2008年8月 4日 (月)

ブログ移転のお知らせ

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。

本日、2008年8月4日をもちまして、当ブログは移転いたしました。
それに伴いまして、ブログのURLが変更となりますので、
「お気に入り」や「RSSリーダー」等にご登録の方は、
お手数ではございますがご変更いただきますようお願い申し上げます。

新しいURL: http://www.gaitame.com/blog/sakoh_weekly/
RSS: http://www.gaitame.com/blog/sakoh_weekly/rss.xml
携帯サイト: http://www.gaitame.com/blog/sakoh_weekly/mb/

今後とも、当ブログをご愛好賜りますよう、よろしくお願いいたします。

                               外為どっとコム

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2008年7月28日 (月)

ロサンゼルス紀行。

先週、火曜日から土曜日までロサンゼルスにいて、ゴルフ三昧をやってきた。
これは夏の恒例行事で、ある銀行の会長がその銀行の頭取、トレジャラー(為替・資金・債券のTrading Head)、そしてその銀行のWealth Management.=(富裕層向けのPrivate Banking.)の顧客4人と塾長を招待してくれて、アメリカ各地の名だたるゴルフ場巡りをしようというものである。
今年はロサンゼルス近郊、昨年は今年のUS Open.が開催されたサン・ディエゴのTorrey Pines.、一昨年はペブル・ビーチと、ちょっと一般人では中々プレー出来ないところで開催されるのが楽しみである。
何時ものことであるが、アメリカでプレーするといいスコアが出たことが無い。
兎に角コースの距離が長過ぎるのである。
下手をすると、ティー・ショットでナイス・ショットをしても、フェアウェイまで届かない。(リビエラ・カントリー・クラブの18番。)
パー3のショート・ホールが228ヤードもあったんじゃあ、ドライバーで打っても届かない。(リビエラ・カントリー・クラブの11番。)
ああ、嫌だ、嫌だ!
でも8人で昼間はわいわいゴルフを楽しみ、また夜は食事とワインを沢山飲みながら、またわいわい語るのも大変楽しい。
結構、真面目な話しもするのである。
この銀行の会長は、ある地区連銀(FRBは米国主要12地区に公開市場操作以外の業務を行う、地区連銀を設置している。)のBoard Member.でもあり、勿論Board.での話の内容を総て明かしてくれるわけではないが、先週のドルの上昇の一つの理由ともなった、ある地区連銀総裁の利上げ発言について質問(本当に利上げが出来るのか?)をすると、即座に、“No way ! Our Economy is too weak.”=(出来っこない! アメリカ経済は弱すぎる。)という答えが即座に返ってきた。
まあ、連銀の中でもHawkish.=(鷹派=利上げ派)や、Dovish.=(鳩派=利下げ派)と、色々意見が違うからまあそれは個人的な意見と聞けばいい。
他の4人の顧客も、一人は医者、一人は不動産会社の社長、一人はIT関連企業の社長、そして残りが有名なFund Manager.(例のPrivate Jet.を持っているBob.)で、アメリカ経済に関しての熱い議論をしたが、余り楽観的な見方をしている人はいなかったとだけ申し上げよう。
ロサンゼルスで気が付いたことが一つある。
滞在していたのが、ハリウッドに近い高級住宅地であることを差し引いても、まあアメリカ製自動車の数の少なさに驚いた。

10台の内、間違いなく9台は日本、そしてドイツ製である。
言い換えれば、レクサス、ニッサン、ホンダ、BMW、ベンツが圧倒的で、時々赤か黄色のオープンカーのコルベット(アメリカ製)を見るくらいである。
SUVとかピック・アップ・トラックはまだアメリカ製が席巻しているが、スポーツカーを含めた乗用車は、アメリカ製は殆ど無い。
何回も言ったように、住宅産業の次の落ち目の産業は、自動車産業であると確信した。
ちなみに、塾長は勿論日本製の車、残りの7人全員が、日本製かドイツ製の車を所有し、“どうしようもない。”アメリカ製の車を所有する者は皆無であった。

今回滞在した、Bel-Air Hotel.は、閑静な住宅街にあって、ロサンゼルスでは有名な高級ホテルだそうな。
そうだ、そう言えば元大統領夫人のナンシー・レーガンにもばったり会った。
ところが、部屋のPCへのアクセス・スピードが異常に遅くて、写真を掲載することが出来なかった。
“何を今更。”と言う気がしないでもないが、折角写真を幾枚か撮ってきたので、ご披露致しましょう。
写真に番号を付ける技術を持たないので、上の左から順にご説明致します。

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部屋から見た、バルコニー、そして庭の写真。

リビエラ・カントリー・クラブのフェアウェイから見た、個人の住宅。

リビエラ・カントリー・クラブ、11番のショート・ホール。228ヤード。冗談ではない。

LAX(ロサンゼルス国際空港)に着いたら、“Mr.Takao Sakoh.”というカードを下げた、運転手が迎えに来てくれていた。ホテルまで送ってくれた時に10ドルのチップを上げたら、リムジン会社の社長から、“…..会長から既にtake care.されていますので、お返しします。”とその10ドルをわざわざ返してきた。 そこまでするか?

リビエラ・カントリー・クラブ名物のROLEX.の時計。

ベン・ホーガンに言わせると、リビエラ・カントリー・クラブの3番・ショート・ホールが“アメリカで一番素晴らしいショート・ホール”らしい。

これが、次にメニューで紹介する、“ナンシー・レーガンの綺麗に刻んだ特別コッブ・サラダ”。コッブの意味が分からないが、スープ、数切れのサンドイッチ、そしてサラダが付いた三点セットであった。


メニューの写真。上から4番目に、そのナンシー・レーガン・サラダが24ドルで売っている。

Hotel Bel-Air.のレストランは、ロサンゼルスでも指折りであるらしい。ZAGAT.でも誉められているらしい。

屋外レストランのスナップ。

最近は便利なもので、その日の日経新聞が部屋に届けられる。


 
 昨晩も10時間以上寝たのに、まだ眠い塾長。

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2008年7月21日 (月)

