2008年6月30日 (月)

強い円は、日本の国益に適う?

今週、ある大学において、学生さん達を前にして“為替の話”をすることになり、いかに“ぶっつけ本番”が得意の塾長とはいえ、“ちっとは”ちゃんとした準備をすべきだと思って、色々考えた。

その内の一つに、“円高、円安どちらがいいか?”というテーマを入れた。

先ずは、円高メリット。=(当然これは、円安ディメリットと同じである。)
* 輸入物価が下る。=インフレ抑制、我が国の購買力増大。
* 低金利の維持がし易い。=財政赤字の金利負担が抑えられる。
* 企業の構造改革が進む。=将来の競争力強化。

次に、円安メリット。=(当然これは、円高ディメリットと同じである。)
* 輸出企業の採算が改善する。=景気にプラス。国内の需給不均衡を外需で埋められる。
* 外貨建て資産の評価が上がる。=本邦投資家のバランス・シートが改善される。
* 日本の財が海外の投資家にとって買い易くなる。=デフレ圧力が減殺され、国内資産価値の上昇が見込まれる。

円高にも、円安にもいい点(メリット)と悪い点(ディメリット)があるのは当然であるが、もう少し検証してみよう。

円高メリット。
* 輸入物価が下る。=インフレ抑制、我が国の購買力増大。
我が国は、永らくデフレ圧力に泣かされ、物価が下り続けてきたが、それは去年までの話。原材料・穀物・エネルギー価格の高騰により、昨今の物価の上昇には驚くべきものがある。
今の円安状況が続けば、遅かれ早かれ、我が国も強烈なインフレ圧力に晒されるであろうことは明白である。 円高O。
* 低金利の維持がし易い。=財政赤字の金利負担が抑えられる。
超低金利が続き、我々預金者にとっては利上げが望ましいところであり、現状では別に円高が必要とは思われない。 円高△。
* 企業の構造改革が進む。=将来の競争力強化。
1971年のニクソン・ショックで、ブレトン・ウッズ体制が崩壊し、ドル・円相場は1ドル=360円の固定相場が崩れて以来、円は一貫して上昇し続け、1995年には1ドル=80円を割り込むほどの円高となった。この間、我が国の輸出企業は懸命の努力を続けて、為替相場の変動(円高)に対しての耐久力を身に付けた。
本年度の社内設定レートの多くが、1ドル=100円だと聞く。
多少の円高には、耐えられる筈であるし、輸出業者の殆どが原材料は輸入している。
以前のように、“円高で企業業績が左右される。”ようなヤワな会社は既に淘汰されていよう。 円高△。

円安メリット。
* 輸出企業の採算が改善する。=景気にプラス。国内の需給不均衡を外需で埋められる。
上で述べたように、円安で業績改善を図る輸出業者は、今の世の中では生きてはいけない。
輸入業者、或いは我々一般消費者が“高い買い物”をしなくてはならないディメリットの方が大きいと見る。 円安×。
* 外貨建て資産の評価が上がる。=本邦投資家のバランス・シートが改善される。
既に外貨建て資産を沢山保有しているのなら兎も角、個人金融資産1500兆円の多くは、円建ての預貯金に埋もれたまま。
逆に円高になったほうが、外貨建て資産を買い易くなるではないか。
塾長だって、手薬煉(てぐすね)を引いて円高を待っているのだ。 円安×。
* 日本の財が海外の投資家にとって買い易くなる。=デフレ圧力が減殺され、国内資産価値の上昇が見込まれる。
デフレは終わった。これからは、インフレ圧力に対する警戒が必要であろう。
ご存知のように、自国通貨安はインフレを増長させる。
また、円安がどんどん進むようであれば、海外の投資家は日本の財を買わない。
円安が峠を越え、円高になる兆候でも出れば、彼らは日本の財を買う筈である。 円安×。

あれれ、塾長のポジション・トークが入っていることを差し引いても、円安×=円高Oに置き換えれば、
円高O=4個で、円高△=2個ではないか?

原材料・エネルギー資源の殆どを輸入に頼り、食料だって自給率が4割ということは6割を輸入している我が国にとって、“円高=強い円”は、国益に適うのではないのか?

“双子の赤字”をFinance.するために、アメリカは1995年以来、“強いドルはアメリカの国益に適う。”と言い続けているが、我が国も輸入大国の一つとしていよいよ、“強い円は日本の国益に適う。”と言い始めてみてはどうだろう?

何れにせよ、“ドル・円が60~70円になるべきだ!”などと喚いている訳ではない。
まあ、100円前後がドル・円相場の“適切なレベル”かなとは思うが、如何せん昨年までの円安が行き過ぎ、現状のクロス・ベースでの円相場が異常に安い。
その水準訂正が起きても不思議ではないと言っているだけである。


     学校の先生に成ったような気分の塾長。

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2008年6月23日 (月)

杜の都、仙台。

梅雨、真っ只中。
毎日、しとしと雨が降る。
日本は、はっきりとした四季があるのが特徴で、冬は寒く、夏は暑く、春・秋は凌ぎ易い。
そして6月は梅雨で、雨が降るということは誰でも知っている。
しとしと降る雨には、“梅雨だから仕方無いなあ。 早く上がればいいなあ。”と空を眺めながら、ため息をついていればいいが、どうも今年はちょっと様子が違う。
塾長が住んでいる横浜などの関東地方はそうでもないが、四国、九州、東北地方の色々な所で豪雨とも言える土砂降りになっていると言う。
これも、世界的に問題となっている“地球温暖化現象”が一因なのであろうか?

岩手・宮城内陸地震で被害にお会いになった皆様方に、お見舞いを申し上げます。
どうぞ、お気を付けて下さい。

実は、先週土曜日に仙台で外為さん主宰のセミナーを行った。
“資産運用応援セミナー”がメイン・タイトルで、“始めてみよう!FX投資in 仙台”と銘打って、一部はチャートでお馴染みの川口さんが、ちょっと堅苦しい“投資の心構え”という話をされ、第二部で外為の若い衆が“FXの仕組みとリスク”を説明した後、塾長が“FXの魅力”について話しをする段取りであったが、岩手・宮城内陸地震の直後ということもあって、果たしてお客様がお見えになるかどうか、主催者が気を揉んでいた。
結果は、それは全くの杞憂に終わり、用意した席の殆どが埋まるほどの盛況であった。

仙台に行ったのは、4-5年ぶりであっただろうか?
“杜の都”と呼ばれる所以を調べるほど、“杜”を愛でる時間は無かったが、仙台は好きである。
いや、仙台に限らず新しく訪ねる町、久し振りに訪ねる町は楽しい。
普段は横浜に住み、毎日宴会に出席するために東京に出掛けてくるが、大きな都会は往々にして息が詰まる。
現役を離れて、所謂“通勤”というものから開放されてほっとしているが、人ごみは嫌だ!
多くの皆さんが、“好むと好まざるとに関わらず…”“通勤”ではなく、“痛勤”に耐えていらっしゃるので、余計なことは言いたくは無いが、辛いですよね。

さて、今回のセミナーは、“初心者向け”とお断りしていたので、“これからFXを始めてみよう。”、或いは“FXは始めたばかり。”という方々が殆どであった。

セミナーを開始して、
“損切りをしなさい!”と何回言ったであろうか?
“無茶なレバレッジを掛けてはいけません!”と何回言ったであろうか?
実は、存じ上げているベテランの方もセミナーに参加されていたが、“ベテランの方でも、上の基本的なFXに対する取り組み方を忘れてしまって、往々にして損をされるんですよ。”と言うと、そのベテランの方が苦笑いをされていた。
塾長が言ったことは、決して嘘ではあるまい。

全くの初心者の方々にはちょっと難しかったかも知れないが、最近の難しい相場に上手に対処するために、
-相場にはレンジ相場と、
-レンジが破れた時のトレンド相場(そんな言葉があったっけ?)がある。
何れにせよ、肝心なのは兎に角新しいポジションを取った時に、ストップ・ロスを入れておくことである、と口を酸っぱくして繰り返した。
それと、“いい両建て”についても話した。
“ストップの嵐”に会わないために、“のべつ幕無しにやるな!”とも言ったが、“相場を点で考えないで、ゾーンで考えるようにしよう。”と言うことを失念した。
要は、上がると思って買っても、そこが大底で、そこからまっしぐらに上がることは先ず無い。
“少なかれ、多かれ”=(これは説明した。)相場は逆に動くから、105円丁度で全部を買おうとしないで、下れば104.60まで待ってもいいし、逆に上がりだしたら105.40まで追い掛けて買ってもいい。
その為には、大きなレバレッジを掛けてはいけないのである。

よし、7月3日に“基礎セミナー・その二”があるから、その様なことを話そうかな?
他に、話して欲しいことがありましたら、どうぞここにでもリクエストして下さい。

昨日、終了した男子ゴルフの“ミズノ・オープン・よみうり・クラシック”で、タイのプラヤド・マークセンが2試合連続優勝。
以前、よくラウンド・レッスンしてくれた丸山大輔プロを応援していたが、最終日余りスコアが伸びずに、10アンダーの8位タイ。

今晩、一緒に“日本一のちらし寿司”を食べに行く、谷口拓也プロ(拓ちゃん)は、未だ調子が今一歩。
2007年はマネー・ランク41位、2006年は同じく30位で、実力のある選手なのだが、毎年夏くらいから実力を発揮する。
前回は、“ちらし寿司”を前代未聞のお代わりをして、塾長をたまげさせたが、まあ沢山食べて、沢山勝ちなさい。

頑張れ、拓ちゃん!!

