕と酒匂さんくらいで、少数意見である。”
こういう時に相場は往々にして少数意見の方向に動く。
しかし、70円とか60円とかの円高には行かない。
個人投資家は、円高・ドル安の底値を見極めて、円を売ればいい。
-米国は経済大国として、あと20-30年は存続する。
米ドルは機軸通貨として、あと10-20年は存続する。
-2008年は、前半は米国での調整が進み、後半は中国での調整(特に北京オリンピック前後)が起きる可能性が大である。
-人民元は今年10%近く切り上がる。
-ポンド・円は120円、ユーロ・円は110-120円位が適当ではないかと思う。

塾長も会場でお話を聞いており、“円高派は僕と酒匂さんくらいです。”と言われた時は、“え、何でここで自分の名前が出て来るのか?”と一瞬ビックリしたが、その通りなので、苦笑するばかりであった。

第二部は、株式会社フィナンシャル代表の木村剛氏が、「凋落するのか!?日本経済-円建て資産だけであなたは本当に大丈夫ですか?-」と言うタイトルでお話をされたが、第三部の出演者の方々との打ち合わせが必要で、残念ながら総てを聞く時間が無かった。

そして、第三部が「スペシャルディスカッション~2008年の為替相場を大胆予想~」と称して、JPモルガン・チェース銀行・FXストラタジストの佐々木融氏、住友信託銀行・カスタマーディーラーの松本三郎氏、そしてバークレイズ・キャピタル証券・チーフ外債ストラタジストの高橋祥夫氏らの現役のストラタジストの方々とのやり取りを行った。
主催者が幾つか質問を用意しており、それにゲストのお三方に答えて頂いて、塾長がなるべく意地悪な質問をしながら進行していく段取りであったが、皆さんそつが無くて、大爆笑には至らなかった。 残念!!
塾長が先ず、“こういった大手の金融機関の人たちは、決して大胆な予想はしないものだが、今日は本音を聞かせて下さい。”とお願いしたが、皆さんよく話してくれた。
“2008年のドル・円相場はどうなる?”との質問に対して、佐々木さんが95-110円と割合円高の予想をし、松本さんは102-117円、高橋さんは100-115円でそんなに大きく円高には行かないとの予想をしていた。
“2008年に、投資家の立場でどんな通貨に投資をするか?”との質問に対して、佐々木さんは総ての通貨に対しての円買い、松本さんはユーロ売り・米ドル買いと米ドル買い・カナダ・ドル売り、そして高橋さんは対円でポンドと豪ドルの売りを勧めていた。
さあて、どうなるか?

持ち時間は70分であったが、あっと言う間に時間が過ぎた。
テーマをもう少し狭めて、じっくり話しても良かったかも知れないな。

さて、“TOKYO GAITAME SHOW 2008”は無事に終わったが、実は塾長のイベントはまだ続く。
その後、ブログ仲間のAさんが音頭を取って八丁堀の“司”さんに総勢12名で繰り出した。
5名はセミナーに参加した後、そして残りは現地集合。
土曜日に、“司”さんが営業をしているとは知らなかったが、10人以上集まると、わざわざお店を開けてくれるらしい。
勿論、我々だけの貸し切り。
皆さんには、“日本一美味しいちらし寿司”の食べ方を伝授し、塾長は中トロの“漬け”=(づけ)を2巻だけ頂いた。
美味しかった。

お勘定をして貰ったら、極めてリーズナブルで嬉しかった。
“司”さん、有難う。

さあ、今週も相場は荒れ模様でありましょうなあ。

榊原教授も仰り、また塾長もよく言うように、弾力的に“売りでも、買いでも”出来るような取り引きが出来るように致しましょう。

今日は“大寒”で、震え上っている塾長。

写真は、1枚目が“TOKYO GAITAME SHOW 2008”会場のサイン、2枚目が榊原教授と蟹瀬氏との議論の場面。
3枚目と4枚目が貸し切りの“司”さんのカウンター風景で、5枚目が塾長専用のぐい飲み。

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2008年1月14日 (月)

何故、1ドル92円か?

下の表は、ここ2週間のドル・円、ユーロ・円、そしてポンド・円の大荒れ相場(いや、円高相場)を表したものである。
(括弧内のパーセンテージは、12月27日の円の安値からどれだけ円高になったかを示している。)
いやはや、よく動いたものですなあ。
日付  USD EUR GBP
12/27 114.64 166.65 228.34

1/4 107.89 159.77 213.46
(+5.9%) (+4.1%) (+6.5%)
1/11 108.60 160.65 211.98
(+5.3%) (+3.6%) (+7.2%)
ところで皆さん、まさかお忘れとは思わないが、去年ドル・円は6月22日に124.12、ユーロ・円は7月19日に168.98、そしてポンド・円は7月20日に何と251.07の高値を付けているのですぞ!
その高値(円の安値)から1月11日の相場を比べると、円は対ドルで+12.5%、対ユーロで+4.9%、そして対ポンドで+15.6%の円高になっている。
ドル・円とポンド・円の下げは半端でない!