ご親切、有難う御座います。


先週火曜日に高尾山に出掛け、蛍狩りを行った(と言うよりは、蛍狩りに託けた飲み会)。
前週末からの風邪で、日曜日・月曜日と珍しく酒を断ち(と言うよりは、本当は喉が痛くて、飲みたくても飲めなったのが事実であるが)、当日そんなに沢山は飲まなかったが、久し振り(?)の飲酒で多少酔った。
八王子から東神奈川までの横浜線に乗ったが、多少の酒と病み上がりのせいで直ぐに眠くなったが、為替相場も気になり、携帯電話の受信メールを見たり、為替市況を見ていてことっと寝てしまった。
はっと気が付くと、終点の東神奈川に丁度着いたところで、慌てて下車した。
手に持っていた携帯電話のことはすっかり忘れていた。
駅の階段を上っている最中に、携帯電話(FOMA)が無いことにはたと気が付いた。
“いけね、寝ていた時に手に持っていた電話を落としたんだ。”と気が付いて、引き返したが、どの車両のどこら辺に座っていたかが全く思い出せない。
この電車は折り返しで、八王子行きとなり、既に乗客で一杯である。
もうこれは、無理。
“どうしよう。”と思ったが、酔いと寝起きで頭がボーッとしており、咄嗟に何をしていいか思い付かない。
誰か拾ってくれていればいいな、と思って公衆電話からその携帯電話に電話をしたが誰も出ない。
Silent mode.にしていたので、床に落ちていたのであれば、音が出ないので誰も気付くわけはない。
“S…と申します。この電話を拾った方は、045-……にお電話を頂けますか?”と留守電にメッセージを残して帰宅した。
帰宅して、もう一度電話してみたが相変わらず返事が無い。
ふーむ、どうしよう?
そうだ、悪用されないように、切り替えようと思ったが、実はこれが間違いであった。
塾長は、FOMA とMOVAの二つの携帯電話を所有しており、番号は一緒である。
FOMAを使用中にMOVAで、1540を押して暗証番号を押すと、MOVAが使用できるようになり、FOMAは使用出来ない。
逆にMOVAを使用中にFOMAで1540を押して暗証番号を押すと、FOMAが使用出来るようになり、MOVAは仕様出来ない。
どうして面倒くさいのに二つの電話を使うかというと、数年前までFOMAはゴルフ場などの郊外地では電波の状態が悪く、中々受信出来なかったことと、フェアレディーZのハンズ・フリー・フォンがMOVA仕様だからである。
さて、そういう訳でMOVA から1540を押して、FOMAから切り替え、“これで万が一でも、不正使用されないぞ!”とほくそ笑んだ。
ところがよく考えてみると、もうFOMAは使用出来ないので、留守電に残したメッセージを誰も聞くことは出来ないし、こちらからももう二度と連絡が出来ないではないか!
しまった、と思ったがもう遅い!
携帯電話そのものは買い直せばいいが、電話番号やメール・アドレスの個人情報が満載で、友人に迷惑が掛からなければいいな、と思った。
ふーむ、どうしよう。
駄目モトでもいいから、JRに聞いてみようと思って、
“JR東海テレフォンセンター”
http://jr-central.co.jp/info/fee.html
に電話してみた。
既に午後11時半で、ご迷惑をお掛けするなと心配しながら電話をし、顛末を話すと、“ちょっとお待ち下さい。”と言って数分後に、“菊名駅に該当のお電話があるみたいですが、確認してみましょう。FOMAの機種名と、色を教えて下さい。今日は遅いので(こちらのセンターの業務は、6時から24時まで)、もしかしたらご連絡は明日になるかも知れませんが、私S….が責任を持って対処致します。”と、それは信じられないくらい親切にして頂いた。”
殆ど諦めていたから、“もしかして….”と思ったら、とても嬉しくなった。
やれやれと思って、シャワーを浴びていると、電話が掛かってきた。
ウチのヤツが代わりに出たが、“その機種で、可愛い犬の待ち受け画面の携帯電話を菊名駅でお預かりしています。ご自身を証明出来る書類と印鑑を持って、取りに来て下さい。”と言われたという。

話を短くすると、若い男性が塾長の携帯電話が床に落ちているのを拾ってくれ、下車駅の菊名駅に届けてくれたと言う。
“お礼をしたいのですが。”と言うと、名も名乗らないで去ったという。

本当に嬉しかった。
JRの東海テレフォン・センターの方、そして電話を拾って菊名駅に届けて下さった方、本当に有難う御座いました。

明日から、ロサンゼルスに恒例の“Golf Tour in America.”に出掛ける。
もうこれは、15年以上に渡って行っている行事で、イリノイ、ウィスコンシン、カリフォルニアと色々な著名なゴルフ場を訪ねて回る楽しいゴルフ・ツアーである。
昨年は、ついこの間タイガー・ウッズが優勝したUS OPEN.が行われた、サン・ディエゴのTorrey Pines.で行ったが、今年はロサンゼルス近郊の、LA Country Club, Riviera,そしてBel Air Country Club.で合計3ラウンド、プレーする。
明日火曜日に経ち、現地時間の火曜日の午前に着き、水、木、金曜日と三日連続でプレーして土曜日に向こうを発つ一見強行軍に見えるが、なあに大したことはない。
湿度の高い日本でプレーすることを考えれば、どうってことはない。

また円安傾向になり、円・ショートのポジションをお持ちの方々が多いので、ジンクスの話は止めておこう。

ロサンゼルスから、ブログをアップデート致します。

   明日出発だが、勿論何の準備もしていない塾長。

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2008年7月14日 (月)