        最近、全然ゴルフをやっていない塾長。


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2008年6月16日 (月)

”モーニング・サテライト”

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日々のブログでも申し上げたが、今朝大早起きをして(午前3時半!)、テレビ東京の朝の経済番組である、“モーニング・サテライト”に出演した。
先週、電話があり、“最近の為替相場について話して欲しい。”とのことであったが、“相場観を変えていないから、同じ事=(ドル安・円高になるという持論)を言うよ、と言ったら、“はい、存じ上げています。”と言う。
後から分かったのだが、この番組のディレクター氏、塾長の“週刊・独り言”と日々のブログを読んでくれているらしい。
だから、塾長が懲りずにまだドル安・円高論をぶっているのを承知しているらしかった。
“相場観がずれないことは、大事だと思います。”と、嬉しいことを言ってくれる。
“で、持ち時間なんですが、相変わらず短くて、4分です。”と言う。
金曜日に打ち合わせを行ったが、ポイントが幾つかあり、とても4分では収まらない。
-相場はドル高トレンドに変わったか?
-介入も辞さないと米国金融当局が発言したが、彼らは本気か?
-世界中でインフレ懸念が台頭しているが、日本はどうなるか?
-これから、ドル・円相場はどうなるか?
-もし円高になった場合の、日本経済に対する影響。
などをテーマにしよう、ということになったが、4分では足らない。
このテーマを話すだけで、15分は必要である。
まあ、ぶつぶつ言っても仕方ない。
“じゃあ、こうしよう。これらのテーマの中から、キャスターの本村さんが塾長に質問する。台本があると4分では収まらないから、(何時ものように?)台本は不要である。”ということで、本番に向かうこととなった。
あっと言う間の4分だったので、何を聞かれて、どう答えたかを一字・一句は覚えていないが、
質問:介入発言が、ドル高の大きな要因となったと思うが、どう思うか?
答え:茶番である。
   アメリカは自分勝手である。ついこの前まで、“相場は市場が形成するもの。相場をManipulate.=(操作する。)する介入には反対である。”と言って、今回のドル・円の100円割れを阻止しようとした我が国の金融当局に釘を刺しながら、今度は自分が介入をやろうと言うのか?
   中国にだって、人民元のさらなる切り上げ=(ドルの切り下げ)を求めながら、自分が介入をやろうと言うのか?
   確か、アメリカの外貨準備はたった500億ドルくらいしか無いと思うが、これっぽっちで足りる訳が無い。
   はっきり言って、アメリカの介入の実行性は極めて小さい。

質問:アメリカはインフレを大変懸念しているのか?
答え:ついこの前までは、景気後退懸念とインフレ懸念が同等であったが、ここ最近の原油価格の高騰により、最近はインフレ懸念により重きを置くこととなった。
   そこで、インフレの最大要因の一つである自国通貨安=ドル安を牽制し始めた。

質問:ポールソン財務長官が、中東を訪問したらしいが、その目的は?
答え:最初は、バーナンキFRB議長のドル安牽制発言、そして次はポールソン財務長官のドル安阻止のための介入の示唆、そして最後はブッシュ大統領の強いドルを指示する発言など、ドル安を阻止するための“三人そろい踏み”の様相を呈したが、これは極めて異例である。
   憶測に過ぎないが、ポールソン財務長官が6月の初旬に中東訪問した時に、何か密約でもあったのではないか?例えば、昨年から燻ぶっている、中東産油国のドル・ペッグ制からの離脱をしないように要請する。ドル安=産油国通貨安となるから、同じくインフレに悩む中東産油国も、ドル相場が安定することに反対する訳が無い。
   そして、その引き換えに“三人そろい踏み”で、ドルを防衛する旨の言質を市場に与える、と約束した。
   そして、今のところその効果が出て、ドルは上昇してきている。

質問:これからのドル・円相場はどうなるか?
答え:隣の席で、梅津さん(男性キャスター)が“また同じ事を言っている。”と笑うであろうが、ドル・円相場は何れ92円を目指すと思う。
   多くの参加者が、“アメリカの実体経済は悪くなるであろう。”との思惑の元にドルをショートにしたが、今は“介入発言”に敬意を表して、売ったドルを買い戻しているだけ。
   アメリカの実体経済は、これからも悪くなると思われ、誰がドルを買い上げるか?
   “介入ユーフォリア”=(熱狂)が収まれば、ドルは再び大きく売り込まれるであろう。
   それが何時起きるかを当てることは難しいが、来月大きな確率で行われるであろう、ECBによるユーロの政策金利引き上げが、きっかけとなる可能性はある。
   金利引き上げにより、ユーロ高&ドル安になる可能性があるからだ。
   暫くは、107~110円近辺にドルは高止まりする可能性はあるが、その後年末に向かって、92円を目指すであろう。
       多くの人が、“円高はダメだ。”、と言うが円高にもメリットがあることを忘れてはいけない。 我々は、多くの原材料を輸入しているではないか?

       もう少し、続けたかったが、ひょいと左を見ると、“時間です。”と書いた紙をアシスタントが掲げている。
       で、そこで止めた。
       ディレクター氏に、“押しちゃってご免ね。”=(時間が長くなってご免ね。)と言うと、“はい最初からその積りでしたから、ご心配なく。”ですと………………。
  
         
と言うことで、皆さんには余り目新しい意見でもない。

たった(?)4分の出演を無事に終えて一旦帰宅し、BSニッテレに電話で出演、そして自宅で外為さんの、“外為マーケットビュー”の録画をして、はなを散歩に連れて行ったら、向こうの方から“犬仲間”で同じマンションに住む奥さんが、“はなちゃんのお父さーん。”と手を振って飼い犬と一緒に駆けてくる。
“今朝、テレビ見ましたよ。 ちょっと言葉が難しくて分からなかったです。”と仰る。
“早口で済みませんね。”と謝ると、“いえいえ、私もお話になる言葉が理解出来る様に勉強します。”と仰り、ちょっと嬉しかった。

さてと、ドル・円相場は108.20~30で小動き。
市場は、先週からの“介入ユーフォリア”をまだ完全には消化しきっていないのだろう。

明日お見せするが、例のチャートを見ると、日経平均の赤線をドル・円の青いバーが追い越し、米国10年債の利回りの赤い線も、そろそろ追い越されそうである。

ドル・円はもう一段上昇の余地があることは認めるが、相当Toppish.=(天井に近い。)と感じる。

今朝早起きをして、今でも吐きそうなくらい眠い塾長。

p.s.
今日の夜は、仲良しの今井さんとAW kitchen.でイタリアン。
凄く、楽しみである。
写真は、“モーニング・サテライト”のスタジオ。コマーシャル中で、皆少しほっとしている。

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2008年6月 9日 (月)

ハイブリッド車。

週末、馴染みのトヨタのディーラーから電話があって、“新型・クラウン・ハイブリッドに試乗しませんか?”と言う。
“へえ、クラウンにもハイブリッドが付いたんだ。試乗してもいいけど、買わないよ。
俺が興味を持ってるのは、レクサス・ISFか、スーパー・チャージャーが付いた、クラウンだからね。”と念を押して、試乗に出掛けた。
加速が凄い!
目の前にメーターが二つあって、右側がスピード・メーターで、左側がパワー・メーター。
100%までスロットルを踏むと、かっ飛んでいく。
エンジンは3.5リットルのDOHCで、296馬力しか無いが、モーターが200馬力もある。
単純に足せば、296+200=496馬力あることになる。
しかも、ガソリン・エンジンと違ってモーターは回りだしてから直ぐに最大トルクを発揮するから、出だしの加速などは、スポーツカー並みに早い。
但し、所詮はクラウン。足回りがフニャフニャで、塾長にはしっくり来ない。
お上品に、大人しく運転する“大人”にはいい車だろうが、塾長は欲しくない。
燃費もいいらしい。
10モードではリッター15.8キロ走るとのことだが、実際は平均で13キロくらい走るらしい。
これは凄い!
塾長は、現在は引退して通勤というものはないが、現役時代は車で通勤していた。
大袈裟にした方が面白いので、1年間にどれだけハイブリッド車がガソリン代を節約出来るかをシュミレートしてみよう。
比較対象は、塾長の所有している、ニッサン・フェアレディーZ・380RS、トヨタ・プリウス、そして今度のクラウン・ハイブリッド。
アホ臭いほど高くなったガソリン代は、レギュラーを172円、ハイオクを182円とする。(信じられないほど、高くなりましたなあ!)
現役時代は、一月2400キロくらい車を運転していた。
通勤に、1600キロ(80キロ×20日)、そして週末のゴルフに800キロ(200キロ×4回)位であっただろうか?

プリウス(レギュラーで、リッター18キロ走る。)の場合。
2400キロ×12ヶ月÷18キロ×172円=275,200円。=(1年間のガソリン代)

380RS(ハイオクで、リッター7キロ走る。)の場合。
2400キロ×12ヶ月÷7キロ×182円=748,800円。=(1年間のガソリン代)

クラウン・ハイブリッド(ハイオクで、リッター13キロ走る。)の場合。
2400キロ×12ヶ月÷13キロ×182円=403,200円(1年間のガソリン代)

随分、違いますなあ。
ガソリン代を気にしていたのでは、スポーツカーなんぞには、乗れませんなあ。

面白いもので、380RSに乗る時は、燃費などは全く考えずに、常にフル・スロットルを心掛けるが、プリウスに乗る時は、ダッシュ・ボードにある燃費計(現在、リッター何キロで走っているかを、メーターが教えてくれる。)を見ながら、ソーッと走る。
ちょっとラフに走ると、がくっと燃費が悪くなり(それでも、リッター16キロくらい)、法定速度を超えないように走ると、リッター22キロくらい走ってくれる。
日本一のオモシロ車(380RSのこと)を走らせる時は、メリハリを利かせるが、日本一の省エネ車を走らせる時は、ソーッと走るのも、これまた一興。
そうだ、ハイブリッド車を運転する時に気を付けなくてはいけないこと。
低速度で商店街などを通る時に、歩行者に気を付けなくてはならない。
エンジンが回らずに、モーターだけで走っているので、何の音もせず、車が近付いていることに気付いてくれない。
時々、お互いにひやっとする時がある。
クラクションを鳴らすと、飛び上がって驚くし、鳴らさないでおくと、そっと近付く車に突然気付いて、これまた飛び上がって驚く。
中々、難しい。

中々、難しいというと、為替も中々どころか、相当難しいですなあ。

バーナンキFRB議長の、ドル安懸念発言以来、ドルが上昇して3ヶ月半ぶりの106円台を示現し、金曜日には日本銀行・金融市場局の中曽局長が、“外銀が円を調達して、自国通貨に換える動きがある。”と発言し、107~108円近辺まで円安が続くかと思いきや、米国失業率の悪化や、原油高を受けて、ドルは急落。
あっと言う間に、104円台まで下落した。
やってられませんなあ。
ドルをロングにするにしろ、或いはショートにするにしろ、やはりストップはきちんと入れておきたい。
レンジ相場なのか、或いは大きなトレンド変化が起きつつあるのかは、その時点では分からない。
レンジ相場だと思えば、上がれば売って、下れば買えばいい。
レンジ相場が終わって、トレンド変化起きつつあると判断したら、上がれば買って、下れば売ればいい。
そして、何れにせよストップを置くべきだと思う。
塾長はドル・円に関しては、暫く103~106円のレンジかなと思っているのだが、もしそうなら、高い所では買わず、また安い所では売らない。
やるとすると、105.80で売って、106.20でストップの買い。
103.20で買って、102.80でストップの売り。
レンジを切ったかなと判断したら、106.20で買って、105.80のストップの売り。
102.80で売って、103.20のストップの買い。
“何だ、随分面倒くさいディールをやるんだな!”と感じる人が多かろうが、これが損失をMinimize.=(最小限度に留める。)し、大相場を取って、利益をMaximize.=(最大にする。)する方法と心得る。

   どうやら入梅(つゆいり)し、ちょっと憂鬱な塾長。(寒さと雨は嫌いだ。)

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2008年6月 2日 (月)

投資か、投機か?