今年になって、更なる米国経済の減速に伴って、ドルが下がるという議論が多いが、塾長もそう思う。
さて、何処まで下がるか?
塾長は長い間、“102円までの円高は有り得る。”といい続けて来たが、果たして102円で円高が止まるかどうかの自信が無い。
ドル・円相場は1995年に円の史上最高値である79.75を付けた後、1998年には何と147.66の円安相場を示現し、1999年11月26日に101.25、そして2005年の1月17日に101.67を付けて、二度ほど危うく二桁台に突入しそうになったが、1999年は我が国金融当局の円売り介入で、そして2005年はその数年前からブームが始まった個人の外国為替保証金取り引き(所謂FX)を通しての、個人の大規模な円売りで“行き過ぎた。”円高は止まり、その後円安に転じた。
2005年に個人投資家が大量に円を売った最大の理由は、円の金利が異常に低くて“円預金に置いておいても仕方ない。円を売って、高金利通貨を買おう。”という投資意欲と、“100円を切るような円高になれば、金融当局が円売り介入を行って、それを阻止するであろう。”との思惑があったからである。
塾長もそう思った。
塾長は、円高の権化で“円高論しかぶたない。”との意見が多いが、決してそうではなく、2005年の円高時には、“円を売りましょう。取り敢えず108円、そして次は115-116円位まで円安に行くかも知れない。”と言った記憶がある。
そして塾長も100円を切れば、間違いなく当局の円売り介入が出て、円高を阻止すると確信していた。
今は違う。
円売り介入は出ない可能性が高いと思う。
たまたま先週土曜日の日経新聞朝刊のシリーズ、“YEN漂流”でも触れていたが、昨年の12月に米財務省が議会に提出した為替報告書において、我が国の為替政策、言い換えれば介入を通じて“円相場を安定させる。”政策を痛烈に批判とは言わないが、“介入の効果なんか無いよ。むしろ、Volatility.=(変動率)が増えるだけだ。”と皮肉った。
思い起こせば、2004年に35兆円にも上る円売り介入を行って、円高を阻止しようとしたが、あの時の日米関係は良好で、米政策当局には、“円高を阻止することによって、やっと回復基調を示しだした日本経済を助け、株価上昇にもプラスになるならどうぞ介入をやって下さいな。但し、自分の金を使いなさい。=(協調介入はしませんよ。)”という了解があった。
ご存知だと思うが、例えばドル・円で介入する場合、日米金融当局の了解が要る。ユーロ・円で介入する場合、ECBと我が国財務省の了解が要る。
現在の日米関係は最悪。
2004年当時のように、“円高を阻止することを許して、日本を助けてやろうか。”などという気は全く無い!
米国の貿易最大赤字国である中国に対して、あれだけ人民元の切り上げを要求しながら、第二の貿易赤字国である日本の円が強くなった時にそれを止めさせて、円安に持って行かせよう、という円売り介入を許す筈は無い。

国内、国外の投資家に聞いても、“ドルは下がるだろうが、円高になれば日本の金融当局が円売り介入を行って、大円高には行かせないないだろう。”との思惑、そして願望が圧倒的に多い。
だから、“13年間切れなかった100円は切らないだろう。”と、皆思っている。
現在のレベルから8%円高になったら(108.60×92%=99.91)100円割れ。
たった過去2週間で5%円高になっているんですよ!
大体のコンセンサスは、“まだドルは下がる。”と言っているんですよ!  
8%の円高なんて、あっと言う間に起きる可能性だってある。
そして、100円を割りそうになっても円売り介入が出ないかも知れないのであれば、“1ドル92円まで円高が進むかも知れない。”という塾長の議論は、そんなに無茶苦茶でもないと思うのだが如何であろうか?

但し、いつも言うようにこれは塾長の単なる“独り言”。
“こういうことになるかも知れませんね。”という単なる塾長の意見の披露。
“だから、ああせえ、こうせえ。”とは一切申しませんので、ご安心を!

          寒いのが苦手で、ウチに閉じ篭っている塾長。

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2008年1月 7日 (月)

New Year's Resolution.=(新年の抱負)

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我が国では、“1年の計は、元旦にあり。”と言って、元旦に“その年にこれを目標にして頑張ろうか?”とか、“こういった努力をしてみようか?”とかを考える風習が有る。
まあ、塾長くらいの歳になってしまうと、“何となくその日暮らし”をしているので、1年の計なんぞ、とんと考えたことも無かった。