鬼の撹乱、その後。

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先週末の土曜と日曜日に、北海道でゴルフをした。
両日とも気温22~25度くらいで、天気は晴れ時々曇り。
湿度も低く、大変凌ぎやすい天候であった。
所謂、“絶好のゴルフ日和”というやつである。
塾長は、団塊の世代の第一期生で、去年から今年に掛けて、満60歳になって定年退職する仲間が一杯おり、大学が北海道であったので、退職後に北海道に戻って来た連中やら、また東京に家を持ちながら札幌近郊にも家を持ち、“夏は北海道、そして冬は東京で過ごす。”という、恵まれた連中もいる。
甚だ、羨ましい限りである。
今回は、その両方(北海道に戻って来た奴ら、東京・札幌の両方に居を構える奴ら)に、どっち付かず(負け惜しみではないが、身軽で中々宜しいのだ。為替でいう、いいトコ取りだ!)の塾長が混じって、親睦ゴルフと相成ったわけである。
北海道でゴルフをなさった方々も多かろうが、北海道のちゃんとしたゴルフ・コースは中々難しいですぞ!
フェアウェイの芝がティフトンと言うアメリカ芝で、ねちっこい。
上手く体重移動をしてボールの後ろまで芝を取れば、綺麗なターフ(クラブで刈り取った芝)が取れるが、大体ダフって(ボールの前を叩いてしまい、ボールが前に飛ばない。)しまい、惨めな結果となる。
それと、フェアウェイとラフの落差が大きく、一旦ラフに打ち込んでしまうとまず一打は損する覚悟で、フェアウェイに戻した方が宜しい。
欲張って、“もしかして、ナイス・ショットをすれば、脱出出来るかも知れない。”と冒険をすると、大きな確立でラフからラフに渡り歩いて、結局2~3打多く打つ結果となる。
ゴルフは極めてメンタルなゲームだと思う。
左・ドッグ・レッグ(コースが左に曲がっている。)で、右がOB(Out of bounds.=コースの範囲外で、打ち直しをしなくてはいけない。)。“右に付き抜けると嫌だな!”と思っていると、不思議に右にプッシュ・アウト(右に押し出す。)して本当にOBになってしまう。
ここぞというアプローチ(寄せ。)の時に、“あ、ここでシャンク(クラブの根っこに当たって、右に飛び出す。)すると右のバンカー(砂で作った障害物。)に入れてしまうな!”と思っていると、不思議にシャンクして本当にバンカーに入れてしまう。
“よっしゃ、ここで一発綺麗なドロー(左に曲がって行く、力強い球筋。逆はフェード。)を打って、フェアウェイのセンターに持って行ってやるぜ!”と自信を持って打つと、まあ完璧なドローかどうかは兎も角、本当にナイス・ショットが出る。
“右肩を落として掬おうとさえしなければ、ナイス・アプローチが出来る!”と自信を持って打てば、ピン傍50センチにピタリと寄せることが出来る。
自信を持って打つことと、戦略を考えて無理をしないことはゴルフをやる上で、極めて重要である。

先程述べたように、北海道のゴルフ場はラフに入れてしまうと大変であるし、またフェアウェイが狭い。
と言うことは、ある程度距離を犠牲にしてでもフェアウェイにボールを置いておくことが肝要である。
410ヤードの長いミドル・ホールは、最初からパー・オン(第二打でグリーンに乗せて、バーディーを狙う。)など狙わないで、210ヤードくらいのティー・ショット(第一打)でフェア・ウェイのセンターに置き、そこからスプーン(3番ウッド)。)などでグリーンを狙ってラフに入れるリスクを取らないで、好きなクラブ、例えばクリーク(5番ウッド。塾長は180ヤード飛ぶ。)か7番ウッド(塾長は170ヤード飛ぶ。)で確実にフェアウェイに置いて、残りの20ヤードか、30ヤードのアプローチで勝負した方が、間違いなくスコアは良くなる。
今回のゴルフは、判で押したように、連日46,47,46,47と似通ったスコアであったが、理由はそういう訳で、ステディーなゴルフを心掛けたからである。
46+47=93で、21オーバーであるが、北海道でのゴルフとしてはまあまあと思っている。
“それは、面白くない。チャンスが万が一にでもあれば、パー・オンを狙っていくのが勝負師だ!”と言う人もいようが、塾長はそうは思わない。
何故なら、割合大きなリスクを取って得られるReward.=(ご褒美)がたった一打しかなく、失敗した時は間違いなく2打は損するからである。
これは、為替取引も同じ。
“勝負師”を辞書で引くと、
しょうぶ‐し【勝負師】


1 ばくちうち。また、棋士など勝ち負けを競うことを職とする人。

2 失敗する危険のある物事でも、大胆に行える人。「天性の―」

                                 大辞泉。
とある。
我々は、ばくち打ちでもないし、失敗の危険のあることを大胆にする必要も無いではないか?

いつも言うように、為替は“いいトコ取り”だけで結構。
ここぞ、と言う時だけ勝負をおやんなさい。

(付録)
日々のブログにも書いたが、どうも風邪を引いたらしい。
唾も飲み込めないほど喉が痛くなり、勿論酒(恐らく酒を飲んだら、飛び上がるほど痛いだろうと思う。)も食事も満足に取れない。
今朝、病院に行った。
喉を診て先生が、“ハハーッ、こりゃあひどい。右の扁桃腺が腫れている。
でも、症状は大したことありません。”と割合あっさりしたもの。
“あのう、来週一週間アメリカに行くので、それまでに治したいのですが。”と恐る恐る聞いたら、“大丈夫でしょう。で、お仕事ですか?”
“いや、ゴルフです。”

この先生、U.S.Open.が開かれたTorrey Pines.があるSan Diego.で勉強したらしく、暫くゴルフとカリフォルニアの話が弾んだ。

“念のために、アメリカに持って行く薬も用意しましょう。”と言われて、売るほど薬を貰った。
普段、薬など飲まないので、これだけでお腹が一杯になってしまうぞ。


写真の左から、
* アメリカに持って行く、痛みや炎症を抑え、熱を下げる薬。
* 細菌による感染症の治療に用いる薬。
* 喉の痛み、炎症を抑える薬。
* 痛みや炎症を抑える薬。
* 消化管粘膜を保護し、組織の修復をする薬。=(トローチ)
* 消化管粘膜を保護し、組織の修復をする薬。=(うがい薬)

それにしても、沢山くれたものだ!

安静にしていなさい、と言われたが今から東京に行って、“酒匂隆雄の為替談義”の収録をしなければならない。
来週が祭日で、何れにせよ2週間のご無沙汰になるので、今日は這ってでも行かなくては!