先週の、日々のブログで、“投資か、投機か?”という話題が盛り上がったので、今週はそれを取り上げて、テーマにしてみたい。
先ず、それぞれの定義を大辞泉から引用してみると、
-投資。
 1 利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。
2 経済学で、一定期間における実物資本の増加分。
-投機。
 1 利益・幸運を得ようとしてする行為。
2 将来の価格の変動を予想して、現在の価格との差額を利得する目的で行われる商品や有価証券などの売買。

何だ、大した違いは無いではないか?

実際、投資と投機を厳密に分けることは出来ないと思う。

先週議論をした方のご意見は、
-金利差=(スワップ・ポイント)を狙って行う円売り&高金利通貨買いは投資である。
-Capital Gain.=(元本の増加)を狙っての円買い&高金利通貨売りは投機である。
ということであったが、塾長はそうは思わない。
まあ結論を一言で言うと、“結果として利益が上がればそれは投資である。”と思う。

ドルと円の金利差が2%とする。
金利差を狙って円を売ってドルを買うと、日々1万通貨に付き58円のスワップ・ポイントが付与される。(105×2%÷365days×10,000=58。)
至極、簡単な計算である。
塾長に言わせれば、こんな非効率な“投資”は無い!
1年間じっと我慢して、為替相場が動かなければ2%(2円10銭)のご褒美が頂け、昨年までのように円安が進めばそれにCapital Gain.=(元本の増加)も得られるが、では円高になったらどうなるのか?
現在は円安傾向なので説得力に欠けるが、円が高くなることを前提にして議論をしてみたい。
1ヶ月間のスパンで検証してみると、
-105円で1万ドル購入する。
 1ヵ月後には、1,798円(58円×31 days.)のご褒美が貰える。
-もし、104円まで円高になったらどうなるか?
 1万ドル×(104-105)= -1万円。
これも極めて簡単な計算であるが、1万円やられているではないか?
ご褒美の5.6倍ものCapital Loss.を被っては、投資でも何でもないではないか?
1,798円を得る積りで結局1万円も損したのでは、それは投機ではないか?

逆に、円高&ドル安になると確信して、
-105円で1万ドル売る。
 1ヶ月間持ち続けると、1,798円のスワップ・ポイントを払わなくてはならない。
-喜べ! 104円まで円高になったぞ。 もっとドルは下ると思うが、利喰いをしちゃおう。
 1万ドル×(105-104)=+1万円。
 たった(?)1,798円の犠牲を払って(スワップ・ポイントを払って)、1万円の利益が出れば、御の字どころか、凄く効率のいい投資のような気がするが…………………。

冒頭でも言ったが、要するに結果として利益が上がれば、円売りだろうが、円買いだろうが、どうでもいいのである。
投資か、投機か?などの議論をする必要は全く無い。

この異常な低金利の中、やはり手っ取り早く、しかも割合簡単に出来る投資は、円を売って高金利通貨を買うことであるが、それは為替相場が動かないか、昨年までのように円安傾向の場合は有効であるが、円高になるリスクがある時は、得られる金利差よりも大きく元本が毀損することを忘れてはいけない。
ましてや、レバレッジを大きくして、数倍ものスワップ・ポイントを得てやろう、などという不遜な考えは、お止めなさい。
これこそ、まさしく大きな“投機”。
ドル・円の1ヶ月のVolatility.=(変動率)が、12%を超えるという時に、年率2%の金利差を狙う、そしてそれにレバレッジを掛けるなど、塾長にはとても考えられない投機である。
円を売るなと言っている訳ではない。
円高のリスクを常に考えなさい、と言っているのである。

これも何回か指摘したが、多くの人が、レバレッジの掛け方を正しく理解していないと思う。
-金利差狙いの円売りを行う時は、円高リスクを考慮して、大きなレバレッジは掛けない。
 借金をしてまで預金をするような行為は絶対に慎む。
-Capital Gain.を狙って、“下りそうだから売るぞ!”とか、“上がりそうだから買うぞ!”と張り切って取引を行う時には、そこそこのレバレッジを掛けて、勝負をする。
  但し、短期勝負と心得て、損切りは勿論、利喰いの場合でもスパッと勝負を終える。

さあ、反論、ご意見、大歓迎!

            札幌で美味しい物を食べて、大変ハッピーな塾長。

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2008年5月26日 (月)

再び、徒然なるままに。

毎週、“独り言”を書いていると、“今週は何について書こうかな?”とネタに困ってしまうことがしょっちゅうある。
大体前の週末に頭を捻ってネタを考え、下準備をしておくのだが、この週末は土日に連荘でゴルフをしたので、その時間が無かった。
そこで、2週間前もやったのであるが、ズルをしてテーマを決めずに、再び徒然なるままに、好きなことを脈絡無しに書いてみたいと思う。

-男子プロゴルフの“マンシングウェアーオープンKSBカップ”で、塾長がファンである、谷原秀人プロが逃げ切ってツアー通算7勝目をあげた。
おめでとう、パチパチパチ!
初日からトップをキープし、スタート時は2位と6打差あったが、昨日は調子が悪く、ベストテン入りした選手の中で只一人オーバーパーの73を打ち、一度は2位の佐藤信人選手に2打差まで追い上げられ、“危ないぞ!”と気を揉んだ。
結局は3打差で優勝したが、プロでも好調、不調の波があるのだな?
塾長も、ゴルフは今,絶不調であるが、まあ、これでメシを喰っている訳ではないので、まあいいか。
(サインして貰った写真を載せようと思ったが、また”GIF,JPGおよびPNGファイルしか使用出来ません。”とグダグダ言うので、日々のブログの方に載せます。)


-先週の木曜日と金曜日に、愛知県にある“スパ西浦モーターパーク”というレーシング・サーキットで380RSを走らせたが、面白かった。
ブログをご覧になっている読者の中で、4人もの方々がそのサーキットを訪ねて下さり、塾長の隣で380RSに同乗走行をすることが出来た。
お怪我をさせたら大変なことになるので、ゆっくりと走ったが、サーキットを走ることは中々無いので、いいご経験になったかも知れない。
遠い所に足をお運び頂いて、有り難う御座いました。

-ブログをご覧になっている読者からご質問を受けたので、それにお答えしたいと思う。
* 塾長は、とてもパワフルでエネルギッシュにお見えしますが、
塾長のパワーの源はなんですか?
また、塾長を支えてるものはなんですか?
また、座右の銘や好きな言葉がありましたら教えてください。*
・ 塾長のパワーの源は、何と言ってもワインと睡眠です。
よく言うように、塾長の主義は、“美味しい物をちょっと食べ、美味しいワインや日本酒を楽しい仲間と沢山飲み、そしてよく寝る。”です。
  よく寝るのは、寝ないと体が持たないからです。よく“歳を取ると長時間眠れない。”という人がいますが、全然そんなことはありません。
  毎日平均、9時間以上睡眠を取っています。

・ 塾長を支えているものは、家族と友人です。
ご存知のように、塾長は超我が儘ですから、家族は大変でしょうねえ。
“俺の言うこと、やることは総て正しいのだ!”と本気で言っていますからね。
先週の塾長のスケジュールを振り返って見ると、
月曜日:ホテル・オークラでワイン会。
火曜日:某外資系銀行の東京支店長と“一笑美茶楼”で、フカヒレ・ディナー。
水曜日:ゴルフ仲間と、大崎にある、ラフェクレールというフレンチ・レストランで会食。
木曜日と金曜日:愛知県で車三昧。
土曜日と日曜日:神奈川県と千葉県でゴルフ三昧:
フツーの家では、争議になるかも知れませんね。
この忙しいスケジュールも、総て情報収集と称する、友達付き合い。
嫌なヤツとは、絶対に会いませんし、付き合いもしません。
塾長の友人は、皆言い人たちばかりですよ。

・ 座右の銘や、好きな言葉はありませんが、自分の行動から敢えて“こんな言葉が好きかな?”と考えてみると、
*待てば、海路の日和あり。=(相場をやっていて、多少外れてもくよくよしてはいけない。じっと我慢をしていれば、必ずいい方向に向くであろうと希望を持つ。但し、損切りをするな、と言っているのではありませんよ。)
 *常にフェアーであれ。 但し、自分がアンフェアーに扱われたら、とことん戦え。=(塾長は、サービスをしてくれる人に、必ず“有り難う。”と謝意を表します。すると、向こうも絶対に嬉しい気分になると思います。レストラン然り。バス・タクシーに乗る時も然り。 逆にこちらの誠意を無視して、知らん顔をしたり、理不尽なことをされると切れます。“おい、返事をしたらどうなんだよ!”とか、“おい、それは無いだろう!”と必ず注意をします。
   友人のC-chan.に言わせると塾長は、“ジキル博士とハイド氏”ということらしいですが、そんなことはありません。
   恥ずかしくて言いたいことも口に出せないとか、トラブルが嫌で泣き寝入りをすることの方が、おかしいと思います。)
 
今週は、まだやるべきことが沢山あるので、これくらいにします。
今週末は、札幌です。 


         遊び過ぎて、ちょいと疲れている塾長。

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2008年5月19日 (月)

カリスマ投資家は、意外に保守的?