今年は一つの計を考えた。
火曜日を休肝日(一日、酒を飲まない。)にしようと決めたのである。
元々、2000年くらいまでは、長く火曜日には酒を飲まないように努力をしていた。
15年以上にも渡って、火曜日の午後8時から10時まで、高輪プリンスのテニス・コートを借り切ってテニスに励んでいたが、テニスの後は一切飲酒をしなかったのである。
ところが銀行の支店長を勤めていた2000年の夏に、….庁の検査が入り、約半年間みっちり絞られた。
テニスどころではない。
毎日、毎日、朝の8時から夜の8時まで、検査の対応に追われて、“生まれて初めて”真面目に働いた気がする。
夜の情報収集(まあ、宴会というヤツ)も殆どせずに、頑張った。
ああいった、“毎週、この日には必ずやろう。”と思っていたことが途切れると、何となく“もう、どうでもいいや。”と思って、“火曜日はテニスだから、宴会は止めておこう。”という意志が弱まる。
結局検査が終わって、無事開放された後も、5年間くらいコートを借り切る会費だけ払って、殆どテニスをしなかった。
と言うことは、当然休肝日無しに、ずっと毎日酒を飲んでいたことになる。
そして、直ぐにガンマ・GTPが、上限の60を超えた。
ガンマ・GTPは、別名“宴会指数”と言って、酒を飲めば必ず数値が上がる。
まあ、飲兵衛の勲章である。=(と思う。)
数年前に数値が200を越えて、医者から節酒をするように諌められたが無視していた。
その後数年間、健康診断も受けなかった。
会社勤めだとそうはいかないが、自由人だとそれは自己責任。
そもそも、長生きする積もりは無いのだから、どうってことはない。

塾長も、昨年で還暦。
大変お世話になっている方から、“我を張らないで、健康診断を受けなさい。”と諭されて何年か振りに受けたが、やはりガンマ・GTPが高いことを始め、“肝機能障害を起こしている。”と指摘された。
覚悟の上であったが、確かに幾つかの数値が異常に高い。
“よし、2008年から、また火曜日には酒を飲まないようにしよう!”と決めた。
“一旦決めたら、絶対に飲まない!”とは言わないが、“なるべく飲まない。”努力をしようっと!
え? ずるい? 計で決めたんだから、飲むな? 
違うんです、どうしようもなくて火曜日にしか会えない約束だってあるでしょうから、一応そこら辺は臨機応変に。
このブログをご覧の皆さん、火曜日は情報収集に誘わないで下さいね。
昔、“Never on Sunday.”=(日曜日はダメよ。)というタイトルの映画があったが、塾長の場合は、“Never on Tuesday.”=(火曜日はダメよ。)だな。

今朝、テレビ東京の朝の番組、“オープニング・ベル”に今井さんと共に出演した。
正月早々、二人で一緒に出演するのはここ数年の恒例となった。
昨年は、今井さんは“2007年はドル安&円安になる。”と言い、塾長は“2007年こそ、ドル安&円高になる。”と言って、また外した。
今年は、今井さんは“2008年はドル・円は余り動かないが、敢えて予想すると一旦ドルが下った後、年末に向けてドルが112円-115円くらいまで戻る。”と言い、塾長は“2008年は、やっとドル安・円高になり、92円くらいまで円高がオーバー・シュートする可能性があるが、年末には112-115円くらいまで戻る。”と言って、時期と円高の程度は兎も角、ストンとドルが落ちた後、再び上昇するであろうという点で二人の意見が一致した。

2008年は、投資家泣かせの難しい年になるであろうという点でも一致した。
今井さんは、世界的な金融緩和が期待される中、金利がらみの外貨建て投信を買うことが得策であろうと言い、塾長は“何もしないのが得策。”と言って、これは株式投資をやっている投資家向けの“オープニング・ベル”の司会者泣かせの文句となった。
塾長が何もしないが得策と言った理由はブログでも紹介したと思うが、
当然自分の相場観である、
-円金利は年央までは難しかろうが、何れ上昇する。そうであれば、金利商品を買うのはいい投資といえない。
-株式相場は下落する。そうであれば、株を買うのはいい投資とはいえない。
-円相場は上昇する。そうであれば、円を売って外貨投資をするのはいい投資とはいえない。
そもそも一般個人投資家は、常に相場に参加したがる。
上れば、“あーあ、買っときゃあ良かった!”と悔しがり、
下れば、“あーあ、売っときゃあ良かった!”と地団太を踏む。
下るかも知れないと少しでも思ったら、下るまで待って買えば宜しかろう。
上るかも知れないと少しでも思ったら、上るまで待って売れば宜しかろう。

そうではありませんか?

2007年までは、円を売ってさえいれば何とかなったが、2008年は違いますぞ!

新年早々、お説教を言うことになったが、皆で切磋琢磨して頑張りましょう!

(写真の1枚目は、“オープニング・ベル”本番前に、司会の末武嬢とツー・ショット。
“口紅付けてないから、やーだ!”と言うのを、“充分綺麗だから、いいよ。”と訳の分からないことを言って、今井さんに撮って貰った。
2枚目は自分の出番前に待機している時に、正面から撮った。
ゲスト席からも撮ってやろうと思ったが、スタッフが一生懸命働いているのを見て、失礼だと思って止した。
3枚目は正月中に夢にまで見て、食べたかった“激辛坦々麺”とヴーヴ・クリコ。
美味しかった!)

         昨日はゴルフ、そして今日はテレビ出演で連荘で早起きして眠い塾長。

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