        鬼の撹乱で、久々に弱った塾長。

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2008年7月 7日 (月)

Fairness.=(公平・公正)


先週、ある大学で5~6人の少人数のグループの学生さんたちに、“為替の話”をする機会を与えて頂いた。
先生から、“本でも得られるような一般的な知識よりも、先輩としてより実践的なお話をして頂くとか、後半は皆で討論でもするような形式でやって頂ければ嬉しい。”とのことであったので、これは勿怪の幸い。
元々一方通行のレクチャー形式は嫌いで、自由闊達に話すのが大好きなので、むしろこちらの方がやり易い。
一応“為替の話”もしなくてはならないが、こちらは早く切り上げ、社会に出てから“常識的な日本人”として振舞うのにどうすべきか、なども話させて頂いた。

先ず強調したのは、“フェアーな人間でいなさい。”ということである。
フェアー=Fairness=(公平・公正)である。

-弱い者いじめをしない。
これは、別に腕力が強い、弱いの話ではない。
立場上、弱い位置にいる人に、偉そうにするな!(飛行場のカウンターで、何処の馬の骨だか知らないが、威張り散して職員を困らせるな!)

-他人の弱みに付け込むな。
ちょっと間違ってしまったことに対して、それを自分の有利として、利用しようとするな。
明らかに間違いだと思ったら、それを指摘して許してやれ。(昔、為替相場が一日に何円も動いていた頃、本当は160.00-10と出すところを161.00-10でQuote.してしまい、“161.00で10 Yours !”=(161.00で、1千万ドル売った!)と言われてしまった。
Done.した以上、そのDeal.はHonor.=(取引成立を約束する。)されるべきであるが、明らかに1円間違ってQuite.したのなら、“Big figure.=(大台)が違うよ。”と教えてやればいいのである。
“いや、The deal was done.=(取引は成立した。)Honor.”しろと言われれば、Honor.しなければならない掟であるが、そんなことをやっていれば、Fair.な外為市場からは間違いなく駆逐される。
塾長も、何人もがUnfair.な行動を取って、市場から駆逐されたのを実際に見てきた。
Fair.にしないと、必ずその報いが自分にも降りかかってくるのである。
たかが1円の“濡れ手に粟”を得ようとして、一生を棒に振ってしまう価値はあるまい。

-理不尽なことはしない。
上の話と似ているが、正義は必ず勝ち、悪は必ず滅びる。
為替の世界でも、“阿漕(あこぎ)”なことをやって、成功した者を見たことは無い。
一回くらいは成功するかも知れないが、必ずしっぺ返しが来ると断言する!

学生さんたちに次に強調したのは、“感謝の気持ちを忘れてはいけません。”ということである。
サービスというものは、お金を払って受け取るものであるが、お金を払う立場にあるからといって、威張ってはいけない。
自らが、そのサービスを提供する立場になっていると思って、行動しなさい。
バスに乗る時、然り。(有り難う御座います、と声を出すのが恥ずかしければ、会釈だけでも宜しい。)
タクシーに乗る時、然り。 降りる時、然り。
レストランで食事が出てきた時、“有り難う。”と言いなさい。
食事が終わったら、“ご馳走様でした。”と言いなさい。

一番嬉しかったのは、ゼミが終わった後に、皆で軽い昼食を取りに行き、またそこで話が弾んだが、学生さんの一人が、“今日のお話を聞いて、Fair.でいる大切さ、そして感謝を表す大切さを学びました。”と言ってくれ、他の学生さんたち全員が、“そうです。”と頷いてくれたことである。
凄く爽やかで、いい一日であった。

Guys, I wish a good luck !=(Guys.と言っても、女子学生も何人かいたが。 学生諸君、幸運を祈ります!)

Luck.といえば、ブッシュ大統領にもエールを送りたい。
昨日の日米首脳会談で、
-米国は強いドル政策を信じている。
-米経済の強さはドルに反映されるべきだ。
と宣った(のたまった)らしいが、President Bush, I wish you a good luck !=(ブッシュ大統領閣下、幸運をお祈りします!)
-強いドル政策をお信じになるのは結構。
-米経済の現状をドルに反映させたら、ドルは大暴落するんじゃあないんですか?
それが嫌で、ポールソン財務長官からトリシェECB総裁に、利上げ直後の記者会見で、鷹派的な発言を控えて貰って、ユーロ上昇=ドルの下落を阻止しようとしたのではないですか?

     円安にてこずってはいるが、結構機嫌のいい塾長。

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2008年6月30日 (月)

強い円は、日本の国益に適う?

今週、ある大学において、学生さん達を前にして“為替の話”をすることになり、いかに“ぶっつけ本番”が得意の塾長とはいえ、“ちっとは”ちゃんとした準備をすべきだと思って、色々考えた。

その内の一つに、“円高、円安どちらがいいか?”というテーマを入れた。

先ずは、円高メリット。=(当然これは、円安ディメリットと同じである。)
* 輸入物価が下る。=インフレ抑制、我が国の購買力増大。
* 低金利の維持がし易い。=財政赤字の金利負担が抑えられる。
* 企業の構造改革が進む。=将来の競争力強化。

次に、円安メリット。=(当然これは、円高ディメリットと同じである。)
* 輸出企業の採算が改善する。=景気にプラス。国内の需給不均衡を外需で埋められる。
* 外貨建て資産の評価が上がる。=本邦投資家のバランス・シートが改善される。
* 日本の財が海外の投資家にとって買い易くなる。=デフレ圧力が減殺され、国内資産価値の上昇が見込まれる。