先週の“日経ヴェリタス”=(今まで日刊紙であった“日経金融新聞”が、3月から週刊の“日経ヴェリタス”に代わった。
http://veritas.nikkei.co.jp/
日曜日に宅配され、70ページ以上もあって、結構読み応えがある。)に、バークシャー・ハザウェイのCEOで、世界一の富豪と言われているウォーレン・バフェット氏に関する記事があった。
主題は、“バフェット投資の極意。 世界一の富豪、株主にかく語りき。”で、大変興味のある記事であった。
全然知らなかったが、バフェット氏の好きな食べ物はハンバーガーで、コカ・コーラも好み、チョコレート菓子やソフト・クリームも大好物だとのことだ。
失礼ながら(?)77歳のお年で、そんなものばかり食べていていいのかなあ?
あ、そうか。“好きな食べ物は..”と言っているのだから、そうしょっちゅう食べている訳ではないのかも知れない。
塾長は、“好きな食べ物は?”と聞かれたら、即座に“麺類!”と答えるが、三食総て麺類を食べている訳ではないな。
株式投資に対しての記事が大半であったが、バフェット氏は“カリスマ投資家”との異名とは裏腹に、安定性重視で、老舗銘柄を好み、株高の熱狂には踊らないという。
ヴェリタス編集部が作成した、バフェット氏の過去の言動や投資実績などに基づいた投資銘柄選び5か条は、
-事業内容が自分で理解可能
-強固なブランド
-長期安定した収益力
-信頼の置ける良い経営陣
-変化の激しい業界は避ける
である。
上で、“大変興味のある記事であった。”と書いたのは、僭越ながら上の投資銘柄選び五か条はFX投資にも当て嵌まるのではないかと思ったからである。
ただし、これは塾長の勝手な理解であるとお断りする。違う考えをお持ちの方が大勢いるのは承知している。

* がFXでは、こうなのかなあと塾長が感じる点。

-事業内容が自分で理解可能
* 塾長は、円、ドルそしてユーロしか(時々英ポンド)FXの取引をしないが、理由は簡単で、他の通貨のことはよく知らないからである。
 日本、アメリカ、ヨーロッパ、そしてイギリスに関しては、経済、政治の状況、そしてFX取引に極めて重要な市場の需給に関しては多少の知識はある積りであるが、他はよく分からない。 分からないものには手を出さないのが塾長の主義である。

-強固なブランド
* 円、ドルそしてユーロ(たまには英ポンド)は、所謂主要通貨である。
Liquidity.=(市場における流動性)も極めて高い。 安心して取引出来る。

-長期安定した収益力
* うーん、これはちょっと違うかな?
収益力をもたらす要因がしょっちゅう変わる。
金利差、ファンダメンタルズ、金融・為替政策、需給の歪み、………….。
だから、一概には言えない。

-信頼の置ける良い経営陣
* 金融・為替政策を司る中央銀行や行政の長が信頼出来るか?
それと、政治の長も入れようか?

-変化の激しい業界は避ける
* 金利差だけを狙って、流行物(はやりもの)を追いたくはない。
我々フウーの人(一般投資家)は奇をてらわず、清潔でこざっぱりしたものを見に付けていればいいのだ。

と、勝手に考えたのだが、如何であろうか?

バフェット氏は、為替にも投資をして相当な利益を上げたが、現在はブラジル・レアルだけ買い持ちにしているという。
ただし、“米貿易収支が悪化する限り、長期的に米ドルが下落する可能性が高くなる。”と思い、米ドルの長期的下落を予想している。

早合点してはいけないのは、“へえ、あのバフェット氏がドルが下がると言うのなら、自分もドルをショートにしておこうか。”ということである。
氏が言うように、ドルは既に大幅に減価し、それに対してG7でも米欧が危機感を共有した。
下手なレベルでドルをショートにしても、損切りをさせられる危険性はある。
もっとも塾長は個人的には、“だから何だ(G7での声明)! G7で協調してドルの下落を止めようか!”などの具体的な策を講じない限り、ドルの下落を止めることは出来まい、と思っており、ドル安トレンドは変わっていないと思っている。

     今週は割合まともな事を呟いた塾長。

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2008年5月 5日 (月)

FXとマージャン。

先日、日々の“独り言・ブログ”で、“FXとマージャンの通ずるところ。”について尋ねられ、大喜びでお答えしたが、ほんの触り程度しかお答え出来なかった。
“週刊・独り言”のネタにしたいなあ、とぽろっと本音を吐いたが、やはり実行することにした。
やはり、北海道大学・経済学部・マージャン学科を卒業した塾長には、“血沸き、肉踊る。”テーマなのである。
実は以前にも触れたが、実際“FXとマージャンとの関連”は極めて高いと思う。
昨今の、“日経平均&米国10年債とドル・円相場の相関”ほどではないが、よく似ている部分がある。
お断りしておくが、マージャンが強い人がFXで勝てるかどうかは知らない。
逆に、塾長が知っている優秀なFXディーラーと言われた人達は、例外無くマージャンが強かった。
やっぱり、勝負勘とか場の雰囲気とかを読むのに長けているからだと思う。

では、FXとマージャンのどこがどう似ているのかをご披露しよう。

-両方とも手ごわい相手がいる。
 FXでは、市場という大きな相手がおり、マージャンでは3人の敵がいる。

-勝負事の常であるが、冷静さを失ったら負け。
 人間の性(さが)であるから仕方ないが、勝っている時は有頂天になり、負けている時は気分が悪く、人に当たり散らすヤツがいる。
 挙句の果てに、負けていることを他人のせいにしたがる。
 マージャンでツモラレルのは仕方ないが、自分で打ち込んだくせにカッカする。
 FXで、自分が作ったポジションが逆に行ってしまい、自己責任なのに市場のせいにする。

-マージャンをやる時は、“ポン、チー、ロン。”の三つの言葉さえあればいい。
 “あそこで、あれを切ったからどうだ、ぐだぐだ…………….。”“俺はこんなに高い手をやっているのに、安い手で上がりやがって!”などと喋るヤツがいるが、ウルセー!
 FXも、解説は要らない。勝っても、負けても黙っていれば宜しい。
 大体、勝っている人は静かにしているものである。

-メンタンピン・ドライチでテンパイし、同じ待ち牌であっても、周りの状況は必ず違っ
ている。
   今、トップなのか? それともビリなのか? 黙テンでザンクの手で勝負をする価値はあるのか?
 104.70~80が暫くドル・円の上値であったが、それが切れた。
 輸出筋はドルを売ってくるのか? 個人投資家は円売りを続けるのか? 
 同じ相場でも、市場の雰囲気は全く違う。

-リャンウーパー・ピンの三面チャンであっても、待ち牌が10枚場に切られていたら、待ち牌はあと1枚しか無い。
 逆に、ペンチャン、カンチャンでも1枚も場に牌が切れていなければ、上がれる確率はサンメンチャンより大きいかも知れない。
 2003年から2004年に掛けて、当局が35兆円もの円売り介入を行っても円高は続いた。 
 2005年に個人投資家が“たった”数兆円ほど円を売っただけで、120円までドルは上昇した。 市場の需給をよく見極めたい。

-“ハイ・リスク&ハイ・リターン”がいいか、“ノー・リスク&ノー・リターン”がいいか?
 どちらも駄目。
 マージャンでも、FXでも、リスクを上手く管理しながら、よりよいリターンを得られるようにしなければ、絶対に勝てない。
 マージャンでは、降りてばかりいれば勝てないが、千点の手で親に向かって行くのは無謀というもの。配牌を見て、“あ、これは上がれないな。”と感じたら、最初から降りることを意識しながら打っていく。
 FXでは、“あ、これはいかんな?”と思ったら、損切る。
 突っかかっていくと、傷口を広げるだけ。

-両方とも、完璧なお手本というものが無い。
 卑怯な言い方だが、“感性”というものが必要な時がある。
 一生懸命本で知識を得ても、それがいつも通用するとは限らない。
 ルールを理解するために本を読む必要はあるが、その応用は自分で取得しなければならない。

-ビギナーズ・ラックはそう長くは続かない。
 マージャンは腕が7割で、ツキが3割の勝負事だと思う。
 いくら上手でも、ツキがないと勝てないことがある。
但し、長く続けていると“必ず!”結果的には上手な人が勝つ。
FXには、ツキなどという下衆な要因は無いかも知れないが、買っている時でも、負けている時でも勝負からの引きどころが極めて重要である。
上手な人(プロのディーラー)でも負けるが、負け方が上手い。要するに、利益が大きくて、損失が小さい。
逆に、下手な人(アマチュア・ディーラー)は、負け方が下手で、利益が小さくて、損失が大きい。

-常に明日がある。
 夜の11時になったから、そろそろ終わりにしようとすると、“あと、ハンチャンお願い! 俺、こんなに負けてんだよ。”と泣きを入れるヤツがいる。
 大体、こういうヤツはもっと負けるものだ。
 そもそも、あとたったのハンチャン2回で、一晩の損を取り戻そうなんていう僭越な考えが気にくわない。
 もう今晩の負けのことはすっぱり忘れて、次回に賭ければいい。
 FXも同じ。
 “俺が売ったんだから、相場は下がる筈だ!”と思い込んで、損切りをしないでナンピンで売り上がっていき、傷を深くする。
 一旦ポジションをSquare.にして、頭を冷やせばいいのだ。

-上手な人の技術を盗む。
 マージャンは、4組の組み合わせをなるべく早く、そして高い手を作るゲーム。
“好牌先打”と言って、その4組には関係ない牌は真ん中でも何でも、早く場に捨てる。
傍テンと言って、4を切って、3~6で待つのはヘボな証拠。
何故傍テンになるかというと、最後の最後まで4,4,5と持っていてテンパイしたから余った4を切って3~6待ちになっただけ。
大体不要なのに長く持っていた4で打ち込むケースが多い。
上手な人は、ここら辺の打ち方が大変上手である。
後ろで見ているとよく分かる。
そういった技術を盗みなさい。
FXに関しては、上で言ったように上手な人(プロのディーラー)は損切りが上手い。
アマチュアが唯一真似が出来るのは、“損切りのルールを作って、それを遵守する。”こと。
そう難しくはない筈なのにそれが出来ないのは、直ぐにルールを破ってしまうから。
スポーツでルールを破ると失格になるが、FXは“自分の金”なので、ついつい甘くなってしまうが、それは駄目!