円高にも、円安にもいい点(メリット)と悪い点(ディメリット)があるのは当然であるが、もう少し検証してみよう。

円高メリット。
* 輸入物価が下る。=インフレ抑制、我が国の購買力増大。
我が国は、永らくデフレ圧力に泣かされ、物価が下り続けてきたが、それは去年までの話。原材料・穀物・エネルギー価格の高騰により、昨今の物価の上昇には驚くべきものがある。
今の円安状況が続けば、遅かれ早かれ、我が国も強烈なインフレ圧力に晒されるであろうことは明白である。 円高O。
* 低金利の維持がし易い。=財政赤字の金利負担が抑えられる。
超低金利が続き、我々預金者にとっては利上げが望ましいところであり、現状では別に円高が必要とは思われない。 円高△。
* 企業の構造改革が進む。=将来の競争力強化。
1971年のニクソン・ショックで、ブレトン・ウッズ体制が崩壊し、ドル・円相場は1ドル=360円の固定相場が崩れて以来、円は一貫して上昇し続け、1995年には1ドル=80円を割り込むほどの円高となった。この間、我が国の輸出企業は懸命の努力を続けて、為替相場の変動(円高)に対しての耐久力を身に付けた。
本年度の社内設定レートの多くが、1ドル=100円だと聞く。
多少の円高には、耐えられる筈であるし、輸出業者の殆どが原材料は輸入している。
以前のように、“円高で企業業績が左右される。”ようなヤワな会社は既に淘汰されていよう。 円高△。

円安メリット。
* 輸出企業の採算が改善する。=景気にプラス。国内の需給不均衡を外需で埋められる。
上で述べたように、円安で業績改善を図る輸出業者は、今の世の中では生きてはいけない。
輸入業者、或いは我々一般消費者が“高い買い物”をしなくてはならないディメリットの方が大きいと見る。 円安×。
* 外貨建て資産の評価が上がる。=本邦投資家のバランス・シートが改善される。
既に外貨建て資産を沢山保有しているのなら兎も角、個人金融資産1500兆円の多くは、円建ての預貯金に埋もれたまま。
逆に円高になったほうが、外貨建て資産を買い易くなるではないか。
塾長だって、手薬煉(てぐすね)を引いて円高を待っているのだ。 円安×。
* 日本の財が海外の投資家にとって買い易くなる。=デフレ圧力が減殺され、国内資産価値の上昇が見込まれる。
デフレは終わった。これからは、インフレ圧力に対する警戒が必要であろう。
ご存知のように、自国通貨安はインフレを増長させる。
また、円安がどんどん進むようであれば、海外の投資家は日本の財を買わない。
円安が峠を越え、円高になる兆候でも出れば、彼らは日本の財を買う筈である。 円安×。

あれれ、塾長のポジション・トークが入っていることを差し引いても、円安×=円高Oに置き換えれば、
円高O=4個で、円高△=2個ではないか?

原材料・エネルギー資源の殆どを輸入に頼り、食料だって自給率が4割ということは6割を輸入している我が国にとって、“円高=強い円”は、国益に適うのではないのか?

“双子の赤字”をFinance.するために、アメリカは1995年以来、“強いドルはアメリカの国益に適う。”と言い続けているが、我が国も輸入大国の一つとしていよいよ、“強い円は日本の国益に適う。”と言い始めてみてはどうだろう?

何れにせよ、“ドル・円が60~70円になるべきだ!”などと喚いている訳ではない。
まあ、100円前後がドル・円相場の“適切なレベル”かなとは思うが、如何せん昨年までの円安が行き過ぎ、現状のクロス・ベースでの円相場が異常に安い。
その水準訂正が起きても不思議ではないと言っているだけである。


     学校の先生に成ったような気分の塾長。

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2008年6月23日 (月)

杜の都、仙台。

梅雨、真っ只中。
毎日、しとしと雨が降る。
日本は、はっきりとした四季があるのが特徴で、冬は寒く、夏は暑く、春・秋は凌ぎ易い。
そして6月は梅雨で、雨が降るということは誰でも知っている。
しとしと降る雨には、“梅雨だから仕方無いなあ。 早く上がればいいなあ。”と空を眺めながら、ため息をついていればいいが、どうも今年はちょっと様子が違う。
塾長が住んでいる横浜などの関東地方はそうでもないが、四国、九州、東北地方の色々な所で豪雨とも言える土砂降りになっていると言う。
これも、世界的に問題となっている“地球温暖化現象”が一因なのであろうか?

岩手・宮城内陸地震で被害にお会いになった皆様方に、お見舞いを申し上げます。
どうぞ、お気を付けて下さい。

実は、先週土曜日に仙台で外為さん主宰のセミナーを行った。
“資産運用応援セミナー”がメイン・タイトルで、“始めてみよう!FX投資in 仙台”と銘打って、一部はチャートでお馴染みの川口さんが、ちょっと堅苦しい“投資の心構え”という話をされ、第二部で外為の若い衆が“FXの仕組みとリスク”を説明した後、塾長が“FXの魅力”について話しをする段取りであったが、岩手・宮城内陸地震の直後ということもあって、果たしてお客様がお見えになるかどうか、主催者が気を揉んでいた。
結果は、それは全くの杞憂に終わり、用意した席の殆どが埋まるほどの盛況であった。

仙台に行ったのは、4-5年ぶりであっただろうか?
“杜の都”と呼ばれる所以を調べるほど、“杜”を愛でる時間は無かったが、仙台は好きである。
いや、仙台に限らず新しく訪ねる町、久し振りに訪ねる町は楽しい。
普段は横浜に住み、毎日宴会に出席するために東京に出掛けてくるが、大きな都会は往々にして息が詰まる。
現役を離れて、所謂“通勤”というものから開放されてほっとしているが、人ごみは嫌だ!
多くの皆さんが、“好むと好まざるとに関わらず…”“通勤”ではなく、“痛勤”に耐えていらっしゃるので、余計なことは言いたくは無いが、辛いですよね。

さて、今回のセミナーは、“初心者向け”とお断りしていたので、“これからFXを始めてみよう。”、或いは“FXは始めたばかり。”という方々が殆どであった。

セミナーを開始して、
“損切りをしなさい!”と何回言ったであろうか?
“無茶なレバレッジを掛けてはいけません!”と何回言ったであろうか?
実は、存じ上げているベテランの方もセミナーに参加されていたが、“ベテランの方でも、上の基本的なFXに対する取り組み方を忘れてしまって、往々にして損をされるんですよ。”と言うと、そのベテランの方が苦笑いをされていた。
塾長が言ったことは、決して嘘ではあるまい。

全くの初心者の方々にはちょっと難しかったかも知れないが、最近の難しい相場に上手に対処するために、
-相場にはレンジ相場と、
-レンジが破れた時のトレンド相場(そんな言葉があったっけ?)がある。
何れにせよ、肝心なのは兎に角新しいポジションを取った時に、ストップ・ロスを入れておくことである、と口を酸っぱくして繰り返した。
それと、“いい両建て”についても話した。
“ストップの嵐”に会わないために、“のべつ幕無しにやるな!”とも言ったが、“相場を点で考えないで、ゾーンで考えるようにしよう。”と言うことを失念した。
要は、上がると思って買っても、そこが大底で、そこからまっしぐらに上がることは先ず無い。
“少なかれ、多かれ”=(これは説明した。)相場は逆に動くから、105円丁度で全部を買おうとしないで、下れば104.60まで待ってもいいし、逆に上がりだしたら105.40まで追い掛けて買ってもいい。
その為には、大きなレバレッジを掛けてはいけないのである。

よし、7月3日に“基礎セミナー・その二”があるから、その様なことを話そうかな?
他に、話して欲しいことがありましたら、どうぞここにでもリクエストして下さい。

昨日、終了した男子ゴルフの“ミズノ・オープン・よみうり・クラシック”で、タイのプラヤド・マークセンが2試合連続優勝。
以前、よくラウンド・レッスンしてくれた丸山大輔プロを応援していたが、最終日余りスコアが伸びずに、10アンダーの8位タイ。

今晩、一緒に“日本一のちらし寿司”を食べに行く、谷口拓也プロ(拓ちゃん)は、未だ調子が今一歩。
2007年はマネー・ランク41位、2006年は同じく30位で、実力のある選手なのだが、毎年夏くらいから実力を発揮する。
前回は、“ちらし寿司”を前代未聞のお代わりをして、塾長をたまげさせたが、まあ沢山食べて、沢山勝ちなさい。

頑張れ、拓ちゃん!!

        最近、全然ゴルフをやっていない塾長。


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2008年6月16日 (月)

”モーニング・サテライト”

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日々のブログでも申し上げたが、今朝大早起きをして(午前3時半!)、テレビ東京の朝の経済番組である、“モーニング・サテライト”に出演した。
先週、電話があり、“最近の為替相場について話して欲しい。”とのことであったが、“相場観を変えていないから、同じ事=(ドル安・円高になるという持論)を言うよ、と言ったら、“はい、存じ上げています。”と言う。
後から分かったのだが、この番組のディレクター氏、塾長の“週刊・独り言”と日々のブログを読んでくれているらしい。
だから、塾長が懲りずにまだドル安・円高論をぶっているのを承知しているらしかった。
“相場観がずれないことは、大事だと思います。”と、嬉しいことを言ってくれる。
“で、持ち時間なんですが、相変わらず短くて、4分です。”と言う。
金曜日に打ち合わせを行ったが、ポイントが幾つかあり、とても4分では収まらない。
-相場はドル高トレンドに変わったか?
-介入も辞さないと米国金融当局が発言したが、彼らは本気か?
-世界中でインフレ懸念が台頭しているが、日本はどうなるか?
-これから、ドル・円相場はどうなるか?
-もし円高になった場合の、日本経済に対する影響。
などをテーマにしよう、ということになったが、4分では足らない。
このテーマを話すだけで、15分は必要である。
まあ、ぶつぶつ言っても仕方ない。
“じゃあ、こうしよう。これらのテーマの中から、キャスターの本村さんが塾長に質問する。台本があると4分では収まらないから、(何時ものように?)台本は不要である。”ということで、本番に向かうこととなった。
あっと言う間の4分だったので、何を聞かれて、どう答えたかを一字・一句は覚えていないが、
質問:介入発言が、ドル高の大きな要因となったと思うが、どう思うか?
答え:茶番である。
   アメリカは自分勝手である。ついこの前まで、“相場は市場が形成するもの。相場をManipulate.=(操作する。)する介入には反対である。”と言って、今回のドル・円の100円割れを阻止しようとした我が国の金融当局に釘を刺しながら、今度は自分が介入をやろうと言うのか?
   中国にだって、人民元のさらなる切り上げ=(ドルの切り下げ)を求めながら、自分が介入をやろうと言うのか?
   確か、アメリカの外貨準備はたった500億ドルくらいしか無いと思うが、これっぽっちで足りる訳が無い。
   はっきり言って、アメリカの介入の実行性は極めて小さい。

質問:アメリカはインフレを大変懸念しているのか?
答え:ついこの前までは、景気後退懸念とインフレ懸念が同等であったが、ここ最近の原油価格の高騰により、最近はインフレ懸念により重きを置くこととなった。
   そこで、インフレの最大要因の一つである自国通貨安=ドル安を牽制し始めた。

質問:ポールソン財務長官が、中東を訪問したらしいが、その目的は?
答え:最初は、バーナンキFRB議長のドル安牽制発言、そして次はポールソン財務長官のドル安阻止のための介入の示唆、そして最後はブッシュ大統領の強いドルを指示する発言など、ドル安を阻止するための“三人そろい踏み”の様相を呈したが、これは極めて異例である。
   憶測に過ぎないが、ポールソン財務長官が6月の初旬に中東訪問した時に、何か密約でもあったのではないか?例えば、昨年から燻ぶっている、中東産油国のドル・ペッグ制からの離脱をしないように要請する。ドル安=産油国通貨安となるから、同じくインフレに悩む中東産油国も、ドル相場が安定することに反対する訳が無い。
   そして、その引き換えに“三人そろい踏み”で、ドルを防衛する旨の言質を市場に与える、と約束した。
   そして、今のところその効果が出て、ドルは上昇してきている。

質問:これからのドル・円相場はどうなるか?
答え:隣の席で、梅津さん(男性キャスター)が“また同じ事を言っている。”と笑うであろうが、ドル・円相場は何れ92円を目指すと思う。
   多くの参加者が、“アメリカの実体経済は悪くなるであろう。”との思惑の元にドルをショートにしたが、今は“介入発言”に敬意を表して、売ったドルを買い戻しているだけ。
   アメリカの実体経済は、これからも悪くなると思われ、誰がドルを買い上げるか?
   “介入ユーフォリア”=(熱狂)が収まれば、ドルは再び大きく売り込まれるであろう。
   それが何時起きるかを当てることは難しいが、来月大きな確率で行われるであろう、ECBによるユーロの政策金利引き上げが、きっかけとなる可能性はある。
   金利引き上げにより、ユーロ高&ドル安になる可能性があるからだ。
   暫くは、107~110円近辺にドルは高止まりする可能性はあるが、その後年末に向かって、92円を目指すであろう。
       多くの人が、“円高はダメだ。”、と言うが円高にもメリットがあることを忘れてはいけない。 我々は、多くの原材料を輸入しているではないか?