あれれ、3ページにもなってしまった。
ね、相通じる点が多いでしょ?
マージャンを知らない人には、チンプン・カンプンだったでしょうか?

 ゴールンデン・ウィークだというのに、はなの散歩以外には一歩も外に出ていない塾長。

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2008年4月28日 (月)

セミナー、”応用編”。

先週の木曜日に、“FX入門・基礎編”の第二弾として、“応用編”なるセミナーを開催した。
“基礎編”の“応用編”とは、これはちとややこしいし、両方とも参加される方の人数は少ないであろうから、この“応用編”で何を話そうかとちょいと迷った。
結局は、前回のおさらいをして、その後はブログで募集したご質問にお答えすることにした。
今週の“週刊・独り言”は、この二つのセミナーで何を話したかをまとめてみたいと思う。
中・上級者と、セミナーにご参加なさった方々はご覧になる必要はありません。

*前回の“基礎編”のおさらい。
-如何に、安全かつ効率よくFX投資をするか?
 ・財務省がFX業者に与える免許は、その業者の安全性を保障するものではない。
・ スプレッド、手数料は業者を選定する際の重要な要素であるが、執行がうまくいかないと意味は無い。(いざという時に、約定出来るか?)
・ システム安定の重要性。
-自分の投資目的は何か?
・ 純粋なスワップ・ポイント狙い?
高金利通貨ならどれでもいいのか?
適切なレバレッジはあるのか?
円安時に利喰う必要は無いのか?
円高時に損切る必要は無いのか?
・ 純粋なCapital Gain.狙い?
どの通貨が一番妙味があるのか?
適切なレバレッジはあるのか?
利喰い・損切りのタイミング。
本業との両立。(一日中、値動きを追うことが出来るのか?)
・ その両方?
長期投資で行くか?(スワップ・ポイント狙い?) 円売りだけ。
短期投資で行くか?(Capital Gain.狙い?) 円も買おう。
・ 目標をどう定めるか?
100万円の投資資金を150万円に出来るか?
年率10~12%のリターンでは不服か?
-損切りの重要性。
・ チャンスは一月20回ある。
・ 損切りをすれば、驚くほど相場がよく見える。
・ 評価損と実現損は同じもの。
-利喰いの難しさ。
・ 早過ぎると、大魚を逸する。
・ 遅過ぎると、絵に描いた餅になる。
・ 自分の損益管理をしっかりする。


* ご質問にお答えした“応用編”。
・(トレンドとは何か?)
 トレンドとは、相場の方向性を示すもの。昨年までは、非常に明らかな円安トレンドであったが、大きく転換した。果たして、本物の円高トレンドになったか?
 トレンドがはっきりしない時は、レンジ取り引きとなる。そしてそのレンジは、必ず破られる。
 95円台を付けた後、ドルが急激に戻したが、再び円安トレンドに戻るとは思わない。
何れ、92円を切るであろうとの相場観は変えていない。

・(あれだけ悪い結果が出ているのに、ドルが上昇傾向であるが、現在の市場の見方はどうなっているか?)
  いつも木曜日に会う現役ディーラーの多くが、依然としてさらにドルが下がると思っている。現在は、金融システム安定に市場の目が向いているが、アメリカ実体経済の悪さはこれから露呈すると思われ、ドルの下落傾向は変わらない。
  ただ、今回のG7での声明文には敬意を払うべきで、ユーロの上昇とドルの下落のピッチは穏やかなものになる可能性がある。

・ (ついついレバレッジを掛け過ぎたり、損切りを躊躇してしまうが、短期トレードと中・長期トレードの違いや、損切り、レバレッジの掛け方、資金に見合った取り引きなどを教えて欲しい。)
そもそも短期トレードと中・長期トレードの違いとは何か?
さ・さっと短期にCapital Gain.を狙う積りが、ついつい損失が出て切るに切れなくなって、仕方なく中・長期のトレードになってしまっているのではないか?
基本的には、中・長期のトレードは投資目的の取り引きであるべきで、多少の相場の動きで動揺するようなポジションを持ってはいけない。
多くの人が、レバレッジの掛け方を間違えている。
スワップ・ポイント狙いのポジションに大きなレバレッジを掛けるのは、借金をして預金をするようなものである。
“下がったら売り。”、“上がったら買う。”という、ここぞという時にこそ、大きなレバレッジを掛けるべきである。
資金に見合った取り引きとは、ずばり分相応のポジションしか取らないということ。
相場の上げ下げで、ドキドキ・ハラハラするような無理はしない。
財力と胆力があれば、自己責任で何をやっても良かろうが、中々そうは行かない。

・ (ドル・円をショートにするとスワップがマイナスになってしまうが、それは気にしないのか?)
  勿論、気にしない筈は無いが、要はCapital Gain.=(ドルが下落する事によって得る為替差益)が、支払うスワップ・コストより大きければ、それでいいではないか?
  金利差が年3.65%だとすると、毎日0.01%で、一月約0.3%のスワップ・コストを支払わなければならないが、もし一月で1%もドルが下れば(例えば、110円から108.90まで下れば)その方が利益が多いではないか?
   多くの個人投資家が昨年までの円安相場に慣れてしまって、スワップ・ポイントを得ることだけにしか目が向かなくなっている。

・ (資料などを作る際にはタイトルを“理想のトレード”などに変えれば、初心者の皆   さんが自発的にデモでじっくり試してみようと思うのではないか?)
“理想のトレード・モデル”なんて、有りませんって!
そもそも、モデルどおりに相場は動かない。
閉めてみて、利益が上がれば“いいトレード”。
損失を被れば、“悪いトレード”。

・ (FXで利益を上げながら、家族を養う。=(FXで生計を立てる。)ことを夢見てい  ますが、如何でしょうか?
  お止めなさい。 無理です。
  短期間は上手く行くかも知れないが、家族を養うほどの利益を恒常的に上げ続けるのは至難の業だと思う。
  手元に5億円くらい余裕資金が有って、それを自由に使ってもいいのなら年間2千万円くらいの利益を上げることが出来るかも知れない。

・ (塾長はテクニカル分析をしないそうですが、どうしてですか?)
理由は簡単で、テクニカル分析、特にチャートは過去の相場を見ながら将来の動きを予測するもので、突発的な外的要因に全く無力だからである。
典型的な例は、過去の相場の動きに関係なく行われる為替介入や、9.11などの地政学的リスクが発生した時。
 但し、テクニカル分析を使っている人達が多いのも事実であり、彼らの意見を尊重することは大事だと思う。

まだ幾つかのご質問があったが、今回はこれくらいで終わりと致します。
まあ、普段いつも言っていることばかりなので、“またかよ!”と思われる方々も多かろうが、ご容赦!

世の中、ゴールデン・ウィークで浮き浮きしているが、相場は相変わらず難しい。
余り、無理をしないで、“Happy Golden Week !”

          ゴールデン・ウィーク中に、なーーんも約束が無い塾長。

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2008年4月21日 (月)

痘痕(あばた)も靨(えくぼ)

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”痘痕(あばた)も靨(えくぼ)”

恋する者の目には、相手のあばたでもえくぼのように見える。ひいき目で見れば、どんな欠点でも長所に見えるということのたとえ。
      大辞泉


先週、米主要金融機関の1~3月期の業績発表があり、何れも赤字や減益決算となり、リスク資産の削減や大幅なリストラを迫られることとなりそうである。
これらの発表を受けての株式・為替・債券市場の反応は大変興味があるものであった。
株は買われ、ドルも買い戻され、債券は売られて利回りは上昇した。
その背景は、“元々、決算の数字は悪いと思っていた。これで、悪材料が出尽くした。”と市場が反応したらしい。
へーえ、そんなものかなあ?
悪いものは悪いのではないのか?
人員削減などのリストラは間違いなく将来的な経費の削減となり、その金融機関にとっても、また市場にとっても“いいニュースだろうな。”とは思うが、リスク資産に限らず、バランス・シート改善のための“通常の資産”の削減が進めば、企業に対する貸し出しの減少、個人に対する住宅・自動車・クレジットカードなどへの与信枠の締め付けなどにより、米国実体経済に対する悪影響は計り知れないものになるのではなかろうか?
以前、市場の関心は“マクロから金融”にシフトしており、将来起こるであろう景気減退=(マクロの悪化)よりも、現在の信用不安の減退=(金融安定)を評価しているのであろうか?
まさに、痘痕(あばた)があるのは歴然としている=(今もひどいし、もしかして将来的にもまだ不安であるが)のに、靨(えくぼ)のように見える=(一時心配された、金融機関の連鎖的な倒産とか、吸収・合併の不安が殆ど無くなった。)ということか?
まあ、人間、好きになってしまえば盲目的になるらしいから、仕方ない。
今は、何を言っても駄目!
Leave them alone.=(放っておきなさい。)
でも、反対に一旦嫌いになったら、怖いことになるのではなかろうか?
元々靨(えくぼ)ではなくて、痘痕(あばた)だったんだから、“お前、あっちへ行け!”なんてことになってしまう可能性は大ではなかろうか?