       もう少し、続けたかったが、ひょいと左を見ると、“時間です。”と書いた紙をアシスタントが掲げている。
       で、そこで止めた。
       ディレクター氏に、“押しちゃってご免ね。”=(時間が長くなってご免ね。)と言うと、“はい最初からその積りでしたから、ご心配なく。”ですと………………。
  
         
と言うことで、皆さんには余り目新しい意見でもない。

たった(?)4分の出演を無事に終えて一旦帰宅し、BSニッテレに電話で出演、そして自宅で外為さんの、“外為マーケットビュー”の録画をして、はなを散歩に連れて行ったら、向こうの方から“犬仲間”で同じマンションに住む奥さんが、“はなちゃんのお父さーん。”と手を振って飼い犬と一緒に駆けてくる。
“今朝、テレビ見ましたよ。 ちょっと言葉が難しくて分からなかったです。”と仰る。
“早口で済みませんね。”と謝ると、“いえいえ、私もお話になる言葉が理解出来る様に勉強します。”と仰り、ちょっと嬉しかった。

さてと、ドル・円相場は108.20~30で小動き。
市場は、先週からの“介入ユーフォリア”をまだ完全には消化しきっていないのだろう。

明日お見せするが、例のチャートを見ると、日経平均の赤線をドル・円の青いバーが追い越し、米国10年債の利回りの赤い線も、そろそろ追い越されそうである。

ドル・円はもう一段上昇の余地があることは認めるが、相当Toppish.=(天井に近い。)と感じる。

今朝早起きをして、今でも吐きそうなくらい眠い塾長。

p.s.
今日の夜は、仲良しの今井さんとAW kitchen.でイタリアン。
凄く、楽しみである。
写真は、“モーニング・サテライト”のスタジオ。コマーシャル中で、皆少しほっとしている。

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2008年6月 9日 (月)

ハイブリッド車。

週末、馴染みのトヨタのディーラーから電話があって、“新型・クラウン・ハイブリッドに試乗しませんか?”と言う。
“へえ、クラウンにもハイブリッドが付いたんだ。試乗してもいいけど、買わないよ。
俺が興味を持ってるのは、レクサス・ISFか、スーパー・チャージャーが付いた、クラウンだからね。”と念を押して、試乗に出掛けた。
加速が凄い!
目の前にメーターが二つあって、右側がスピード・メーターで、左側がパワー・メーター。
100%までスロットルを踏むと、かっ飛んでいく。
エンジンは3.5リットルのDOHCで、296馬力しか無いが、モーターが200馬力もある。
単純に足せば、296+200=496馬力あることになる。
しかも、ガソリン・エンジンと違ってモーターは回りだしてから直ぐに最大トルクを発揮するから、出だしの加速などは、スポーツカー並みに早い。
但し、所詮はクラウン。足回りがフニャフニャで、塾長にはしっくり来ない。
お上品に、大人しく運転する“大人”にはいい車だろうが、塾長は欲しくない。
燃費もいいらしい。
10モードではリッター15.8キロ走るとのことだが、実際は平均で13キロくらい走るらしい。
これは凄い!
塾長は、現在は引退して通勤というものはないが、現役時代は車で通勤していた。
大袈裟にした方が面白いので、1年間にどれだけハイブリッド車がガソリン代を節約出来るかをシュミレートしてみよう。
比較対象は、塾長の所有している、ニッサン・フェアレディーZ・380RS、トヨタ・プリウス、そして今度のクラウン・ハイブリッド。
アホ臭いほど高くなったガソリン代は、レギュラーを172円、ハイオクを182円とする。(信じられないほど、高くなりましたなあ!)
現役時代は、一月2400キロくらい車を運転していた。
通勤に、1600キロ(80キロ×20日)、そして週末のゴルフに800キロ(200キロ×4回)位であっただろうか?

プリウス(レギュラーで、リッター18キロ走る。)の場合。
2400キロ×12ヶ月÷18キロ×172円=275,200円。=(1年間のガソリン代)

380RS(ハイオクで、リッター7キロ走る。)の場合。
2400キロ×12ヶ月÷7キロ×182円=748,800円。=(1年間のガソリン代)

クラウン・ハイブリッド(ハイオクで、リッター13キロ走る。)の場合。
2400キロ×12ヶ月÷13キロ×182円=403,200円(1年間のガソリン代)

随分、違いますなあ。
ガソリン代を気にしていたのでは、スポーツカーなんぞには、乗れませんなあ。

面白いもので、380RSに乗る時は、燃費などは全く考えずに、常にフル・スロットルを心掛けるが、プリウスに乗る時は、ダッシュ・ボードにある燃費計(現在、リッター何キロで走っているかを、メーターが教えてくれる。)を見ながら、ソーッと走る。
ちょっとラフに走ると、がくっと燃費が悪くなり(それでも、リッター16キロくらい)、法定速度を超えないように走ると、リッター22キロくらい走ってくれる。
日本一のオモシロ車(380RSのこと)を走らせる時は、メリハリを利かせるが、日本一の省エネ車を走らせる時は、ソーッと走るのも、これまた一興。
そうだ、ハイブリッド車を運転する時に気を付けなくてはいけないこと。
低速度で商店街などを通る時に、歩行者に気を付けなくてはならない。
エンジンが回らずに、モーターだけで走っているので、何の音もせず、車が近付いていることに気付いてくれない。
時々、お互いにひやっとする時がある。
クラクションを鳴らすと、飛び上がって驚くし、鳴らさないでおくと、そっと近付く車に突然気付いて、これまた飛び上がって驚く。
中々、難しい。

中々、難しいというと、為替も中々どころか、相当難しいですなあ。

バーナンキFRB議長の、ドル安懸念発言以来、ドルが上昇して3ヶ月半ぶりの106円台を示現し、金曜日には日本銀行・金融市場局の中曽局長が、“外銀が円を調達して、自国通貨に換える動きがある。”と発言し、107~108円近辺まで円安が続くかと思いきや、米国失業率の悪化や、原油高を受けて、ドルは急落。
あっと言う間に、104円台まで下落した。
やってられませんなあ。
ドルをロングにするにしろ、或いはショートにするにしろ、やはりストップはきちんと入れておきたい。
レンジ相場なのか、或いは大きなトレンド変化が起きつつあるのかは、その時点では分からない。
レンジ相場だと思えば、上がれば売って、下れば買えばいい。
レンジ相場が終わって、トレンド変化起きつつあると判断したら、上がれば買って、下れば売ればいい。
そして、何れにせよストップを置くべきだと思う。
塾長はドル・円に関しては、暫く103~106円のレンジかなと思っているのだが、もしそうなら、高い所では買わず、また安い所では売らない。
やるとすると、105.80で売って、106.20でストップの買い。
103.20で買って、102.80でストップの売り。
レンジを切ったかなと判断したら、106.20で買って、105.80のストップの売り。
102.80で売って、103.20のストップの買い。
“何だ、随分面倒くさいディールをやるんだな!”と感じる人が多かろうが、これが損失をMinimize.=(最小限度に留める。)し、大相場を取って、利益をMaximize.=(最大にする。)する方法と心得る。

   どうやら入梅(つゆいり)し、ちょっと憂鬱な塾長。(寒さと雨は嫌いだ。)

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2008年6月 2日 (月)

投資か、投機か?

先週の、日々のブログで、“投資か、投機か?”という話題が盛り上がったので、今週はそれを取り上げて、テーマにしてみたい。
先ず、それぞれの定義を大辞泉から引用してみると、
-投資。
 1 利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。
2 経済学で、一定期間における実物資本の増加分。
-投機。
 1 利益・幸運を得ようとしてする行為。
2 将来の価格の変動を予想して、現在の価格との差額を利得する目的で行われる商品や有価証券などの売買。

何だ、大した違いは無いではないか?

実際、投資と投機を厳密に分けることは出来ないと思う。

先週議論をした方のご意見は、
-金利差=(スワップ・ポイント)を狙って行う円売り&高金利通貨買いは投資である。
-Capital Gain.=(元本の増加)を狙っての円買い&高金利通貨売りは投機である。
ということであったが、塾長はそうは思わない。
まあ結論を一言で言うと、“結果として利益が上がればそれは投資である。”と思う。

ドルと円の金利差が2%とする。
金利差を狙って円を売ってドルを買うと、日々1万通貨に付き58円のスワップ・ポイントが付与される。(105×2%÷365days×10,000=58。)
至極、簡単な計算である。
塾長に言わせれば、こんな非効率な“投資”は無い!
1年間じっと我慢して、為替相場が動かなければ2%(2円10銭)のご褒美が頂け、昨年までのように円安が進めばそれにCapital Gain.=(元本の増加)も得られるが、では円高になったらどうなるのか?
現在は円安傾向なので説得力に欠けるが、円が高くなることを前提にして議論をしてみたい。
1ヶ月間のスパンで検証してみると、
-105円で1万ドル購入する。
 1ヵ月後には、1,798円(58円×31 days.)のご褒美が貰える。
-もし、104円まで円高になったらどうなるか?
 1万ドル×(104-105)= -1万円。
これも極めて簡単な計算であるが、1万円やられているではないか?
ご褒美の5.6倍ものCapital Loss.を被っては、投資でも何でもないではないか?
1,798円を得る積りで結局1万円も損したのでは、それは投機ではないか?

逆に、円高&ドル安になると確信して、
-105円で1万ドル売る。
 1ヶ月間持ち続けると、1,798円のスワップ・ポイントを払わなくてはならない。
-喜べ! 104円まで円高になったぞ。 もっとドルは下ると思うが、利喰いをしちゃおう。
 1万ドル×(105-104)=+1万円。
 たった(?)1,798円の犠牲を払って(スワップ・ポイントを払って)、1万円の利益が出れば、御の字どころか、凄く効率のいい投資のような気がするが…………………。

冒頭でも言ったが、要するに結果として利益が上がれば、円売りだろうが、円買いだろうが、どうでもいいのである。
投資か、投機か?などの議論をする必要は全く無い。

この異常な低金利の中、やはり手っ取り早く、しかも割合簡単に出来る投資は、円を売って高金利通貨を買うことであるが、それは為替相場が動かないか、昨年までのように円安傾向の場合は有効であるが、円高になるリスクがある時は、得られる金利差よりも大きく元本が毀損することを忘れてはいけない。
ましてや、レバレッジを大きくして、数倍ものスワップ・ポイントを得てやろう、などという不遜な考えは、お止めなさい。
これこそ、まさしく大きな“投機”。
ドル・円の1ヶ月のVolatility.=(変動率)が、12%を超えるという時に、年率2%の金利差を狙う、そしてそれにレバレッジを掛けるなど、塾長にはとても考えられない投機である。
円を売るなと言っている訳ではない。
円高のリスクを常に考えなさい、と言っているのである。

これも何回か指摘したが、多くの人が、レバレッジの掛け方を正しく理解していないと思う。
-金利差狙いの円売りを行う時は、円高リスクを考慮して、大きなレバレッジは掛けない。
 借金をしてまで預金をするような行為は絶対に慎む。
-Capital Gain.を狙って、“下りそうだから売るぞ!”とか、“上がりそうだから買うぞ!”と張り切って取引を行う時には、そこそこのレバレッジを掛けて、勝負をする。
  但し、短期勝負と心得て、損切りは勿論、利喰いの場合でもスパッと勝負を終える。

さあ、反論、ご意見、大歓迎!

            札幌で美味しい物を食べて、大変ハッピーな塾長。

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«再び、徒然なるままに。