先週、そして今週と矢継ぎ早に上の米主要金融機関や、欧州の有数の大手金融機関の資本増強に手を貸した、Sovereign Wealth Fund.=(政府系ファンド)が来日している。
塾長もそのファンドの一つに今日の午前11時から会うことになっているが、彼らの狙いは何であろうか?
我々の感覚で言えば、“日本の金利は低いし、株価はとんと上がらない。それに、あんなに政治がゴタゴタしている国の通貨なんて買ってどうするの?”という気がするが、彼らが目指す健全なポートフォリオ・マネジメント=(資産運用)とは、そんなに簡単なものではない。
彼らは数年のスパンでの運用を考えているから、短期的な相場の文(あや)には余りバタバタしない。
昨年までのドル安&ユーロ高の要因の一つは、中央銀行や政府系ファンドがドルからユーロへのシフトを行ったことである。
彼らは、依然としてドルは減価すると思っているが、昨年までのようにユーロをドルのAlternative.=(代わりとなるもの)として買い続けるということは無いかも知れない。
断言は出来ないが、人民元を代表とするアジア通貨(勿論、円も含む。)に通貨シフトの戦略を変える可能性はある。
先週もちょっと触れたが、ドル安が続き、ユーロが頭を打って(そんなに生易しいものではなくて、ユーロが結構下がる?)、人民元と円が強くなることもあるかも知れない。

         ドル高・円安になったが、割合達観している塾長。

p.s.
こういう相場が難しい時こそ、“癒し”が必要だと思って、はなの写真を載せました。

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2008年4月14日 (月)

その道の達人。

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毎週火曜日に、月曜日までの約6ヶ月間の日経平均&米国10年債の利回りとドル・円の相関を面白く表したチャートをブログに掲載していたが、どうもピントがずれて、綺麗にならない。
細かい数字や線を写そうと近くで撮ると、ピンボケになってしまうのである。
ブログの読者から、アイディアを頂いた。
“カメラのメニュー・ボタンを押すと、マクロと書いたチューリップ・マークがあるでしょ。それにして撮ると、接写が出来ます。”というものである。
やってみた。
大成功。
先週のブログの写真は、綺麗でしょ!
“へーえ。達人は凄いな!”と感心したが、その他にも皆さん方から色々なアドバイスを頂いた。
ただ、如何せんよく理解出来ない言葉が多いし、自分が使いこなせる訳は無い。
そもそもマニュアルが詳し過ぎて、読んでいて嫌になってしまい、途中で、“まあ、いいか。普通の写真を撮るのに支障は無いわい。”と変に妥協して、怠惰になってしまう。
実は、あの後カメラのマニュアルを見直してみると、マクロにしなくてもシャッターを半分押すと、近かろうが、遠かろうがカメラが焦点を合わせてくれる。
上の写真はそのハーフ・シャッターで撮ったもの。
車はもっとひどい。
塾長は、プリウスとフェアレディーZ・380RSの2台を所有しているが、各々マニュアルが3冊ずつある。
厚さにして2台分で約6センチもある。
これを総て読んで理解して、完璧に使いこなせると思います?
車の“取扱説明書”はちゃんと読まないと、安全に車が運転出来ないから、まあこれは読むが、“ナビゲーション・システム”とか、“マルチ・システム”なんて一回も目を通していない。
で、別に困ったことは無い。
さて、こういった物、或いは車を操作する時に、総てを理解して、完璧につかいこなせる“達人”になる必要はあるのであろうか?
恐らく、付いている折角のFacilities.=(利器)の20%くらいしか使い切っていないと思うが、別にどうってことはない。
“え、こんな使い方もあったのか?”とか、
“え、こんなものも付いていたのか?便利だなあ。”ということはあろうが、別に不自由を感じなければいいではないか?
カメラや車は、総てを理解していなくても何とか操作出来るからいいが、PCや携帯電話、最近手に入れたi PODなどは、これはもう全くお手上げ。
ちょっと操作を間違えたり、やり方を理解していないとうんともすんとも言ってくれない。
これは、もう達人のお教えを請うより他はない。
そして、塾長は素直に“ご免なさい。チンプンカンプンです。2時間あれやこれややりましたが、全く動きません。どうぞ、お助け下さい。”と頭を下げる。
そして、今回の塾長の“接写出来ない問題”のように、達人は数秒で問題を解決してくれる。
総ての問題の解決を達人に委ねる積もりは無いが、センスの無い素人が無駄な時間を費やしてグダグダするよりは、分からない時は達人に任せればいいんだなと思う。

さて、為替には中々達人は居ない。
塾長のように、為替取引経験の長いディーラー、或いは元ディーラーはゴマンといようが、達人は少ない。
商品そのもの(為替取引のやり方も含め)は極めて単純で、理解するのは難しくはないが、応用が多過ぎる。
決まったマニュアルが無い。
G7共同声明で、“主要通貨の急激な変動が経済や金融の安定に与える影響を懸念。引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。”とあるが、これをどう理解し、評価するか?
ドル・ブルは、
-“良し、良し。7年7ヶ月ぶりにG7において、為替相場の急激な変動に対しての懸念を表明した。適切に協力ということは、もしかして強調介入でもするのかな?これで、ドルの下落に歯止めが付くだろう。”と思い、
ドル・ベアは、
-“全く、Nothing new.=(何も目新しいものは無い。)
懸念するのは当たり前。
で、何をどうするんだ?
トリシェは、“ドルの金利がさらに下がり、ユーロの金利が下げられないのなら、ドルがユーロに対してさらに下がっても仕方ないだろう。”と思っているし、アメリカは口先では“強いドルはアメリカの国益である。”と言いながら、実はドル安が外需を引っ張って景気浮揚を助けることは重々承知している。と冷ややかに見ている。
そして、このドル・ブル、そしてドル・ベアとも為替の長い経験者であるが、決して達人ではない。
どうしてか?
だって、どちらとも達人として完璧なアドバイスを他人に出来ないではないか?
そもそも、完璧で正しいアドバイスなんて無い。
“いいから、もうここで損切りをしなさい。”とアドバイスをして逆に行ったら恨まれるし、アドバイス通りに切って、“ああ良かった。”と思っていたら、直ぐに相場が反転して元の木阿弥どころか、“何もしなければ良かったのに。”と思うことはしょっちゅう。
そうですよね。
皆さんも、決して為替の達人になろうなどと考えないで、難しいところは人に任せて、“いいとこ取り”だけすれば結構!
そして、分からないことはどんどん“経験者”=(決して達人ではない。)に質問すれば宜しい。
多くの場合、その分からないことはそんなに難しいものではなく、経験者は直ぐに答えてくれる。
但し、それがPerfect solution.=(完璧な答え)かどうかは保証は無い。
そもそも、為替にはPerfect solution.は無い。
ドルをショートにしていれば、ドルが下がればPerfect solution.
ドルをロングにしていれば、ドルが上がればPerfect solution.

結果が総て。


  とは言いながらも、何人かの為替の達人を知っている塾長。

(写真の1枚目はディジタル・カメラのマニュアル。
 2枚目は見難いが、ハーフ・シャッターで接写が出来る、との解説。
3~4枚目はプリウスのマニュアル。
そして、5~6枚目は380RSのマニュアル。実は、その他に、“380RSは暖機運転が必要です。”などの説明書もあった。)

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2008年4月 7日 (月)

優勝、おめでとう!

LPGA=(日本女子プロゴルフ)の、“ヤマハ・レディース・オープン葛城”で、山口裕子プロが優勝した。

http://www.lpga.or.jp/

おめでとう!!  パチ、パチ、パチ !!
日曜日のブログで大声援した甲斐があった。
日曜日の午後は、外為さん主催の、“東京国際フォーラム”で開催された“TOKYO GAITAME SHOW”に出演したので、生のテレビ中継を見ることが出来ず、DVDに録画していたものを帰宅してから見た。
山口プロ、優勝はしたものの、一時は危うかった。
最終日、2位に4打差でスタートし、一時はさらに2打差を広げて、6打差まで広げたらしいが、テレビ中継が始まった14番ホールでは、何とたったの1打差!
インに入って、ボギーとダブル・ボギーを二つずつ叩いて、一気に2位との差が縮まったのだ。
山口プロには悪いが、正直言って最初は“あ、これはやばい展開だぞ。”と思った。
彼女は、プロに転向して以来、最終日の最終組で13回回っている。
言い換えれば、優勝のチャンスが13回あったが、2001年に初優勝して以来、7年間も優勝から遠ざかっていた。
山口プロとは、何回か一緒に食事をしたり、また数回ゴルフのラウンドをご一緒したが、
ボーイッシュな顔立ちからは考えられないほど優しくて、いい子である。
気が弱いかどうかはよく分からないが、勝負どころで優勝争いをすると、相当緊張して自分が持っている実力が発揮出来ないということはあるかも知れない。
所謂、“緊張して上がっちゃう。”という現象であろうか。

自慢ではないが、塾長は“上がらない。”
日曜日も、東京国際フォーラムにおいてのセミナーで、千数百人の前で話をしたが、全然平気である。
テレビ中継も平気である。
一度なんかは、生番組中にコマーシャルが終わって本番が始まったのに気付かずに、携帯でメールを見ていたら、“酒匂さん、本番が始まっていますよ!”とキャスターに注意された。
素人なのに、その図々しさは、“前代未聞”であったそうな。

かくいう塾長もフツーの人の子。
ある出来事が起きるまでは、人前では“上がる。”ことはしょっちゅうであった。
あれは、確か1987年か1988年であったと思うが、東京でACI Congress=(世界中の為替ディーラーの親睦団体の国際会議)が開催された時、セミナーのコーディネーターを仰せつかった。
会場には2千人くらいの世界中からの為替ディーラーが集まり、テレビ・カメラが10台くらい前列に並んでいた。
セミナーでのスピーカーは、元財務官の行天豊雄氏、上智大学のウイリアム・クラーク教授、そしてMr.Walkman.ことソニーの創業者の一人である盛田昭夫氏であった。
お一人が45分間の持ち時間のうち、30分がスピーチ、そして15分間が質疑応答という形式でやる積もりであったが、とんだハプニングが起きた。
控え室から演壇に向かって4人で歩いている最中に、盛田昭夫氏が、“ねえ、酒匂君。悪いけど、僕は質問は受けないよ。その代わりに、ぴったり45分間話をするから大丈夫だよ。そして、直ぐに退場するよ。急用が出来たとか何とか言って、場を取り繕ってよ。”と突然仰った。
“え? どうして質問を受けないのですか?”と聞くと、“僕はスピーチで、君たち為替ディーラーのことをぼろくそに言う積もりだ。必ず頭に来て反論する奴等がいるだろうから、面倒くさいから逃げるんだよ。”とニコニコしながら答えられた。
どうしよう、と思った。
セミナーが始まるまでに後数分しか無いんですよ!
英語でやるんですよ!
段取りはすっかり頭に入れて、何を話すかはもう決めていたんですよ!
頭が真っ白になった。
壇上に上がったが、足が震えてどうしようもない。
テレビ・カメラのライトが一斉に点灯されて、前が一切見えない。
一番目のスピーカーである盛田昭夫氏の紹介は出来たが、スピーチのタイトルを紹介するのを忘れた。
盛田氏がこちらを向いて何か冗談を仰って、会場がどっと沸いているのに、すっかり上がってしまって何も聞こえない。
手もぶるぶる震えている。
数分経って、タイトルの紹介を失念したことに気付いた。
“しまった。 どうしよう。”
10分くらい経って、何とか落ち着いてきた。
会場にいる、顔見知りのディーラーにも気付くようになった。
盛田氏の流暢な(決して発音は綺麗ではなかった。)英語も、総て耳に入りだした。
“うーん、大失敗をやらかしたけど、盛田さんが悪いんだ。あんなことを数分前に言うなんて、お人が悪い! そうだ、俺はプロの司会者ではない。日本・フォレックス・クラブを代表して、ボランティアで引き受けただけだ。 失敗したって別に失うものは無いや。What the hell !!=(どうってことは、ねーや!)
スーッとした。
もうこうなったら、こちらのもの。
盛田氏のスピーチのポイントは、“我々物づくりをする者は、寸暇を惜しんでコスト削減に励み、いい商品をなるべく安く提供しようと努力している。 一年掛けて、5%のコスト削減をすることだって大変なんだ。 ところが、あんたら為替ディーラーはマネー・ゲームをやって、たった5分間で為替の価値を変えて儲けようとしている。 けしからん!”というものだった。
まあ、時はプラザ合意の後、どんどん円高が進んでいる時であったから、面白くなかったのであろう。
案の定、会場がざわめいた。 でも、皆笑っている。 正に、その通りだ、と皆思ったのであろう。
結局、約束どおりぴったり45分間のスピーチを終えられた。
当初のスピーチのタイトルは忘れたが、極めて真面目なものであった。
よし、一発リカバリー・ショットをやってやろうと決め、盛田氏がスピーチを終えられた後、“最初にスピーチのタイトルをご紹介するのを忘れて失礼しました。でも、本当のタイトルは、*FX Dealers ruin Manufactures 1 year effort within 5 minutes.*=(為替ディーラーは、物づくり手の1年の努力を5分でパーにする。)ですね、と言ったら再び会場が沸いた。
そして、盛田氏が直ぐに退場されたが、塾長のところにわざわざいらして、“良かったよ。 俺の言いたかったことを最後に一言でまとめてくれた。”と耳打ちされた。
飛び上がるほど、嬉しかった。
結局、盛田氏が退場された後は3人でセミナーを進めたが、後は楽勝。
冗談まで言えるほどリラックス出来た。
この一件以来、人前で上がるということは全く無くなった。
“どうせ、俺はアマチュアなんだからプロの司会者のようなことが出来る訳が無い。”と開き直ったからである。

恐らく山口プロはこれからも何回も優勝するであろう。
試合後のインタビューで、7年間優勝から遠ざかっていたことなどおくびにも出さずに、“また優勝を狙います!”と言い切った。
何かが吹っ切れたのであろう。
いい笑顔であった。
それともう一つ印象的であったのは、優勝を決めた瞬間、ライバル選手が集まって山口プロに、シャンパンではなくミネラル・ウォーターを頭から掛けていた。
祝福である。
山口プロは、若い女子プロなどからも人望が厚いと聞く。

これからも、益々頑張って欲しい。
            
     山口プロの優勝が、自分ことのように嬉しい塾長。

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2008年3月31日 (月)

日曜日の晩の決まりごと。

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(写真の最後の2枚は、篤姫展のパンフレットと入場券。
お行儀が悪いが、食事をしながら大河ドラマを見ているところ。)

塾長は、ウィーク・デイはウチで夜の食事をしたことは殆ど無いが、日曜日は大体ウチで食べる。
そしてメインのメニューは、決まってパスタ。
珍しい食材があれば、それに合った赤ワインを用意する。
珍しいワインが手に入れば、それに合ったパスタを作って貰う。

最近美味しかったのは、一緒に食事をご一緒した方から頂いた“カラスミ”をふんだんに上に載せた、“ペペロンチーノ”。
本当は、頂いたようなあんなに上等の“カラスミ”は、薄く切ってちょいと焙り、2ミリくらいに切った大根と一緒に頂くのが正当なのであり、パスタの上に掛けて食べるのはちょっと勿体無くて邪道であるのだが、美味しいものは美味しい。
ニンニクと赤唐辛子がたっぷり入った熱々の“ぺペロンチーノ”の上に、贅沢に“カラスミ”を載せると、とろりと溶けてくる。
“魚卵と赤ワインは合わない!”としたり顔で言う輩がいるが、そんなことはない。
この“ぺぺロンチーノ”と、カベルネ・ソービニヨンとかシラーのようなパワフルな赤ワインはよく合う。

ウチのヤツがシャンパンが好きなので、大体日曜日の夜の食事は、シャンパンとサラダ、ハム、ソーセージ、そして赤ワインとパスタと決まっている。
ちなみに昨晩は、ドン・ペリとサラダ(レタスとトマト)、サーモンのホイル蒸し、生ハムと、パスタはナポリタンで赤ワインは先日仕入れた、CHATEAUNEUF-DU PAPE.

昔、ペロがウチにいた頃は彼女がパスタの茹で係りであったが、ストップ・ウオッチ片手に、中々出来のいい“アルデンテ”のパスタを茹でてくれたものであった。

そして、日曜日の夜はもう一つ決まってやることがある。
もうこれは何十年もの習慣なのだが、午後8時から、NHKの大河ドラマを見るのである。
視聴率が大変高いらしく、皆さんの中でも多くの方々がご覧であろうが、現在放映中のドラマは、“篤姫”で、先日ブログでもご紹介したが、塾長にはとりわけ思い入れが大きい。
塾長のご先祖様は13世紀頃まで小田原近辺に住んでおり、今でも“酒匂川”として、地名だけが残っているが、その頃仕えていた島津家にくっついて一族郎党全員が鹿児島に移ったのである。
篤姫は島津本家のお嬢様ではないが、我がご先祖様にとっては、“お姫様”になるお方である。
まだドラマが進行中で詳しいストーリーは知らないが、姫は篤姫と名を変えてその後徳川13代将軍家定に嫁ぎ、“御台所”=(みだいどころ)となるが、家定は若くして急死する。
そしてまだ若い第14代将軍家茂の養母として、家茂の妻和宮とともに江戸城大奥をとりまとめ、やがて訪れた戊辰戦争時には、江戸に攻め入る西郷隆盛ら新政府軍に働きかけて、江戸城の無血開城に大きな役割を果たしたとされる。
彼女の努力が無かったら、現在の皇居も無く、また大くの無益な血が流れたことであろう。

篤姫のよく言った言葉が、“女の道は、前へ進むしかない、引き返すのは恥で御座います。”だったらしいが、当時の女性としては中々勇ましいお言葉で御座いますな。

昨今の軟弱な、入社式にまで“お母様”が付いて来るような女々しい若者には、爪の垢でも煎じて飲ましてやりたい気が致しますなあ。

現在、江戸東京博物館において、財団法人徳川記念財団と尚古集成館の協力のもと、“篤姫展”が催されている。
塾長は先週行って来たが、とても良い催しであった。

ただ、混んでいる!
そして、多くがお年寄りである。

もし、塾長と同じようにNHK大河ドラマ・“篤姫”を見るのを楽しみにされている方は、是非どうぞいらして下さい。
一見の価値あり。
そして、これからこのドラマを見ていくにあたって、また面白さも増して来るでしょう。

さて、今日は3月31日で2007年度の期末日。
多くの企業にとって、決算日に当たる。
明日からは、新しい2008会計年度が始まるが、輸出業者にとっては頭の痛いスタートになりそうである。
2007年度のドル・円の社内レート(決算に使う採算レート。)は、恐らく110~115円くらいであったろうが、この円高で2008年度の社内レートを泣く泣く105~106円に下げた途端に、あっと言う間に100円割れ。
ご同情申し上げるが、相場は相場。
ドル売りのヘッジが遅々として進んでいない模様であるが、4月に入ってからは、彼ら輸出業者の動向に注意して行きたい。

         花粉で喉が痛い塾長。

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2008年3月24日 (月)

下がったら、売れ。上がったら、買え。

先週、昔東京外為市場で名ディーラーとして名を馳せ、今は大手投資銀行の会長をやっている塾長の30年来の友人と食事をする機会があった。
“8割の男”にも、“邦銀のディーラーにしておくのは勿体無い優秀なディーラー(と言うと、邦銀のディーラーに失礼であるが、これは本の中の言葉ですからご容赦。)”として登場するし、このブログにもちょくちょく彼との交友を書かせて頂いている。
彼とは一月に数回、いつもの“情報収集”と称して、食事やらワインやらをご一緒して楽しんでいるのだが、いつも勉強になる。
そうだ、サブ・プライム・ローン問題がここまで深刻になるずっと前から警鐘を発していたのも、彼だった。
随分、助けられた気がする。

彼と先週、アペレィティフ(食前酒)のシャンパンを飲んでいて、最近の円高が話題になり、当然昨今大流行のFXビジネスにおける、我が国個人投資家の投資、或いは取引行動に話題が移った。
彼がふっと言った、“彼らの取引行動のパターンが我々のそれと根本的に違うのは、彼らは下がると買い、上がると売る、ということですよね。”が、非常にStriking.=(印象的)であった。
確かに新聞報道などによると、ドル・円が100円を割れた後から、銀行の外貨預金残高が急増したらしい。
ついこの間まで、115円やら107円でウロウロしていたドル・円が100円を切るほど“下がった。”ので、ドル買いが急増したのである。

ブログでも話題になったが、何故“下がったら買って、上がったら売って”悪いのだ?

実は、相場が落ち付いていてレンジ相場のときは、決して悪くはない。
例えば、105~108円のレンジ相場が続いている時は、105.50まで“下がれば”そこで買い、107.50まで“上がれば”そこで売ればいい。
逆に107.50まで“上がれば”そこで売り、105.50まで“下がれば”そこで買い戻せばいい。
“Buy low, and sell high.”=(安く買って、高く売り。)、“Sell high, and buy low.”=(高く売って、安く買う。)をやっており、素晴らしい!
それが果たして確固としたレンジ相場であったかは、実際にトレーディングをしている時には分からず、後からそのレンジを切って初めて、“そうだったんだ。”と納得する。
105~108円のレンジ相場が105円を下切った場合、明らかにドルは“下げのトレンド”に入った、と理解することは難しくはないが、106.50で取引している瞬間は、そんなことは全く分からない。
105円を切った後は、レンジ相場は取り敢えず終わり、新たなトレンドに突入したのである。
ところが多くの個人投資家は、レンジを切ってさらに“下がったから”、往々にしてドルを買いたがる。
下手をすると、105.50で既に買っているにも拘らず、104.80,104.60で買い増す。
これが、塾長の友人が指摘した“一般投資家の典型的な”取引パターンである。

はい、もうお分かりですよね。
ここでは“買う。”のではなく、“売る。”行動に出なければならないのである。
下がったから、売らなければならないのでありますぞ!
買ってはいけません。
Follow the trend, and never fight against it.=(トレンドに乗れ、決してそれに逆らってはいけない。)

よく、シカゴIMMの円のポジションと、ドル・円相場の相関性に触れるが、これまた見事に相関している。

http://www.gaitame.com/market/imm.html

このチャートをよくご覧頂きたいが、果たして彼らが円を買ったからドル・円が下落したのか、或いは逆にドル・円が下落したから、彼らが円を買ったのか?
まあ、両方であろう。
彼らは、あれだけ長い間ショートにしていた円のポジションをひっくり返して、ロングに転じた。
Chicago IMM has followed the trend of USD decline.=(シカゴ・IMM筋はドルの下落トレンドに乗っかった。)のである。

実は友人との会話の中で、農耕民族と狩猟民族の民族性の違いも話題になった。
我々日本人の祖先は、農耕民族。
春に種を蒔いて、雑草を取り除き、丹念に手入れをして、秋の収穫を待つ。
じっと我慢して、台風が来ないことを祈る。
我慢強くて、温厚。

欧米人の祖先は、狩猟民族。
1年中狩をして、自ら獲物を取りに行く。
獲物が取れなければ、餓死をする。
気が短くて、温厚ではないとは言わないが、やはり我々農耕民族とは違う民族性を持つ。

これは、為替取引にもある程度当て嵌まるのではないか?
自らが、Offensive.=(積極的)に、ポジションを取りに行く。
シカゴIMMのポジションの取り方などは、正にその通りだと思う。

過ぎたことを言っても仕方ないが、“120円を切ったら、118.80で売る。”
“115円を切ったら、114.80で売る。”
“110円を切ったら、108.80で売る。”
“105円を切ったら、104.80で売る。”
とブログでも言ってきた積もりであるが、皆さんご記憶にあるであろうか?

ここからの相場展開を読むのは相当難しいと思う。
100円を割り込んだので、一気に95円を割って92円まで目指すかと思ったら、またひょいと100円を超えた。
あれだけダイナミックに動いた後なので、これは健全な調整。

いつも言うように、1ヶ月のドル・円のオプション・ヴォラティリティーが16%を超えるような相場に手を出すのなら、多少の相場のブレで“ドキドキ・ヒヤヒヤ”するような規模のポジションを持っては駄目!
円をロングにしていても、100円を超えたらドルを売り増せるとか、円をショートにしていても、96円を切ったら更にドルを買い増せるような余裕が無くてはいけません。(ナンピンを勧めているのではありませんよ!)

多くの人が、“わあ、ドル・ショートにしているのに100円を超えた!どうしよう?”とか、逆に“わあ、たっぷりドル・ロングにしているのに96円を切った!どうしよう?”と、そわそわした1週間ではありませんでしたか?

重複になりますが、
Follow the trend, and never fight against it.=(トレンドに乗れ、決してそれに逆らってはいけない。)です。
これは、自分の勝手な相場観に溺れないで、間違ったと思ったら“さっさと損切りをしなさい。”と言っているのと同じですよ。

  注射が効いて、今年は花粉症が割合楽な塾長。

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2008年3月17日 (月)

感無量。

いやあ、今日は朝から相場が荒れており、色々なテレビ局や、ラジオ局、そしてメディア関係から電話での取材が相次いで、落ち着いて“週刊・独り言”を書く時間が無い。

実は、今週は気軽なテーマで行こうと考えていたが、相場が荒れたので、月曜日に書いている有料の顧客向けレポートと少し重複させて、真面目な独り言にしよう。


今“円高、円高”と騒いでいるが、実は対ドル以外では別に円高ではない。
今日は相場が随分動いたが、お昼頃のレートをピック・アップして、直近の円高相場を示現した2005年1月17日の終値と比較してみると、

  ドル  ユーロ 豪ドル NZドル(対円)
’05 101.67 133.35 77.38 71.08
’08 96.50 153.20 89.40 78.00
+5.1% -14.9% -15.5% -9.7%
(’08年と’05年の比較。+は円高、-は円安。)
    
で、ドル・円以外は何と円安になっているのである。
輸出業者から、この円高に対して余り悲鳴らしきものが聞こえてこないのは、そのせいかも知れない。

恐らく、まだこのドル安&円高トレンドが続くと思われるが、ちょっと心配なことがある。
何回かブログで米国10年債とドル・円相場の動きを重ねたチャートをお見せし、この二つの関連性が極めて高いと指摘してきたが、実はもう一つ関連性が高いものがある。
日経平均とドル・円相場である。
よく、“円安になったので、株価が上昇した。”とか、逆に“円高になったので、株が下落した。”というニュースを耳にするが、確かにその連動性は高い。

2007年12月に日経平均は1万6千円を付けたが、円高を理由にしてその後下げに転じ、本日ついに1万2千円を割り込んだ。

そしてその間、ドル・円相場は112円から97円まで15円下落した。

日経平均が4千円下げる中、ドル・円が15円下落したことになる。
日経平均とドル・円相場が、今までと同じような相関関係を続けるかどうかは全く分からないが、塾長が前から言っている92円程度まで(あとたった5円!)ドル・円が下げるとすると4千円×5円÷15円=1,333円で、現在の11,800 円から、約1,300 円下るとすると、何と11,800-1,300=10,500円となってしまうのである。
そして、ドル・円が92円で止まるという根拠は全く無い。

日経平均は、1万円を割るのではないか?
実は、こちらの方が怖いような気がする。

今日のドル・円相場は、高値99.06、安値95.77(今のところ)で、大変Volatile.=(変動が大きい)な動きをした。
明日のFOMC,その後米系証券会社の決算発表を控えて、まだまだVolatile.な動きが続くと思う。

気を付けて、上手にTrading.をして参りましょう。

済みません、今でも取材が相次いで落ち着いて文章を書いている時間が有りません。
少々短いのですが、ご容赦下さい。

今日はディジタル・カメラを持ってくるのを忘れたので、後程日経平均とドル・円のチャートを写して、掲載致します。

             95円台を見て、感無量の塾長。   

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2008年3月10日 (月)

独り言の”独り言”。

最近、嬉しかったこと。
-先日、読売新聞に“新たな秩序を求めて-揺らぐドル・円の行方”というテーマで、3月19日に読売国際会議を開催します。抽選で400名を招待しますので、奮ってご応募下さい。”という記事があった。
パネリストは、元財務官の榊原英資氏、野村総研のリチャード・クー氏、三菱・UFJ証券の水野和夫氏、そして何とモルガン・スタンレーのディノ・コス氏だと言う。
ディノは、前ニューヨーク・FRB(ニューヨーク連銀)のS.V.P.で、長年為替の責任者をやっていた。
彼とは、20年来の友人である。
彼を通して、前代未聞の“ニューヨーク・FRBが直接東京外為市場に介入。”というのもやった。
ディノがFRBのディーリング・ルームに夜中まで居残って、東京市場に直接介入してきたのである。
1年に数回、東京に来ていたが、その度に会って情報交換をしていた。
昨年突然、“そろそろ、民間の金融機関に移ろうとしている。”と打ち明けてくれたが、やっとその行き先が分かった。
Good for him !!    頑張れ、ディノ。
そして、その国際会議に参加出来る抽選に当たった。
まあ、塾長はくじ運が強いので、当たるであろうとは思ったが、嬉しかった。
皆さんの中で、参加なさる方いらっしゃいます?

-先日、早起きして(と言ってもせいぜい7時半くらいだが)メールを見ていたら(しかし、あの山のようなSPAMメールは頭に来ますなあ!)、よく情報をくれるワイン屋が、
* 【w&w MAGAZINE】豪州の超カルトピノ!?ムーンダラ遂に入荷!*
とのメールを送ってくれた。
*(日本には?)2001年以来となる2005年。
今回当店にはサンバサイドの入荷はなく、コンセプションのみの入荷となりますが
輸入元さんのお話しでは恐らく2006年のリリースも無さそうで、また次回入荷が未定と
なってしまいそうですので、このクラスのワインとしては、かなり無理を言って多く
わけてもらえましたので(全量?!)、
お探しの方は是非。
(ごゆっくりお考え頂ける数ですが・・)*
“おっ、Moondara?”か?
はい、わたしがその全量の全量を、All mine. してしまいました。
これは、美味なワインですよ! オーストラリアのカルト・ワインと言っても大袈裟ではありません。
明日来るかな?


最近、びっくりしたこと。
-先週、突然ウイルス性胃腸炎なるものに罹り、ひどい目に会った。
ウチのヤツからうつされたのだが、高熱、嘔吐、下痢、腹痛で1日半、ダウンした。
36時間の間に、22時間も寝た。
普段節制しているので(?)意外に回復が早く、翌々日には東京に出掛けてディーラー連中との勉強会に出席の後、“司”さんで“浦霞”と“尾瀬の雪とけ”の絞りたての飲み比べを再びやり、3日目にはゴルフに出掛け、4日目には横須賀沖まで鯵釣りに出掛けた。
ウチのヤツはまだ調子が悪いらしいが、やはり普段の節制は重要だと痛感した。(これ、冗談ですからね。 節制といっても、ただよく寝ているだけです。)


最近、余りびっくりしなかったこと。
金曜日にドル